マンガの内容は1年間、しかし作品は10年間!『もやしもん』全13巻完結です。



と言う訳で?連載が無事完結終了した、連載漫画として2004年16号~2014年と、丁度10年間連載された作品です。
コミックスは全13巻で、完結しています。連載は10年間ですが、物語は1年間しか描かれていません。まァ、月一連載のシリアス学園モノとしては、順当だと思います。尚コメディ作品だという意見にも、反論はしません。

なので、以降完全ネタバレ込みの、感想?みたいなものです。


もやしもん(13)<完> (イブニングKC)もやしもん(13)<完> (イブニングKC)
(2014/03/20)
石川 雅之

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この場合、アニメ版はまったく、考慮に入れません。

実際に、作者が本編中に何度も語っているように、アニメ版に比べて《主人公が全然目だ立たない活躍もしない》圧倒的にその通りです。
むしろ彼を巡る周囲のキャラクターの活躍が、圧倒的に目立ちます!特に女子及び女装男子が……。



《概略》

『もやしもん』は、石川雅之による日本の漫画作品。
青年漫画誌『イブニング』(講談社)にて、2004年16号より2013年10号まで連載後、『月刊モーニングtwo』(同)に移籍し2013年08月号より2014年03月号まで連載された。
肉眼で菌を見ることができる主人公・沢木を中心に、菌・ウイルスに関わる農業大学の学生生活を描いている。英語表記は「TALES OF AGRICULTURE」(農業物語)。

〈中略〉

《作品解説》

作者の説明によると「農大で菌とウイルスとすこしばかりの人間が右往左往する物語」である。
東京にあるとされる「某農業大学」(名前を伏せているわけではなく、これが正式名称)に入学した、「菌」の存在を肉眼で視認できるという不思議な能力をもつ主人公・沢木惣右衛門直保をめぐる学園ドラマである。
第05巻収録の第49話冒頭では、「ミニマムな団体劇」とも表現されている。直保に見える菌は、デフォルメされたキャラクターとして描かれている。作中で菌たちがたびたび発する、「繁殖する」「発酵、腐敗させる」ことを意味するセリフ「かもす」(醸す)は、作品のシンボル的フレーズとなっている。

本作に連載において、休載や減ページが多い。
また、単行本の新刊が発行される数か月前にも、その編集・本編の修正・加筆作業のために休載する事がある。当初は『イブニング』に毎号掲載されていたが、2008年から03号掲載・01号休載というパターンでの掲載が定着している。

主に登場する菌類がデザインされた、Tシャツやぬいぐるみ、フィギュア等のグッズも発売されている。

〈後略〉




取り敢えずは、完結記念!という事です。



実は〉と言うほど大袈裟でもないのですが、最後まで読むとこの物語は、これら表紙カバーを飾った《ゴスロリ美女?》こと、主人公の親友。
紛れもない男の子結城螢(ゆうき・けい)が、なぜ突然何の前触れもなく、大学入学当初から〈ゴスロリ女装〉に走ったのか?という、本来ならその当初に話題にされるべき理由が、実はほぼ全く触れられずに(たまに話題にはなりますが、追求される事はありません)まさに女装=女性的な扱いをされたまま、最後まで通すその理由こそ〉が事実上の、この物語のテーマという、あるで意味アホらしいほど馬鹿馬鹿しい、ほのぼのキャンパスライフ・コメディの〈農業大学編〉だったという訳です。


もやしR0801

結城螢(ゆうき・けい)TVアニメ2期・オープニングより〉


言ってしまえば、結城螢君のゴスロリ美女化も、物語のアクセントと言うか、文字通りの「興味を惹く為の」色物と!と言い切っても、問題はなかったようです。
これは物語の途中から、〈本物のフランス人女性の純白ゴシック・ロマン風美女!しかも、日本語堪能!?〉なマリーというフランス娘が出て来て、しかも姿形から着ている物と肌の色以外は、果てしなくそっくり!?という、シュチュエーション・コメディが現出します。


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〈9巻の表紙を飾った白ゴス・マリー!〉

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《TVアニメ2期・第08話より》

もやしR0802

フランスで偶然に?出会った、白ゴシック・ファッションの娘マリー!

もやしR0803

マリーを見た瞬間、主人公の脳裏に浮かぶ黒ゴス姿の、結城螢!

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この事は、二人にとって同時に同様の衝撃だったらしく、日本の男子・結城螢は、通常の男装に、フランス娘も純白ゴシック風の衣装をやめてしまいます。
しかし、二人が同時にそれぞれの常識的な服装に戻った時に、見事にお互いのアイデンテティの消失を理解し、結局すぐに元に戻します。このマリーというフランス娘は、結城螢が《日本酒命!》で有るのと同様、《ワイン命!》です。
その為共通点も多く、特にマリーの方はフランスと日本の地理的な距離を無視して、主人公と共に(と言うところが微妙なのですが……)ワイン・セラーを継がないかと冗談混じりに、最終回で水を向けたりしています。

尚、作品中で多くの指摘が有る通り、外見だけを問題にするなら、主人公はこの白ゴス娘と男女の仲になっても、おかしくないと言う可能性を残しています。
どんなに女装が似合って、普通の女性以上に魅力的でも主人公にとっては、「切っても切れねェ様な、ずっとの大事な仲間なんだからな!」と、言う事のようです。

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《TVアニメ2期・第11(最終)話より》

もやしR1103


フランスから帰った、主人公とにこやかに再会する、黒ゴスロリ・ファッションの螢チャン。


もやしR1104

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自分ばかりネタにされた先輩が、何も知らずにやって来た主人公達に、ワザワザ白ゴス娘・マリーと主人公の関係を、ほのめかします……。
「螢君、白いのは着ないの?彼は、白いのが好みらしいわよ!」


もやしR1106

フランスで白ゴス・ファッションの、マリーという娘と主人公がいい雰囲気だったと、明らかな過剰表現で誘導する先輩。
一瞬、茫然自失な感じの結城螢……次の瞬間。

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見事なパンチが、主人公を襲います。
まさに、瞬殺です。


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「ゴメン!そんなつもりじゃなかったんだ!!気が付いたら、何だか訳の分からない内に……」
おーいッ、言い訳にもなっていないよ~ォ!

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農作業や酒造業には、明らかにそぐわないいわゆる白ゴシック・ファッション?で決めて、遠い日本での事など露知らずフランスで「私のワインが世界を征服する!」と、息巻くマリー嬢。
まァ、基本的に中身は《日本酒命!》の結城螢君と、同じなんですよネ!?



アニメ版は無視するとしておきながら、見比べるのはアニメの画像というのはどうか?とも思いましたが、ともかくコマ割りのあるマンガの画面で比べるのは……
潔く?降参です。アニメなどの映像画面は、常に画面の大きさが同じなので、比較対照には大変便利です。さらに、色も付いているので(だからその点で既にマンガと違う!んで、ないかい?とは思いますが……)見た目の差違がよりハッキリする!と、まァこれは苦しい言い訳です。
結局は手間ヒマと、効果の問題です。

更にアニメには、音(音声と音楽と効果音)が付く為、圧倒的に原作マンガでは存在感の薄い存在だった、主人公が要所でそれなりの存在感を発揮します。
ところが、原作マンガではこの結城螢を始め、いわゆる《濃いキャラ》が非常に多い為に、最終回でも描かれている通り、「菌が見える話しもできる!」と言うおよそ、超能力レベルの特技を持ちながらも、単なる巻き込まれ型の物語推進者にして、ドラマがダラダラ続くのを防ぐ強制終了者。

とでも言うべき、むしろ物語の中心から一歩離れた、傍観者か第三者に近い、物語を手早く進める為の強制推進剤的な、存在になっています。
一応、原作マンガでは最終回で見せ場を作りますが、これは作者が「主人公に最後の華を持たせた!?」と、言えるのかも知れません。

とにかく、『マンガはキャラで決まる!』と言う原則から、まさに理想的な《濃いキャラ達特に女性姿の方々》によって作られた、マンガだったと思います。
恐らくはその懸念もあって、主人公にあのような特殊能力を与えたのでしょうが、結果的に「理想的な案内役兼推進役」の主人公になったのだと思います。1年間の物語を、10年かけて描いたとは言っても、物語の内容に対して展開が実にスピーディだった事が、まさに主人公の役割を良く示していると思います。

念の為?今回比較対象に使った、TVアニメ映像の放映分を、最後にリンクしておきます。
リンク切れの際は、御容赦下さい。



TVアニメシリーズ
2期もやしもんリターンズ



「第08話」




「第09話」





「第10話」




「第11(最終)話」




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本来は、『あんのんブログ・HINAKAの雑記』としてSo-netブログであったものが、So-netブログから追い出されて、ここで新たに構築するモノです。

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