ライフル編・対戦車ライフル〈2〉《デグチャレフPTRD-1941》を知らしめた、TVアニメ『DARKER THAN BLACK-流星の双子-』より


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DARKER THAN BLACK-流星の双子- (1) [DVD]

  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • メディア: DVD
ダーカー・ザン・ブラック』という作品の続編として製作放映された、『ダーカー・ザン・ブラック-流星の双子-』という作品に、再びこの物干し竿のような、アンティーク銃器「対戦車ライフル」が、堂々と登場します。 しかしここで個人的には、大失態と言って良いと思うのですが、この「流星の双子」に登場する対戦車ライフルも、「カリオストロの城」で次元が持ち出した銃も、同じモノだと思った事です。 まァ、言い訳めいた弁解をするならば、そもそもこの2種類の「対戦車ライフル」は、その正式な型番(軍に正式採用された年)であるところの1941が示すように、第2次世界大戦で当時のソ連軍で使用されたモノです。この2種の銃器はまったく同じ銃弾を使用し、対ドイツ戦で大いにソ連軍で活躍した事で知られる文字通りの対戦車ライフルでした。 これに用いられた、14.5×114ミリ機銃弾に関しては、前項の『シモノフPTRS-1941についてリンク済み』に詳しく述べてあります。 そして、それを扱う銃器は、何しろどちらも長さが2メートル近くもあり、同じ口径の銃弾を使う、正直なところ人間が手に持って、撃つ事の出来る銃では有りませんでした。 ところがそれを、事もあろうか小娘に持たせるTVアニメが存在しました。 それが、『ダーカー・ザン・ブラック-流星の双子-』と言う訳です。
と言う訳で、以前にも御紹介したことの記事と、
重複する内容となります。
DARKER THAN BLACK
(ダーカー・ザン・ブラック)-流星の双子-

第3話氷原に消える


上記映像が見聞き出来無い時のリンク
という事で、後は当時の拙ブログ記事(リンク済み)とまったく同じです。
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自衛隊の資料館に並んでいる、シモノフとデグチャレフだそうです。 手前がデグチャレフ・PTRD-1941で、これほど全体が良く見える写真は、ありませんでした。特徴は、何と言っても奥のシモノフに比べて、極めてシンプルな、単純過ぎる様な機関部のデザインです。 これは、奧のシモノフが連発できるガス・オペーレーション式の、セミ・オート(半自動)なのに対して、このデグチャレフは単発式のボルト・アクションという、構造が単純な上に稼働もしっかりしていたそうです。実際にボルトアクション・ライフルというのは、軍事用と言うよりも単発で構わない狩猟用のライフルに非常に普及している、信頼性の高い機構です。
PTRSvsD2.jpg
上記の写真に対して、反対側からの撮影と思われますが、こちらの手前が既に御紹介した『ルパン三世カリオストロの城』で、次元大介が使用して暴れたシモノフ・PTRS-1941セミオート・ライフルです。 カリオストロでの次元はともかく、実際の戦場ではこのシモノフの方が、なまじガス・オペレーション式の5連発セミ・オート機構にした為に、機構が複雑になり故障や作動不良が頻発したようです。さらに、グリース等の問題もあって、寒冷地で使用される銃器でありながら、寒さ故の作動不良なども起きていたようです。 この為、前線兵士の間ではシモノフの方が評判が悪く、デグチャレフの評価の方が高かったようです。 実際にどちらも、14.5×114ミリ機銃弾という桁外れの銃弾を使用するので、そもそも連続撃ちなど機構云々以前に、ほとんど不可能だったようです。
機銃弾比較.jpg
右から3番目が、14.5×114ミリ弾です。 下の写真は、上の写真の一番右端にある12.7×99ミリNATO弾です。
127弾.jpg
ソ連崩壊後、上の14.5×114ミリ弾を使用できるいわゆる、かっての西側だった国の銃器も増えたそうです。 ただ、現在でも基本的にはこの12.7×99ミリNATO弾が、いわゆるアメリカやイギリスを中心とした北大西洋条約機構(通称NATO)軍の、共通銃弾の中で最大である事は同じです。 これも既に説明済みですが、下の写真の小さい銃弾は比較用に並べた、自動拳銃弾としては現在世界で最も使用されている、9ミリ・パラベラム弾です。この銃弾は、そもそも第1次世界大戦直前のドイツで作られた、軍用のルガーP08自動拳銃用の銃弾で、現在でも9ミリ・ルガー弾で通用します。 なお、どうしても身近に銃器の無い環境の日本人には、分かり難いものも無理はありませんが、基本的に銃とは銃弾を発射するための道具で、重要なのはどんな銃弾を使うのか?に、あるそうです。 ルガ-P08も、それこそルパン三世で有名なワルサ-P38も、この9ミリの自動拳銃用の銃弾をより効率よく、より確実に発射する為に作られた道具でしかありません。 その点、本来ならば重機関銃用の大口径弾である14.5×114ミリ弾を、「対戦車用銃器に使用する!」というのは独ソ戦開戦時に当時のナチス・ドイツの戦車に対して、有効な迎撃手段を持たなかったソ連軍の、苦肉の策だったと言われています。 その意味ではまさしく、シモノフ・PTRS-1941も今回改めて御紹介した、デグチャレフ・PTRD-1941も、正しくそれに特化した銃器であった事は、疑いありません。 どちらが優れていたのか?は、また別の話です。
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毎度お馴染みの『MEDIAGUNDATABASE(リンク済み)』様より。
APTRD-41.jpg
全長:2メートル2センチ、重量:17.3kg、口径14.5×114ミリ
単発式ボルト・アクション、製造国:ソビエト
 1941年に当時のソ連軍に採用された、ヴァシリ・A.デグチャレフ設計による対戦車ライフル。  「PTRD-41」または「デグチャレフ対戦車ライフル」とも呼ばれる。 S.G.シモノフ技師によって設計された対戦車ライフル「PTRS-1941」とともに、大祖国戦争で投入された。  PTRDは、弾倉が無く一発ごとに手動で弾込めが必要ではあったが、排莢だけはロングリコイルによる自動式であったため、充分な速射性を有していた。 また、ガスオペレーション式だったPTRSに比べ構造的にシンプルで、機械的信頼性と生産性に優れていたため、優先的に生産が行われた。  3号、4号戦車など比較的軽装甲だったドイツ戦車に対し、正面からはともかく、側面や後方からの攻撃なら、タングステン弾芯の14.5mm×114弾は充分な貫徹力を当初は発揮した。  だが、パンター、タイガーといった強力な戦車が現れ、ドイツの主力であった4号戦車にも様々な対策がとられ始めると、直接装甲を貫徹して乗員やエンジンなどを攻撃することが困難となった。  このため、PTRDPTRSと共に遅延兵器として使われるようになり、ペリスコープ(覗き窓)やハッチ、キャタピラといった比較的脆弱な部位、または索敵のためにハッチから顔を出すことのある乗員を狙うよう、射手に指導がなされた。    第二次大戦後はPTRSと同様に中国や北朝鮮などに供与され、朝鮮戦争でも使用されている。
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さて、それでは「無駄に細かい!」という指摘を当時方々から受けた、作品内でのデグチャレフ・PTRD-1941使用シーンです。 これは以前の記事の、丸写しになります。
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〈思い出しのインサート・カットです〉
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〈再び思い出しのインサート・カットです〉
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〈思い出しのインサート・カットです〉
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〈思い出しのインサート・カットです〉
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〈脇を掠めただけで、この衝撃です。
駅のプラットホームに使用されているコンクリートに、
大穴が空いています。〉
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〈単発式ですが、この銃の特徴としての
このように強い反動を利用して銃身全体を後退させ
ロング・リコイル)、撃った後の空薬莢を自動で排出します。
この為、ここから新しい銃弾を1発装填するだけで済みます〉
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〈指に比べて、呆れる程デカイ14.5×114ミリのカートリッジです〉

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〈このように指でカートリッジを押し込みます〉

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〈押し込まれた薬莢の底部が、覗いています〉

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〈このように発射後に手でボルトを操作するのが、
ボルト・アクション方式です。〉

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〈銃身の先端にあるのが、マズル・ブレーキと呼ばれる、
銃弾発射時の反動になるガスの逆流を横に逃がすものですが、
当時のシロモノは「あるだけマシ」だったようです〉

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〈今度はもう詳細な説明は無しで、
素早い動作で次弾を装填しています〉

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〈こんなバカデカイ銃を、どうやって持ち歩くのかと思ったら、
何と魔法の杖宜しく、必要の無い時には消えてくれるのです!〉

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以前リリカルなのはの曲に乗せた、素晴らしいMAD映像があったのですが、どうやらそれはリンク切れを起こしたようです。 現在見付けたのは、次の二つです。まァ、やりたくなる気持ちはよぉーく分かります!



〈最後はデグチャレフPTRD-1941の実写シーンです〉
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本来は、『あんのんブログ・HINAKAの雑記』としてSo-netブログであったものが、So-netブログから追い出されて、ここで新たに構築するモノです。

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