並木橋通りアオバ自転車店・シリーズ第3期『アオバ自転車店へようこそ!』第4巻で、思うこと。



こう言っては何なのですが、明らかに宮尾岳氏の描く「並木橋通りアオバ自転車全20巻(現在文庫版で全12巻)」に始まるシリーズは、既に匹続きのの第2シリーズとも言うべき『アオバ自転車店全20卷』を経て、第3期シリーズとも言うべき『アオバ自転車店へようこそ!』の最新第4巻へと、続いています。
実に通巻、44巻目!番外編的な、特別編『競輪チャレンジ編』を除いても、連載開始から既に15年!大変なモノだと思います。


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宮尾 岳

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そして、これまでその創刊からこのブログには「御近所日常マンガ」というジャンルとして、他の主に女性向けマンガが中心ですが、特に何も大きな事は起きない、日常のありふれた情景を、この場合は「自転車」と言う視点から描く、珍しいそれもレッキとした少年もしくは青年マンガ!の枠で続けている事には対する敬意は、一向に衰えません。
ただ特にこの第3期『アオバ自転車店へようこそ!』となってから、著しいテンションの下がり方を感じます。今まではむしろ積極的に、日常的な自転車の扱われ方、乗り方やマナーなどに関し、率先して注意啓蒙啓発に取り組んでいらっしゃったのに、近年の環境の激変でそれが、社会問題として取り上げられるようになると、なぜかそのトーンが影を潜めて端的に言うと、勢いが無くなった気がします。
いわゆる大人事情等で、編集部や出版社から何か指示をされたのかも知れませんが、〈特にドーイウ訳か!?〉第2期シリーズの『アオバ自転車店全20卷』で張られた無数の伏線が、現在ほぼ全く機能していません。

特に、一応の主人公・ヒロインであるはずの、小学4年生(このシリーズは年代は変わらない「サザエさんスタイル」なので、永遠に小学4年生!と、作者が明言しています!!)峠アオバちゃんの、お母さんの姉。
つまり伯母さんですが、「オバサン」と言おうモノなら、さすがの可愛い姪のアオバちゃんさえ、死にそうな目に遭うので、飽くまでも「ヒトハさん」と呼ぶ事を、要求される人です。
ある日突然、イギリスからこのヒトハさんの「娘!」を名乗る、美少女イギリス人がこれまた美しい自転車と共に、やって来ました。「ユーノ・ヤマサキ(山咲、母親の実家の名字)」を名乗る彼女が、本当に山咲ヒトハの娘なのか?

実の妹である、アオバのお母さん(ワカバさん)にも分からない謎の少女は、そのままアオバちゃんと同じ学校の学年に転向して来ました。
一体彼女の正体は?と言うところで、もの語りはガラリと方向性を変えて、まるでそんな話など無かったように、別の物語が展開して行きます。そして、今回の第3期『アオバ自転車店へようこそ!』では、まるでそんな事はどうでも良いかの如く、他の様々なエピソードの伏線(と思える設定)もほとんど無視して、言葉は悪いのですがまるでそれまでの読者を置き去りにしたかのように、物語りは淡々と進んでいます。

それが、大いに不満なのです!

という訳で、お話は最新刊から大幅に戻ります。
なお、このシリーズは基本読み切り連作なので、
どこから呼んでも面白い!」を、
キャッチ・フレーズにしています。



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以上が、これまでのシリーズの御紹介となります。
そして、今回話題するのはこの中でも2期目に当たる、「アオバ自転車店」シリーズ全20巻の中で、第10巻になります。この中に、問題の第6話私の子」があります。


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宮尾 岳

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〈もちろんこの自転車に乗った少女が謎の
ユーノ・(ブルームヤマサキ」ちゃん?です〉

とにかく、現在の物語上でなぜこれほどの問題謎?)が、宙に浮いたまま何の進展も見せないのか?
個人的には、これが不満でなりません。それは、恐らく読み手のほとんどが「ヒトハの実の子では有り得無い!」と言う事で、イギリス留学中に知り合った親友の忘れ形見とか、妹とかそう言う流れであるだろう事は、容易に想像できますがそれでも放り出されたまま、日常が進行したら〈落ち着かないッたらありゃしない!〉のです。

それもこの、「アオバ自転車店」10巻からほぼ最終(と言ってもお話はそのまま続きますが……)20巻にかけて、そうとうこの主人公・アオバ(自称サイクル・エンジェル、通称自転車以外は鈍感娘!小学4年生で10歳のまま。なおタイトルにもなっている「アオバ自転車店」はこの子の誕生と同時に、新装開店したので、そのまま店の名前にもしてしまった、親バカ子煩悩な両親の現れです)に、プレッシャーを掛け続ける存在として描かれているのに、突然何となくただの友達?チョット待て!そりゃないでしょう!?と言う事です。


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これだけ煽ってくれて、しかもほとんどヒロインに対して「プジョー(自転車)のアオバさん!」と初対面でいきなり〈宣戦布告!〉的な事を言われては、そりゃあヒロインでなくても、「何じゃこりゃ!?」と興味を惹くのは、当然でしょう。
ところが彼女が謎めいたのは、今のところこの第2期シリーズだけで、第3期であるところの現在刊行中の『アオバ自転車店へようこそ!』になってからは、まるで旧知の友人のようにお互いに振る舞っています。
もちろん、ユーノちゃんの本当の母親が誰なのか?100%混じりっけ無しのユーノちゃんが、ヒトハさんの実の娘で無い事は、他の状況証拠からも明らかです。しかし、なぜヒトハさんが彼女を娘としたのか?また彼女も堂々と、「私はヤマサキ・ヒトハの娘です!」と言って、憚らないのか?
一切合切が、分からないままこの第3期はどうやら現在の「古き良き昭和ブーム」に乗って、懐かしい自転車の想い出話が中心に展開するようです。
いや、それはそれで、良いのです。良いのですが、ここまで登場して、放って置かれたままのサブ・キャラ達。特にこの、ユーノちゃんの問題はどうなったのかが?気になるのですが、話は一向にそちらへは転びそうにありません。

病弱で、深窓の御令嬢だった妹が、自転車と出会い更にその自転車以外の事にかけては、出しもが認める《朴念仁》のアオバちゃんのお父さんとの、出会いが全てを変えたエピソード。
そこに絡んで、からかって結局は未婚のまま、父の事業を次いで大きくした(らしい)ヒトハお姉さんの、謎のイギリス人娘!となれば、盛り上がらないはずはないのですが、なぜかこの点に関してして特にこの第3期になってから、まるで話題になりません。
それとは関係のない、他のエピソードも明らかに、テンションが下がっています。元々多くの裏設定を持ったサブ・キャラが控えているのです。今さら、エピソードの盛り上がりに欠ける事も、無いと思うのですが……。

なぜから分かりませんが、ほぼ1ヶ月余りで次巻であるこの第3期の、第5巻が刊行されるらしいので、それを待ちたいと思います。




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本来は、『あんのんブログ・HINAKAの雑記』としてSo-netブログであったものが、So-netブログから追い出されて、ここで新たに構築するモノです。

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