TVアニメ・シリーズ『PSYCHO-PASS(サイコパス)』で見るベテラン声優の見事な演技力!




PSYCHO-PASS サイコパス VOL.6 (初回生産限定版)【DVD】PSYCHO-PASS サイコパス VOL.6 (初回生産限定版)【DVD】
(2013/05/24)
関智一、花澤香菜 他

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いよいよ佳境に入ってきました、現在放映中のTVアニメ・シリーズPSYCHO-PASSサイコパス)』ですが、放映終了前に書き込みたい話題が有りましたので、物語の途中ですが記事にしてみます。

話題というのは他でもない、第17話鉄の腸(はらわた)」に登場した、公安局局長。
禾生壌宗かせい・じょうしゅう)の声を演じる、榊原良子氏の声の演技力に、関してです。

当然ですが、ネタバレ満載です。
それでも宜しければ、どうぞ・・・・・・。





TVアニメ・シリーズPSYCHO-PASS
サイコパス)』第17話鉄の腸(はらわた)」


事実上、ほとんどの部分が会話劇で構成され、それも確信的犯罪者槙島聖護(まきしま・しょうご)役の、櫻井孝宏氏と公安局局長禾生壌宗かせい・じょうしゅう)の声を演じる、榊原良子氏との、会話劇の盛り上がりが、この回の物語の全てだと思います。
実は最初から、この配役に疑問を持っていました。確かに、大御所というか黒幕というか、主役クラスよりも飛び抜けた存在や、ナレーションにベテランを配して物語を引き締める。というやり方は、ある種正道です。
しかしこの『PSYCHO-PASSサイコパス)』という物語の、主人公達の上司に、榊原氏との格差は、極端に過ぎる。と、思えたのです。

ですが、この場面でその疑問は、見事に氷解しました。
確かに対局に位置する、確信犯的犯罪者としての役どころを演じた、櫻井氏の声の演技とは、この場合ある種の対極関係が、あると思います。もちろん櫻井氏の、何があっても感情的にならない、常にフラットで冷静で平静な、声の演技はその声質共にここでも大いに重要です。
ただし、役柄は首尾一貫していて、その意味では彼(槙島聖護)はこの場面で、常に彼自身であり続ければ良いのです。

しかしこの場面に於ける、公安局局長の役柄はこの物語の核心へと結び付く、実に重要で複雑な声の演技力を、必要とされます。
それは、榊原良子氏が演じる、公安局局長禾生壌宗かせい・じょうしゅう)の人格が、1人ではなかった!それもタダの多重人格というようなモノではなく、性別も年齢も全く異なる人物の、過去と現在とそして本来置かれている、極めてSF的な特殊状況状況下に、奢りに満ちた《神の立場(マサに榊原演技の真骨頂!?)》を、この演技だけで演じ分けるのですから、その実力は充分承知ながらも、呆然です。

本来ならば、声をお聞かせするべきなのですが、残念ながらその術が分からないので、そちらはいつまで保つか分からない配信映像に頼る事にして、ここではそのある種醜いばかりの表情や態度の変貌を、その禾生壌宗かせい・じょうしゅう)こと、公安局局長の表情や態度の変化で見てみます。

〈一方的に榊原氏が演じる公安局局長のみの画像とします〉

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ここまでは、これまでと同じ公安局の責任者として、現場責任者に指示を出していますが、その内容にさすがの主人公達の上司も、納得できかねる表情です。
ただ、ここでの禾生壌宗かせい・じょうしゅう)は、いつもと変わらなく見えます。

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ここからは槙島聖護(まきしま・しょうご)役の、櫻井孝宏氏との、まさに2人きりの密室での会話劇が始まります。
まずは、驚きの?シビュラシステムの正体と、公安局局長禾生壌宗かせい・じょうしゅう)の正体?です。

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なんと、中年女性にしか見えなかった公安局局長の禾生壌宗かせい・じょうしゅう)は、実は全身を最も精巧な擬体(人工的作られた体)で作られていました。
そしてその脳は、カートリッジ式?の換装可能になっていて、今は以前その目の前にいる敷島と同じく、確信的犯罪者だった藤間幸三郎(とうま・こうざぶろう)で、敷島とはその体が元のままの時に面識があったようです。そして今は、その脳髄だけがシビュラシステムの中枢として、同様の約247名の脳髄のうち常時200名が、シビュラシステムを中枢を運営しているのだそうです。
そして、今はかつて藤間幸三郎という肉体を持っていた者が、最も敷島との対話に適していると判断されて、公安局局長の体に入り会話しています。自分で自分の目玉をえぐって見せたのは、そのからだが人工のモノである事を証明する為です。

そうです、ここで声が以前の若い男性のモノに代われば、話は簡単でしたがこの擬体の発声装置は人間と同じく、常に公安局局長・禾生壌宗としての声しか、出せないようです。
この為、声はそれまでの中年女性の高圧的な口調から、若い男性のやや軽率な口調へと変わります。この声色と口調の変化で、人格の変容が見かけは同じでも、確実に起こっているといる事を知らしめる、文字通りの声の演技力が問われています

確かに顔付きや表情変化による、画像的な演出も行われていますが、やはり圧倒的で決定的なのは、、榊原氏の声の演技力だと言い切って、問題無いと思います。

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この場面に映っているのは、今回の事件でそのシビュラシステムの中枢に乗り込んだ、槙島の仲間がそのシステムロックを破り、初めてその全貌を見てカメラに収めました。
そして、彼を追って来た主人公の仲間もまた、その光景を目の当たりにしますが、古くなったのか故障したのか?メンテナンス中だったのか?
よく分かりませんが、醜い人造の部分を剥き出しにした禾生壌宗が、襲い掛かります。

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次第に2人の会話が、噛み合わなくなり、それまでの余裕と確信に満ちた禾生壌宗表情も、変わって行きます。
飽くまでも、会話はお互いに穏やかさを装って、いますが……。

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素速く狙いますが、槙島の動きの方が上回っていたようです。

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彼が持っていた本が、そんな事を夢に思っていなかった、擬体の眉間に見事にクリーンヒット!

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更に槙島は容赦しません、部屋にあったもので容赦なく、側頭部を殴打。
人工の体が横に吹き飛び、皮が剥がれ人工の側頭部が覗きます。

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兎に角、何がどうなっているのか分かりませんが、槙島という男は格闘術にも、かなり優れているようです。
圧倒的に、パワーでは勝るであろう相手に、反撃の暇を与えないばかりか、素速く銃に手を伸ばす腕を、足の膝で押さえ込み、情け容赦なく腕の関節部分を、捻り折ります。

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両手両足を相手の体を、また軽々と投げ飛ばすと、壁に叩き付けます。

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まだ動けるところが、さすがに人工のそれ最も精密に作られた、体だけの事はあります。
しかし、それも槙島には分かっていたのでしょう。何をやったのか照明が消え、警報が鳴り響き、赤い非常灯が薄明るく照らし出す中、それでも銃を取ろうともがく禾生の体を、嘲笑うように槙島は足で銃を踏み付けると、擬体の唯一の弱点である脳を、徹底的に破壊します。

それでも死ぬのは恐ろしいのか?
彼らしい、恐ろしく残忍で且つ、冷徹で冷静なセリフです。

サスガに、もうこうなっては禾生のほうは、声らしい声は出ません。
ただ言える事は、ここでこの槙島聖護という、天才的な頭脳と圧倒的な格闘術を身に付けた、冷徹非情な犯罪者を再び野に放った事は、「人間を超えた」とする頭脳の集合体の、決定的なミスだった。と、言う事しかありません。
そして、もはやこの世界を統治するシステムが、正常に機能できない事と、それを知った天才的で冷酷非情の犯罪者を止める事が出来る人々が僅かにしか存在しない事です

さらに、仮にもし無事にこの槙島聖護という、希代の犯罪者を捕らえる事が出来たとしても、その瞬間からこの世界は、社会の統治システムを失う事になります。
もっとも、そもそも今となっては槙島の狙いも、その統治システムとしてのシビュラシステムの、本質の暴露と破壊が、最大の目的でしょうから、結局はどちらにしても同じなのですが……。

今回の目的は、恐らくは次回以降も何事もなかったかのように登場する、実は200名以上の頭脳を持つ、擬体であるところの公安局局長、禾生壌宗
そのその複雑な構成の声を、見事に演じ分けて見せてくれた、榊原良子氏の声の演技力というモノに、改めて感動したという事です。

未だに、声優を俳優と同列に扱わず(その為に声優アーチストなどという、珍妙な名称が生まれたりしています)、声優の声の演技を「効果音と同じである」として、法律上は演技として認めていない。
驚くべき、お役所的及び法律的に未熟な、それも世界的な輸出文化産業の担い手達に、報いる事の無いこの社会には、もはや言葉はありません。榊原氏のようなベテランや、芸達者な声優でも未だに、この仕事だけで生涯を送れるようにはなっていない社会体制に文字通り呆れるばかりです


〈リンク切れ予備?〉




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本来は、『あんのんブログ・HINAKAの雑記』としてSo-netブログであったものが、So-netブログから追い出されて、ここで新たに構築するモノです。

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