頭を掻きながら森薫著『乙嫁語り』目当ての『ハルタ・2015』7月号・Vol25と8月号・Vol26です。



森薫著『乙嫁語り』目当ての『ハルタ20157月号Vol258月号Vol26からです。
いやァ~、グズグズしていたら7月号Vol25の記事を書き込むより前に、8月号Vol26が発売されました。
理由はともかく、まさか併せて御紹介!とは、ちょっと‥‥‥いえかなり、格好悪いですネ。またこういう時に限って、作者も連続でまともに描くんだもんなァ~!(完全な責任転嫁です!!




ハルタVol26

ハルタ 2015・JULY Vol.26






ハルタVol25

ハルタ 2015・JUNE Vol.25



ただ実際に、続けて読める構成です。
ですのでワザと、こうしたのだと言い張る事も可能ですが、それはやめておきます。それほど、今回は2つの話しが連続しています。さて7月号Vol25のサブタイトルは第21話「ウマルが来た」は、バリヤパリヤさんと婚約者のウマル君のお話です。
バリヤパリヤさんの家が、例の襲撃事件でほとんど全壊した為に、結婚話は事実上の無期延期状態です。バリヤパリヤさんの婚礼衣装を始め、多くの嫁入り道具も文字通り灰塵に帰しました。
しかし、実際には花嫁本人が持参する嫁入りの織物や縫い物は、実は圧倒的に足りていない!更に出来も悪い!!という状態だった為に、ある意味時間が出来て、助かった!面もあるのですが・・・バリヤパリヤさん自身の、「絶対結婚できない恐怖症」は、その進行と深度を深めるばかりでしたが‥‥‥。

そこへ、かなり気さくなウマル君父子が、お見舞いついでの応援に現れます。
何でもするし出来るというウマル君は、そろばん(計算)と文字数字を書く事も出来るという事で、大変に重宝されます。その為、当分近くの親戚の家に寝泊まりして、手伝いに来る事になりました。
当然、これに勝るチャンスはありません!バリヤパリヤさんのお母さんは、「パンと果物を届けなさい!」と第一印象の失敗を(これもバリヤパリヤさんの過敏性お見合い恐怖症の結果の、誇大妄想~というよりも、相手の感性いや度量の大きさ?もしかして、鈍い!?のおかげで、相手は問題にしていませんが、バリヤパリヤさんは知りません)取り返すように言います。
結果、送り出されたバリヤパリヤさんは、驚くほど着飾っていましたが(村の女性達が面白がって?力を貸してくれたおかげです)顔も全身も、硬直したままでした。ところがその様子に、ウマル君の方が驚きます。

「あの時はゴメンナサイ」
と言うバリヤパリヤさんに、ウマル君は真面目に顔を傾げて、「なにが?」で例によってバリヤさんがもの凄い勢いで、超具体的かつ被害妄想的に、自分の態度がどんなに《悪かった!》のか告げますが、ウマル君はまるで動じません。
「何か、機嫌でも悪かったのかと思った」のだそうです。それよりも嫁入り道具がダメになって、肝心の婚礼がいつになるか分から無い事の方が、彼にはショックだったようです。ただ、その事実を素直に信じられるバリヤパリヤさんでは無いのも、バリヤパリヤさんです。

そして『ハルタ20158月号Vol26の『乙嫁語り』のサブタイトルは第22話「ふたりで遠駆け」つまり、デートです!
実はこのお話、うまく(馬の事だけに?)前回の第21話「ウマルが来た」で触れられたいた内容と、関連しています。この辺は、コミックになった時に良く分かると思います。しかもさり気なく、かなり逞しくなったカルルク君と相も変わらず《10歳年下の若くて小さい婿様カルルク君!絶対ラ~ブラ~ブ!!》アミルさんの、言ってしまえば丸々1日分の、馬の世話を兼ねたイチャラブピクニックデート顛末記です。

尤もマンガ家森薫ファンとしては、久々の圧倒的な画力で、見せて語る!
正にマンガの神髄、ここにあり!的な〈人馬一体の疾走シーン!!〉と、さり気なく当たり前のように描かれる、〈狩りのシーンとそれを食用とする為の下処理シーン〉には、感嘆の言葉すら見付かりません。
しかもさり気なく、そのエピソードがこの回の物語最後のシーンへと、通じている物語構成の妙技!





ハルタ20157月号Vol25
乙嫁語り第21話ウマルが来た


乙嫁2001乙嫁2002


この場面でまず、カルルク君が自分の馬ともう一頭と一緒に、軽く走らせに行こうとしています。
カルルク君の家は、大きな被害は免れましたが、街の誰もが総出で誰彼の家と言う事無く、被害の小さい家から修復しています。そんな中、非力なカルル君は自然と馬当番になったようです。
何しろ嫁のアミルさんは、馬のプロフェッショナルですから、これは正に適材適所で、実は一緒に連れているのがその嫁・アミルさんの馬・スルキーク(持ち主に似て!?かなりやんちゃで、暴れん坊?のようです)だと言う事が、次の回に分かります。どちらかと言えば大人しい、カルルク君の馬・アラクラの方は最近走らせたばかりなので、良いのですがスルキークは完全に、欲求不満のようです。

そしていよいよ遠方より、バリヤパリヤさんにとっては「待ち人来る!」です。
正確には未だですが、現在のところ「最も婚約者に近い男の子」でしょう。しかも、「お見舞い」に来たのではなく、「手伝いに来た」というのですから、頼もしい限りです。しかもこのウマル君という男の子、「何が出来る?」と問われて「イロイロできます~後、算盤(そろばん)とか」。
この算盤の一言に、周囲の大人達がざわめきます。どうやら、算盤という計算機を使う事が出来るというのは、かなり貴重な事のようです。街の長(おさ)まで出て来て、自らテストをします。



乙嫁2006乙嫁2003


言われるままに、街中にもそうは無いらしい、石製の算盤を使って、ウマル君は手慣れた調子で、長老の読み上げる数字を、算盤上で足し算して行きます。
結果は、ほぼ間違いないと言う事で(そもそも問題を出す側の答えが、手計算なので細かい帳尻は合わない前提のようです)、ウマル君はたちまち興味の的ですが、長老は「街の手伝いに来てくれているのだから、個人的な興味は後回しだ」と言い、数字や文字の書ける者を付けて、街全体必要な物資の数や値段の計算に借り出されます。
その間にも、ウマル君の噂はバリヤパリヤさんの婿候補(婚約者?)としても女性達の間を駆け巡り、ついにはバリヤパリヤさん本人にも届きます。この地方では、そもそも女性は表(外)に出て力仕事などはしないのが普通ですが、狩猟騎馬部族出身のアミルさんが活躍?出来るだけあって、特にある意味出会いの縁の薄い(要は、思った事は積極的に口にするし行動もするけど、刺繍や織物などの、この地方の女性らしい仕事は苦手とか‥‥‥)若い女性には積極的に同情的(これも要は、お節介?)な女性達によって、即座にカルルク君の家に間借りしている、バリヤパリヤさん母子のに伝わります。


乙嫁2005乙嫁2004


以前の襲撃時の時もそうでしたが、この街の女性達は最初は攻撃の先鋒だったアミルさんの実家が、裏切られて逆に背後から砲撃されると、最初からそれを予感していたアミルさんのお兄さんを先頭に、逆撃に出ます。
特にアミルさんが戦闘に加わると、その事もあってお兄さんはカルルク君達を助けますが、戦闘が一段落しても頭に血が昇った街の男達が、アミルさんのお兄さん達を袋叩きにしようとした時、隠れていた女性達が飛び出してその暴挙を止めます。


そして、鈍いのか?大らかなのか?とにかく、ある種大物である片鱗を見せたウマル君。
取り敢えずのバリヤパリヤさんの悩みも解決して、思わず寝顔がほころんでいます。ちなみに何故、彼女の寝顔がほころんでいるのか?と言う事について、正確に理解できるのはあるいはアミルさんだけでしょうか!?


8月号Vol26
乙嫁語り第22話ふたりで遠駆け

「水を得た魚か、馬に乗るアミルさんか?」
と言うくらい、弾けています!今回のアミルさん。マァ~、無理もありません。自分の実家が、強欲な一族の口車に乗ったとは言え、自分の嫁ぎ先がある街を略奪目的で襲ったのですから。
幾ら、成り行きとはいえ自分の兄達が、街の人を襲った事は間違い有りません。しかし同時に、口八丁で漁夫の利を得ようとした強欲な、一族の長は兄の怒りの一撃で倒れ、また誰もが知らぬところで、アミル兄弟の父もまた例によって自分勝手な理屈で、復讐を誓いながら「報い」を受けました。その結果、まともな判断が出来ると考えられたアミルの兄達は、新しい放牧地を提供され北の強国ロシアからの防波堤とされました。
どちらにも思惑のある取り引きですが、アミル兄弟と兄達の一族にとっては、取り敢えず悪い話しではないので、久々にアミルさんは晴れ晴れと、小さな夫であるカルルク君と心置きなく、愛馬を駆って遠駆けという「デート」に、身も心も弾んでいます。


乙嫁21-1


と言うか、弾み過ぎでしょう、これッ!
立ってますよ、疾走する馬の背中で、荒れ地を駆ける馬の背中で立ってますよ!?その危険性を知ってか知らずか、旦那のカルルク君は「すごい、すごい!」と、これまた大はしゃぎ。


乙嫁21-2


絶好調のアミルさんと馬・スルキークに、すっかり調子に乗ったカルル君が競争を申し出ます。
「負けた方が1つ何でも相手の言う事を聞く!」何てマァ~、甘い御題を出しちゃって。勝負は結局、アミルさんの負けですが現時点では、対等条件ならば有り得無い事。不思議に思ったカルルク君がスルキークを良く見ると‥‥‥何とまァ~、山積みの荷物!これじゃ、サスガに勝てないかも知れない。
で、いったい何お荷物?かと言えば、ピクニックのお食事全点セット!あれ?野菜はあるけど、お肉は無いよ!?
と振り返れば、慌てず騒がず得意の弓を既に用意したアミルさん。肉は、現地調達です!


乙嫁21-7


と言う訳で「お湯を沸かして、待っていて下さい」と言われたカルルク君。
何だか寂しげな、その背中。だよね、幾ら育ちが違って、彼女の方が何倍も狩りが上手いと言っても、居残りは辛いよネ!
と言う訳でその日の夜、昼間の乗馬競争で勝った方の御褒美として、1つだけ何でも出来る彼女への「お願い」は何と「弓の使い方を教えて!そうすれば、一緒に狩りもできるじゃないか!!」これにはアミルさんもビックリ。と同時に、とても嬉しそうにすぐに山羊(やぎ)の角を使って、外で削り始めました。

で、その物音で目が覚めたバリヤさん。
「私も、結婚したら夜中に、角を削るのかしら?」と寝惚けながら、外の様子見て思うと、すぐに夢の中。大丈夫!バリヤパリヤさん、夜中に突然山羊の角を削り出す新婚夫婦は、このふたり以外まず御近所には居ないから。
尤も、順調に旦那がウマル君になったら、夜中に算盤の練習をする事には、なるかも知れません。


乙嫁21-4


この時のアミルさん、頬を染めて嬉しそうに、「久しぶりですから!」何かもう、新婚の新妻(確かにそうですが・・・)が久しぶりに帰った夫と一緒に、風呂にはいるとか一緒に寝るとか見たいな、喜び方です。
本当に、根っからのアウト・ドア派なんですねェ~。



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バリヤじゃなくてパリヤですよ

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HINAKAです。

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『あんのんブログPart2・HINAKAの戯れ言』です。
本来は、『あんのんブログ・HINAKAの雑記』としてSo-netブログであったものが、So-netブログから追い出されて、ここで新たに構築するモノです。

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