女子高生の自転車が高齢者を死亡させた事故について《全文引用》



個人的には、あァーッ、やちゃったか!という感じですが、現在でもどこでも起こり得る事なので、報道記事などを参照したいと思います。





テレビ朝日系(ANN)01月21日(火)18時39分配信


 女子高校生が運転する自転車と衝突した男性が死亡しました。

 20日午後05時ごろ、千葉県の京成酒々井駅近くのT字路交差点で、高校1年の女子生徒(16)が運転する自転車と歩いていた80歳くらいの男性が、出合い頭に衝突しました。
 男性は頭から出血し、意識がもうろうとした状態で病院に搬送されましたが、21日朝に死亡しました。警察によりますと、女子生徒は学校から帰宅する途中で、「男性に気が付かなかった」と話しているということです。警察は、身元の確認を急ぐとともに当時の詳しい状況を調べています。


最終更新:01月22日(水)06時41分テレ朝news





自転車が加害者の場合の判決事例を全文引用です











〈前略〉

重い後遺症、巨額の賠償金

 この判決は、小学生の児童が起こした自転車事故に対し、約9500万円もの多額の損害を認定したことで世間に衝撃を与えたわけですが、本件のように、被害者に重い後遺障害が残ったような場合に巨額の損害が認定されることは、決して珍しくありません。

 この判決が認定した約9500万円の損害の内訳は、次の通りとなっています(1万円未満は切り捨てており、また損害補填ほてん分が減額されたりしていますので、下記数字を合計しても9500万円にはなりません)。

 <1>治療費 298万円、<2>装具費 3万円、<3>入院雑費27万円、<4>入院付添費 108万円、<5>休業損害 143万円、<6>傷害慰謝料 300万円、<7>後遺障害慰謝料 2800万円、<8>後遺障害逸失利益 2190万円、<9>将来の介護費 3938万円

 一目でお分かりのように、損害額の大部分を占める<7><8><9>は、被害者が負った重い後遺障害に関連するものです。

 交通事故においては、他にも高額な損害賠償を認めた判決が多数ありますが、それらは、死亡事案より、むしろ後遺障害事案の方が多いのです。
 例えば、自動二輪車を運転していて、普通乗用車に衝突され、全治不能の脊椎・脊髄損傷等の傷害を負った29歳の男性に対して、3億6000万円余りの損害を認めた事案(名古屋地方裁判所平成17年5月17日判決)、飲酒運転の車両に衝突され遷延性意識障害等の後遺障害を負った37歳の男性に対して、3億1000万円余りの損害を認めた事案(千葉地方裁判所平成18年9月27日判決)など、多くの判例が存在しています。

問われる監督者の責任

 神戸地裁の判決は、巨額の損害賠償の支払いが、事故を起こした子供本人ではなく、その親に命じられたことも話題になりました。

 不法行為が為なされた場合、被害者が損害賠償を請求していく対象は、言うまでもなく加害者本人になるのが原則です。XがYに損害を与えた場合、「被害者」であるYは、「加害者」であるXに対して損害賠償を請求することになるわけです。
 しかし、本連載の「小学校で息子が同級生のいじめで大ケガ 法的手段は?」(2012年1月25日)でもご説明したように、子供が起こした事件について親が賠償責任を負うこともあり得ます。

 これは、民法では、未成年者が「自己の行為の責任を弁識するに足りる知能」をそなえないときは賠償責任がないと規定されていることによります(民法712条)。
 被害者が加害者に対し不法行為に基づく損害賠償責任を追及する場合、加害者に「自己の行為の責任を弁識するに足るべき知能」、すなわち結果を予見し損害を回避するだけの判断力としての「責任能力」がない場合は、加害者に不法行為責任を追及できないということが規定されているわけです。そして、判例上、一般的には、12歳から13歳くらいまでは責任能力がないとされることが多いのです。

 そして、このように不法行為を行った本人に責任能力がない場合、被害者は、その監督者に対して、責任追及をすることになります。
 この点は、民法714条で、「責任無能力者を監督すべき法定の義務を負う者」(監督義務者)または、「監督義務者に代わって責任無能力者を監督する者」(代理監督者)は、責任無能力者が第三者に加えた損害を賠償する責任を負うと規定されています。

 したがって、神戸地方裁判所の事例では、事故当時、小学5年生(11歳)だった児童自身には責任能力がないと判断され、児童の親権者として監督すべき法定の義務ある者としての、母親に損害賠償責任を認めたわけです。

加害者にもなる自転車

 一般的には、交通事故といえば、車両(自動二輪車を含み、自転車を除く)同士、車両対歩行者(又は自転車)などをイメージするのであって、その場合、自転車は、往々にして事故の被害者側として位置づけられます。
 しかし、前述の神戸地方裁判所判決のように、自転車が加害者となり、歩行者をはねるといった事故も多数存在します。統計を見ても、「自転車対歩行者」の交通事故発生件数は、2002年に1966件で、その後増加し、08年には2959件にまで増えています。その後は徐々に減少しているものの、12年も2625件の事故が発生しています。「自転車対自動車」の交通事故発生件数は、12年に11万1414件ですので、比較すると少ないということにはなるかもしれませんが、自転車と歩行者との間で、年間に2500件を超えるほどの多くの事故が現実に発生しているという事実は決して看過できません。

 さらに、「自転車対歩行者」の事故において、巨額の損害賠償が認められたという点で言えば、他にも、成人男性が、信号を無視して高速度で自転車を運転して交差点にさしかかった際、横断歩道上を青信号に従って横断歩行中の女性に衝突させ、路上に転倒させて死亡させてしまった事故で、約5438万円の損害賠償を認めた事例(東京地方裁判所判決平成19年4月11日)、54歳の看護師女性が市道を歩行中、無灯火で携帯電話を操作しながら自転車を運転していた16歳女子高生に追突され、被害者女性の手足に痺しびれが残り歩行困難になった上に職も失った事例で、約5000万円の損害賠償を認めた事例(横浜地裁判決平成17年11月25日)などもあるのです。神戸地方裁判所の判決は、子供の事故に対して親に賠償が命じられたということで社会的なインパクトがあったわけですが、金額だけを見ると決して例外的な事例とは言えないわけです。

〈後略〉


(2013年10月23日 読売新聞)



今回の、千葉県での自転車事故の場合どうなるのかは、今後の展開を見ないと分かりませんが、1月中頃の千葉県は午後5時にはほぼ日暮れで、街灯が点灯している時間帯です。
この自転車が、走行中に前照灯を点けていなければ、歩行者の服装によっては、かなり見え難いと思われます。またこれを車に置き換えますと、例え飛び出しとは言えないとしても、いわゆる「安全運転義務違反」は必ず問われますし、明らかに「前方不注意」という事になります。そして、《自転車も自動車と同じ車両》ですので、道路交通法上は明らかに歩行者よりも、自転車により重大な注意義務が課せられます。

自動車と歩行者の事故でも、良くある事ですが明らかに、歩行者の不注意で車の前に飛び出したとしても、交通弱者(つまり自動車からすれば、歩行者>自転車>自動二輪車>自動車)に対する注意義務が、課せられています。
これは自転車にも、当然言える事でどちらにより注意義務があったかと言えば、法律上は自転車になります。しかも今回の場合運転者は、「全く気付かなかった」と言っている訳ですから、当事者からすれば不本意でも、「注意義務を怠って運転していた」とされれば、反論は難しくなります。

学校帰りと言う事で、学校が認めた自転車通学で、学校が自転車の任意保険に団体で入っていれば良いのですが、そうでなければ個人で任意の自転車保険に入っていないと、色々と大変です。
取り敢えずは、まず事故の状況を警察が詳細に検証し、正確且つ客観的な原因究明が、為される事を望みます。



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