TVアニメ・シリーズ『ノブナガン』第11話「ストーンフォレスト作戦・前編」に登場した戦車M1エイブラムズA2について少々。



基本的には、このTVアニメシリーズノブナガンという作品ですが、今回始まった作品の多くと同じように、《前提となる設定を考えると頭が痛いけれどそれを無視して中身だけを楽しむのなら結構良い!》作品の、代表例だと持っています。


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なぜかまだ(2014年03月21日現在)Amazon等のDVD予約・販売リストに、このアニメのパッケージ画像が珍しく表示されていません。


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それでは寂しいので(誰がだ?)、下の画像は原作マンガ・第1巻を参照しましたが、この記事の内容は飽くまでTVアニメシリーズノブナガン版の第11話ストーンフォレスト作戦前編限定のものです。

とにかく、今回の見物はまず第1に(たぶん)現役のアメリカ陸軍戦車M1エイブラムズA2フリー百科事典ウイキペディアWikipediaリンク済みと、その登場を促した畏るべき主人公ヒロイン(女子高生・小椋しお)の「織田信長の遺伝的資質」とそもそもの本人が持つ、ミリタリー兵器オタクの知識と理解力!が、中心です。


正直なところ、今回はこの一言で澄みます
「いや司令!そこじゃなくて・・・」


TVアニメシリーズノブナガン
第11話ストーンフォレスト作戦前編




〈リンク切れ御容赦〉



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オープニングですが、どう見ても正義の味方と言うよりは、悪役の揃い踏みですよネ!?
そもそも、「ドグー(土偶?)」という名前からして、怪し過ぎます。


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現有戦力が、たった9人と聞いて主人公・ヒロインの頭をよぎったモノは?
「赤いマフラー、なびかせて~」の元祖白黒バージョンか、「9人の戦鬼と人の言う~」といういわゆる平成版か!?


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いやァ~、このヒロインのニヤケ方がいい!

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そしてズラリと並んだ、アメリカが誇るM1エイブラムズA2戦車!


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日本の海上自衛隊護衛艦、ヘリコプター空母「ひゅうが」の全通平甲板に、ズラリと並ぶM1A2!
そして、その連射。ただしこれは、ヒロインの妄想です!


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「貴方、今のデーター全て覚えているの?本当に!?」と、既に数千年を生きているさすがの司令も、日本のミリ(軍事)オタ腐女子の底力?には、驚嘆するしかありませんが……。
確かに、今肝心な問題はそこじゃ、有りませんよネ!?


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「いや司令、そこじゃなくて~」さすがの作戦参謀も、この司令の突っ込みどころには、言葉がありません。


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是非(ぜひ)に及ばず!か!?」遺伝子に受け継がれた、信長の力が絶体絶命の危機を、勝利への機会に変えます。


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やはり、そんなに甘くはなかった!
水中には第2の敵、同じ戦艦型と呼ばれる巨大侵略体の姿が……。


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〈戦車・M1エイブラムズA2(M1A2)〉






2014年現在、M1(戦車)ファミリーの最新版。
M1A1から電子機器類などの《CA4IシステムWikipediaリンク済み》が向上された車両。
車長用熱線映像装置と武器ステーション、自己位置測定装置や航法装置、各部隊・車両間での情報共有能力(IVIS)、デジタルデータバス、無線インターフェース・ユニットなどが新しく追加された。







・補足
〈IVIS〉

車間情報システム(IVIS: Intervehiclar Information System)は、装甲戦闘車両が搭載する簡易データ・リンクの総称である。
アメリカでは、M1エイブラムスのA2型~〈後略〉


〈POS/NAV〉

各車両位置や敵位置を把握する自己位置測定(POS)/航法装置(NAV)の事。


〈FCS=火器管制システム〉

兵器が目標物を正確に射撃するために火器を制御するための、計算機・測的器を主体とする機械装置である(参照:フリー百科事典ウイキペディア
Wikipediaリンク済み



〈砲身安定用のスタビライザー〉とは?

下図はタミヤのリモコン式模型用の「照準安定装置=照準用スタビライザー」の模式図ですが、基本的には本物も同様の原理だと思います。
縦横2軸式の砲身安定装置は、現代戦車必須の装備です。何よりも、不整地の凸凹路面を走行しながら、同じく走行する敵の戦闘車両に命中させる!事がそもそもの目的ですから、車両が傾こうが標的が上下動しようが、原則的には狙いを外さない事が求められます。


模式図


この機能自体は、以前から有りましたが実際の運用には必ず、タイムラグ(時間差)が生じますので、実際に実戦で実用化されたのは近年になってからだと、言われています。
特に、この作品の中で主人公ヒロインが得意気に言っているように、測敵照準他の戦車との連携。そして、その戦車自身の揺れや動きを、瞬時に観測し予測照準し、他の戦車と連携しつつ、砲撃を続ける為には下記の〈CA4Iシステム〉にまとめられるような、高度なデジタル電子化によるシステム構築が必須でした。


CA4Iシステム〉とは?
・抜粋

C4Iシステムは、軍事組織を効率的に運用するために自然発生的に培われたものであり、したがって、その基本概念は、古代より軍事組織に内在している。
その最も根源的な機能を担う指揮及び統制(Command and Control: C2)システムは、伝令兵、またはのろし(視覚)やラッパ(音響)を主体とする伝令通信によって担われており、古代より軍隊で体系化されていた。その後、1960年代において、情報理論の発達とともにインテリジェンス(Intelligence)、電気通信の発達とともに通信(Communication)がそれぞれクローズアップされて、1970年代まではC3I(Command Control Communication; C-Cubed-I)システムという名称で呼ばれていた。
しかし通信技術の発達により電磁波探知機や電話・無線などの電気通信手段が多用されるようになると通信のネットワークが構築され、1980年代のコンピュータ・情報処理技術の急速な発達と相まって4つめのC(Computers)が加えられ、現代のC4Iシステムの基盤が構築される。
1990年代後期に入るとコンピュータ単体の高性能化が加速し、膨大な情報の自動的な入手・処理・伝達を総括する情報システムが加わることで現代の形が完成された。今日においてもATMやxDSL、VoIPをはじめとする次世代通信技術は飛躍的な革新を遂げており、今後の動向が注目されている。
なお、近年では、統合作戦の重要性の増大に対応して相互運用性 (Interoperability)の"I"が加わってC4I2、あるいは各種情報資産の存在感の増大に対応して監視(Surveillance)と偵察(Reconnaissance)の"S"と"R"が追加されてC4ISR、さらに目標捕捉(Target Acquisition)の"TA"が追加されてC4ISTARと呼ばれることもある。


〈CTP〉とは?
・抜粋

共通戦術状況図(英語: Common Tactical Picture, CTP)は、戦術レベルにおける共通状況図。
応答時間は秒ないし10秒単位であり、ニア・リアルタイムでの情勢表示が行なわれる。
CTPにおいて表示されるのは、その瞬間にCTP作成者が把握している彼我の位置関係(座標および空間ベクトル)および戦力状況(交戦や武器の状態)であり、そこに含まれる情報は、5W1HのうちWhat(何が), When(何時), Where(何処で)である。CTPとは、端的にいえば各ユニット間でレーダー・ディスプレイの画面表示を重ね合わせたものであり、戦術情報処理装置によって自動的に生成され、戦術データ・リンクによって共有される。


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〈M1エイブラムズA2の射撃管制模式図〉

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〈M1エイブラムズA2の管制モニター〉

FBCB2.jpg

〈戦車のものではないCTPの端末ユニットのようです〉



今時ちょっと信じられませんが、湾岸戦争の当初いわばアメリカ陸軍最新鋭戦車・M1エイブラムズ(つまりA1です)実戦投入の当初。
確かにその最新鋭の技術は、他を圧倒したそうですが過去の経験からか、砂漠戦に慣れていなかったからなのか?「敵味方識別装置」を搭載していなかった為に、砂漠の暑い砂塵が視界を遮っただけで無く、サーモ・センサー(熱感知システム)も役に立たず、結果として同士討ちが多発したそうです。
当初のM1の被害は、ほとんどが結果味方によるモノだったとさえ、言われています。もちろん、A2の実戦配備前に急いで敵味方識別装置を、送って取り付けたそうですが……。




・現代戦車の徹甲弾?


APFSDS

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APFSDS(Armor-Piercing Fin-Stabilized Discarding Sabot)は、戦車の主砲などに使用される砲弾で、装甲を貫くのに特化した砲弾である。
日本語では装弾筒付翼安定徹甲弾(そうだんとうつきよくあんていてっこうだん)などといわれる。開発当初はAPDSとの対比としてAPDS-FSと呼ばれていた。この呼称は、いまだに一部の国で使われている。

〈中略〉

・侵徹体

侵徹体は棒状に加工されたタングステン合金や劣化ウラン合金などの重金属で構成される。
中央部側面に装弾筒が噛み合うための刻みが入れられている。
長細ければ同じ質量の割りに小さな正面面積で済むために、敵の装甲板に対する貫徹力が高まり、飛翔時の空気抵抗が少なく出来ればそれだけ着弾時も高速が保持できるので貫徹力が高まると共に飛翔時間が短く、また、低伸弾道となるので命中率も高められる。
ただ、あまり侵徹体を細くしすぎると、命中時の衝撃に耐え切れずに破砕してしまったり、装弾筒離脱時に歪んで飛翔方向が狂ったり、爆発反応装甲によって容易に破砕されるといった不利な点が生じるために、侵徹体には強度が求められ、強度に見合った長さで作られる。
どれだけ細長いかをあらわす方法としてはL/D比という値が使用される。L/D比は長さ(Length)/ 直径(Diameter)で表され、現在使用されるAPFSDSのL/D比は20-30程度である。

〈中略〉

・材質

侵徹体の材質としては2014年現在、タングステン合金が使用されることが多く、一部には劣化ウラン合金が使用されている。

〈後略〉




Sabot.jpg

発射された後、空中でサボットが分離します。

概念図

構造の概念図です。

劣化ウラン弾2

〈劣化ウラン弾の破壊力模式図〉


〈後略〉

劣化ウラン弾の問題は、さすがに作品では触れられていませんが、現在のところ最も効率的且つ破壊力のある弾心としての、有用性は広く認められています。
参照:フリー百科事典Wikipediaリンク済み


ところで、なぜアメリカの空母ではなく、日本の海上自衛隊所属の護衛艦「ひゅうが」だったのでしょうか?


ノブガン007

DDHひゅうが02


主に、ヘリコプター専用の航空母艦(空母)です。
その大きさと、カタパルトの無い水平甲板。更に甲板自体が、ジェット・エンジンの高温に耐えられる構造ではない事から、基本的には垂直着陸機でも着発艦は、無理との事です。
ですが、それなのに重戦車の横列一斉砲撃には耐えられる?まァ、多少甲板が傷んでもヘリコプターの運用には、問題無いのかも知れません。


DDHひゅうが06


アニメ作品内では説明がされていませんが、機能的な問題からだけ考えると、海面から水平甲板までの高さが、問題だったのかも知れません。
海面に浮かぶように浮上し、攻撃する敵に対して、飛行甲板上から重戦車で攻撃するとなると、どうしても的が水平から下方になります。ですが、基本的に戦車は上はともかく下を狙うようには、出来ていません。となると、水平甲板がなるべく海面に近い方が良い!という事になります。

ただそれでなくても、重戦車というだけ有って、現用戦車の中でも特に重いエイブラムズ(M1A2で1両で約62トン)です。
10両も横並びに揃えると、その重さだけで620トン!を越えるという、言っちゃ何ですが主にヘリコプターの運用を考えて設計された、ちゃちな日本の護衛艦に乗せ切れるモノなのでしょうか?しかも、斉射時の衝撃はともかく片舷に偏って並べるというのは……バランスを取る為に反対舷に、同じ重量の重り(バラスト?)を乗せていたとすると、余計です。

まァ単純に、大型の原子力空母よりも、海水面から甲板に至る高さが低い事と、原子力空母よりも小型なので小回りが利く事などが、その理由かも知れません。
あるいは、超過重量と横揺れに強いという、特殊な技術でも有るのでしょうか?



〈映像リンク切れの際の予備です〉




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本来は、『あんのんブログ・HINAKAの雑記』としてSo-netブログであったものが、So-netブログから追い出されて、ここで新たに構築するモノです。

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