TVアニメ・シリーズ『ストラトス4(フォー)最終第13話』に登場した〈ストラトス4〉のモデルが「XB-70」だった!?

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上記CDに収録されています、テレビ・シリーズ最終回第13話だけの、エンディング・テーマ「So for,so near」です。

作詞・作曲/岡崎律子、編曲/西脇辰弥、歌/メロキュア




日本音楽著作権協会」からの指示で
歌詞は掲載不能です。

以下よりの検索をお願いします


「So far, so nearの歌詞」


日本音楽著作権協会」は如何なる理由があろうとも、その歌詞だと分かる部分がある「紹介」は、自分達に《利用料金》を支払わない以上、認めないとの事です。

つまり歌詞付きでの歌の紹介は、無料では不可能です。
さらに、映像ですがYouTube等の画像の紹介は、問題無いのだそうです。しかし、その画像を流すサイト(つまり当ブログ)に、広告収入を目的としたアフィリエイト・バナーが存在すると、その画像は広告収入を目的とした、営利行為と判断され、同じく《利用料金》を徴収すると言う事です。
と言う訳であらゆる意味で、アニメ・ソングはもちろんあらゆる楽曲の紹介は事実上不可能となりました。非常に、残念です。



実際のところ、この「人類の未来よりも地球の危機よりも友達が大切!」という、呆れ返ったテーマの作品そのものも、細部の作り込みと発想の大らかさというか、アバウトさが大いに楽しめる作品です。

細部の作り込みに関しては、地上の航空基地は管制室から地上施設に至るまで、ほぼ現実に存在あるいは存在したハズの、実在のモノをモデルにしながら、ほとんどがいわゆるセル画となっています
逆にSF設定の色濃い、衛星軌道上の迎撃ステーションは、その内部や機器のほとんどがCGで描かれ、セル画は人間などの有機的なモノに限られて使われています。その事により、地上の人間味と宇宙の無機物性を描き分け、そこ行き来する人間の個性を際立たせるなど、細やかさが全体の大きな良く言ってアバウト!悪く言えば超御都合主義!?的な作品を、何とか「快作?」レベルの作品に、まとめています。

この辺の詳細は、またこちらで述べる事もあるでしょうが、取り敢えずはフリー百科事典ウィキペディアWikipediaリンク済みを、御参照下さい。

そして今回は、その中でもこのTVアニメ・シリーズ最終13話の最後に登場した、作品のタイトルにもなっている機体。
そのものズバリ〈ストラトス4〉ですが、実はこれ製作途中で計画が棚上げされた為、部品だけの状態でこの航空基地に、その主任設計者で今ではこの航空基地の主任整備士が、「いつか飛ばしてやる!」と、大切にしていたモノです。
それを、主人公達が一緒になって組み上げる(そんな事が出来るのか?は、置いておいて下さい!)事が、この物語の大きなストーリーとなっていまいます。その為、本来の機体名である「ストラトス」が描かれていた、最後の数字が手書きの「」に、変えられています。

そして、この機体のモデルになったのが、実際に存在したアメリカの超音速・超高々度・超遠距離重爆撃機原子爆弾)」の試作機ノースアメリカン社製「ヴァルキリー」なのだそうです。
このXB-70・ヴァルキリーがまた、現在から見ても仰天の機能(スペック)を誇ります。

今回は主にTVアニメ・シリーズの最終回と
続編のオープニングに登場する、ストラトス4の姿とその
モデルとなったXT-70・ヴァルキリーについてです








TVアニメストラトス4最終回第13話とED


最終回の歌は、「メロキュア」ですが事実上岡崎律子氏の作詞・作曲で、歌を岡崎律子氏が歌っているのは、このCDバージョンだけのようです。

既に述べました通り、物語の方は置いておいてTVアニメ・シリーズ最終話の、エンディングの映像から〈ストラトス4〉を見てみます(元はストラトス0だったのですが、主人公達が自分達4人の機体だという事で、尾翼の数字を「」から手書きの「」に変えています)。

スト4M1001

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スト4M1004 

下ペイントの「」を塗りつぶしてまで、手書きで拘った「」です。


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TX-70の特徴でもある、セリ上がり式の風防カバーは、離着陸時には当然降りています。
このストラトス4も同じく、この時点では前方視界を妨げるカバー有りません。これは実用化された超音速旅客機コンコルドの、折れ曲がり式の機種と同様の働きだそうです。
物語りでも活躍した女性管制官の、「いってらっしゃい」の声が爽やかに響きます。

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眩しい太陽光に、燦然と?輝く手書きの「」が目まぐるしくその明るさを変える事が、大気圏を離脱する超音速飛行である事を物語っています。
実際のXB-70・ヴァルキリーも、設計通りマッハ3を超えています

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実際のXB-70との決定的な差は、エンジンのハズです。
XB-70も、当時としては非常識なエンジンを6基も搭載していましたが、このストラトス4のエンジンの燃焼テストがもし失敗して、爆発でもしようモノなら基地ごと島の半分は吹っ飛ぶ!?様なシロモノだそうです。何しろ、大気圏を抜けて宇宙空間でも(どうやってか?)飛行できるエンジンですから……。

スト4M1021

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取り敢えずTV放映シリーズでは、ここまでで終わっています。
つまり帰還シーンが無い訳ですが、これはOVAシリーズの「ストラトス4X-1」のオープニングで、描かれています。
残念ながら、OVA版X-1の配信映像は見当たりませんでしたが、ここで重要なのはあくまでも、ストラトス4の無事帰還(している事は、既に飾られている写真で分かっていますが……)です。
そのシーンを、見てみます。

スト4X1001

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例によってこの機体の象徴、手書きの「4」を閃かせて、ストラトス4が無事に大気圏へ降りて来ました。
乗り込んだ4人が、女性管制官の「お帰りなさい」の声に、全員で明るく「ただいま!!」と声を揃えて合唱するシーンが、この物語の全てを物語っている気がします。
なお後で、XB-70・ヴァルキリーの説明の中で、試作された2機はどちらも、2人乗りだと分かる場面があるかも知れません。ですが、実際には爆撃機として設計された為、後の試作機と実際の実用機体は、4人乗りとして設計されています。
しかし初の4人乗りで、その非常識な積載量を実証する為の、模擬爆弾も積み込む試作3号機は、実現されないままこの計画自体が頓挫しました。

スト4X1005

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あれ?機首のランディング・ギア(足付きのタイヤ)が、固定されていないと、シグナルが出ています。
しかし、人類の未来も地球の存亡も何のその、まずは友人を助ける事を優先して、ついでに人類と地球の危機を救った、この4人組にとってこの程度のトラブルは朝飯前……たぶん。

スト4X1009


確かに、機首の足は降りてはいますが、何やら中途半端な感じで、止まっているようにも見えます。

スト4X1010

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どうやら、前輪の問題は解決?したようです。
無事に、着陸態勢に入りました。

スト4X1017

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無事に降りて来て、見守る人達もホッと一安心と、いうところでしょうか?
それにしてもまァ、最後までヒヤヒヤさてくれる主人公達です。

スト4X1022

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スト4X1027



かくして、TVアニメ・シリーズの最終回のエンディングとこの新しいOVAシリーズが、目出度く結び付いたという事でしょう。

実は、個人的にこのOVAシリーズは前作に当たる、前13話のTVシリーズに比べて、余り評価していません。
前回は文字通り「人類の未来よりも地球存亡の危機よりも友達の方が大事!」という、余りにも荒唐無稽なそれいて真面目な作りをした、非情に際どいバランスに魅力がありました。しかし、さすがにその続編は、どうしても広げた風呂敷の畳みどころが無く、無理や無茶だけで物語をまとめるのには、かなり苦しい展開だったような気がします。

さてという訳で、このストラトス4のモデルとなった、アメリカの試作爆撃機XB-70の御紹介と参りましょう。

XB-70・01

XB-70・02

XB-70・03


超音速時には、このように全面の風防(キャノピー)前のカバーがセリ上がり、完全に前面を覆ってしまいます
マッハを超える速度では、前が見えても全く意味が無いと言う事と、この機体がその速度の最高性能が出せるのが、高度2万メートル以上という当時も、そして現在も非常識な超高々度だと言う事です。この高さには、その前を遮るモノは何もありません。

XB-70・04

XB-70・05

XB-70・06

XB-70・07

XB-70・08


爆撃機としての開発が中止となり、1機となったXT-70は予定通り?NASAに移管され、大型超音速機の飛行実機として、様々な試験飛行を行いました。
その結果、どれほど高々度を飛んでも超音速による衝撃波(ソニック・ブーム)が地上に影響与える事など、SST計画と呼ばれた次期超音速旅客機計画そのものを、アメリカ航空業界が見直す多くの資料を残しました。もっとも、実際に実機を作ったノースアメリカン社は、このXT-70を旅客用に変更する案を持っていましたが、ボーイング社とロッキード社との競争に負けてしまいます。
しかし、NASAの試験飛行等の結果からSST計画そのものが、実現不可能という結論になり、アメリカ航空業界には、遂にコンコルドは登場しませんでした。その事に大きく貢献したのが、積載量から速度までコンコルドよりも先に、実際に超高々度を超音速で飛んだXT-70だと言うのは、皮肉な気もします。

XB-70・09


XT-70は60年代後半、まだコンピューター技術はもちろんデジタル技術さえ未熟な時代に、設計開発された機体です。
そこには未知の超音速と、超高々度飛行に対する、様々な仕組みとアイディアが詰め込まれていました。そのもっとも特徴的なのが、大きな三角(デルタ)翼の先端からやく1/3が、最大60度以上の角度で下に折れ曲がるという機能です。
これは、超音速機の分野でも今のところ、このTX-70以外には採用されていません。マッハ3を超える速度では、どんなに巨大な翼でもその揚力は失われてしまいます。超音速機の悩みの1つですが、それを補う為に、何とその翼が起こす衝撃波を抱え込むという、これまた前代未聞の発想でした。
理論上では可能でしたが、実際に可能かどうかは、やってみなければ分からない……当時は模型を使った風洞実験がやっとで、スーパー・コンピューターによるシミュレーションなどはSFの世界の話しでした。

この上の写真は、まさにその状態を写した実に美しい、恐らくは宣伝用の写真だろうという事ですが、実際にマッハ3を出していない事は、間違い有りません。
当時、その速度に追い付ける他の機体が、存在しませんでしたから……。

取り敢えず、フリー百科事典ウィキペディアWikipediaリンク済みより。



ノースアメリカンXB-70(North American XB-70)は、アメリカ空軍の試作戦略爆撃機。
製造は2機のみ。愛称のヴァルキリー(Valkyrie)は北欧神話の戦乙女ワルキューレの英語読み。

概要

アメリカ空軍の「ヴァルキリー計画」に基づき、ノースアメリカン社が開発した戦略爆撃機である。
最高速度マッハ3でアラスカ - モスクワ間を無着陸で往復可能な超音速戦略核爆撃機として計画されたものの、大陸間弾道ミサイルの発達などで存在意義を失ったことなどから制式採用には至らず、また試作機のうち一機は空中衝突事故で失われた。

現在は残された一機がオハイオ州ライト・パターソン空軍基地の国立アメリカ空軍博物館に展示されている。

識別点は、機首下が白い機体が現存する1号機(シリアルナンバー:62-0001)、黒い機体が事故で失われた2号機(シリアルナンバー:62-0207)である。 近未来的なデザインに悲劇的な結末も相まってか、飛行当時はもとより引退後もなお非常に人気の高い機体である。

〈中略〉

基本構造

〈中略〉

機首のうち風防前部の上面は低速時には凹んだようになっているが、高速飛行時にはここが持ち上がりフラットな機首となる。
これはコンコルドの機首が折り下がるのと同じように、地上および低速域での前方視界を確保するためのものである。 外皮はアルミニウム系合金ではマッハ3飛行下で発生する大気との摩擦による300℃超の高熱に耐えられないため、ステンレス系合金によるハニカム構造となっている。
このハニカム構造に断熱の役割も持たせているが、熱そのものや熱による外皮の伸縮のために塗装が剥げ落ちるトラブルに悩まされた。飛行中の挙動には著しい制約が加えられており、XB-70は戦闘機並みはおろか旅客機並みの機動すら出来ない。

これはXB-70同様のマッハ3級機であるSR-71偵察機(こちらの外装はチタン合金である)も同様であり、ある意味非常に脆弱な機体だった。
そのためXB-70は、予めプログラムされたコース以外を飛行する事が極めて困難だった。 これは弾道ミサイルに対する利点が無い事を意味し、後の開発中止の決定の一因となる。

〈後略〉



XB-70の映像





〈XB-70の整備から飛行状況の映像〉






〈たぶんCGを混じえて後年作られた映像〉




〈XB-70の悲劇・2番機墜落事故の全て〉



実用化された超音速・超高々度・戦略偵察機
SR-71
ブラックバード

SR-7101.jpg

SR-7102.jpg

SR-7103.jpg

〈SR-71は離陸後初めて燃料を満タンに出来る〉



取り敢えず、フリー百科事典ウィキペディアWikipediaリンク済み">フリー百科事典ウィキペディアWikipediaリンク済みより。



SR-71は1950年代後半から1960年代にかけてアメリカのロッキード社・スカンクワークスで開発した超音速・高高度偵察機。
愛称はブラックバード(Blackbird)。初飛行は1964年12月11日。1967年05月31日実戦投入。沖縄・嘉手納飛行場にも配備されたことがあり、その異様な形状と夜間に出撃することから現地では「ハブ」と呼ばれていた。

〈中略〉

性能と設計

SR-71は、1976年07月28日、第9戦略偵察連隊機により3,529.56km/h(実用高度25,929m)という実用ジェット機としての最高速度記録を出している。
これだけの速度域では空気自体の圧縮によって生じる空力加熱により機体表面温度は摂氏300度を超えて部分によっては摂氏700度近くに達する。こうした高熱に対する対策のために、いくつかの特異な機軸が盛り込まれている。

〈高熱対策〉

SR-71の機体は、全体の93%にチタンが使用されている。
これは、通常航空機で使用されているアルミニウム合金では上記の温度で強度が低下してしまうからである(アルミの融点は660度に対してチタンの融点は1668度と高い)。当時はチタン加工については未成熟な段階だったため手探り状態での開発であり当初は部品の歩留まりは10%程度だったとも言われている。

SR-71以前の航空機では排気口のフェアリング、補強や冷却のためのパーツ、高温部分の成型品などごく一部の使用に留まっており、以降は繊維強化プラスチックなど複合材料や新素材の使用が増加したため、チタンの使用率はSR-71が群を抜いたものとなっている。
さらに、高温下での熱膨張を考慮し、機体外装パネルにわずかな隙間を意図的に空ける設計としている。

そのため、地上で機体温度が常温にある間は、パネルの隙間から燃料が染み出すため、床には受け皿が置かれた。
復活配備の際には技術者はこの燃料漏れ対策に苦心したとも言われる。こうした高熱対策は機体構造だけでなく、タイヤにも必要で、耐熱性を持たせるためアルミニウム粉を使用した特殊なタイヤが使用されている。

SR-71の燃料も、こうした高温対策の一環として、通常のジェット燃料に比べて高い60度という引火点を持つJP-7を使用する。
そのため、始動時およびアフターバーナー点火時には点火剤としてトリエチルボラン (TEB/Et3B)数十ccの噴射を行う。また、燃料はエンジンにて燃焼させる前にまず機体を冷却させるために循環し、その後熱交換により高温になった燃料ははじめてエンジンに送り込まれる。
オイルに至っては、常温では固体となってしまう製品を使用している。そのため飛行前には最低で24時間前から準備をしなければならなかった。

高速性と操縦性

〈中略〉

SR-71が高速を発揮できるのは、大気密度が低い高高度領域の話で、高度1万メートル以下では多くの戦闘機に及ばない。
機体強度も弱く、バンク角度は45度が限界で(運用の性格上、その必要性もないが)背面飛行はできない。また飛行特性は神経質であり、乗員は特別な訓練を必要とした。危険な任務に従事してきたにもかかわらず1機も撃墜されたことがないが、上記のフレームアウトや操縦の困難さにより、着陸の失敗といった事故で多くの機体が失われている。

〈後略〉










〈地上では機体の隙間から燃料やオイルが漏れ出る〉







XB-70とSR-71のスペック比較


XB-70のスペック

〈概要〉
乗員:2名
全長:56.6m
全幅:32m
全高:9.36m
翼面積:585平方m
航続距離:12,200km
上昇限度:22,100m
空虚重量:93,000kg
運用重量:242,500kg
最大離陸重量:250,000kg
エンジン:ゼネラル・エレクトリック製YJ93-GE-3
     ターボジェットエンジン ×6
推力:各133kn(12,800kgf)

〈性能〉
最大飛行マッハ数:3.1
最高速度:3,800km/h
航続距離:7,900km
最大運用高度:23,600m


SR-71のスペック

全長:32.73m
全幅:16.94m
全高:5.63m
最高速度:3,529.56km/h-1976年07月28日。
     実用機における世界速度記録。ちなみにコクピット窓ガラスの強度による限界だが
     超音速機ではエンジンのパワーの限界ではなく機体が耐えられる限度が最高速度と
     いうのは特に珍しいことではない。
巡航速度:M3.2+(フルアフターバーナー)
巡航高度:25,000m+
エンジン:P&W社製 J-58(JT11D-20B)×2基
推力:10,433kg
  (M3.2巡航アフターバーナー使用時14,742kg+)×2
空虚重量:29,484kg
最大離陸重量:52,250kg
推定総重量 : 63.5t+
乗員:2名
武装:なし



片や超音速・超高々度偵察機
XT-70は、超音速・超高々度戦略爆撃機
この圧倒的な性格の違い、特に離陸最大重量の違いは決定的だと、言えると思います。
SR-71の52,250kgに対して、250,000kg……但し実際に、この最大積載量限界まで限界まで積んで、実際に飛び立ち超音速を超えた事は、遂に無かったと思います。
ですがこの、翼端を折って音速を超える巨大な純白の翼がヴァルキリーの名の下についに実戦配備される事無く、試作2機をもって(1機は悲劇的な最期を迎え……)静かに表舞台を去った事は、好ましくさえ思えます
もっとも、この当時のアメリカの財政力がなければ、後のSR-71同様莫大な開発費用と、製作費用。更に、維持管理費など賄えるはずもなく……当時の金額換算で、2機に費やされた費用は約6000億円を超えたとされ、更に実戦使用の試作3号機までとなると、文字通り費用は天井知らずでしょう。
その意味では、製作費用と維持管理費用だけでも、ICBM(大陸間弾道ミサイル)の実用化のメリットの方が、はるかに大きい事が現実味を帯びて来ます。
多くの人が語るように、「XB-70・ヴァルキリーは地球上での戦闘で、超音速の大型戦略爆撃機が、意味を失う時に誕生し、そして消えていった華麗な徒花(あだばな)だった」という事だと、思います。

そして、この機体による様々な試験飛行の結果。
大型の機体による、超音速飛行がどれほどの高々度で行われようと、地上に与える衝撃波(ソニック・ブーム)や、その強力なエンジンによる騒音や、高性能燃料の多量消費と大気汚染の課題。その他の問題が、次々と明らかにされ、結局コンコルド以外のSST計画が白紙撤回される、大きな理由となった事もまた、事実です。
そしてその事により、「マッハ3を超える最大の航空機」という称号だけは、今後も末永くこの純白の戦乙女(いくさおとめ・北欧神話に於けるワルキューレの事)に、掲げられる名誉ある称号だと思います。



〈日本でも古本の値段にこんな差が付く2つの超音速機〉

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