《過去記事再編集》MJ号発進!『マイティ・ジャック』を知っていますか?万能戦艦及び水中からの発進シークエンスの元祖!!




この記事は以前に使用していたSo-netブログで2010年02月12日に公開したものを補足再編集したものです



どうもこの国には、万能戦艦信仰なるものがあるらしい‥‥‥のです!
今でこそ、万能戦艦と言えば何と言っても、日本のアニメ史上を、そして文化史上そのものを変えたとすら、言い切ってもいい、宇宙戦艦ヤマトがあります。
何しろ、「宇宙戦艦」なのに地中から出て来るわ(さすがにそれは、1度だけですが)、カタパルトも発射台も無しで、大気圏を翼を生やして飛ぶわ、そのまま(当然ですが)宇宙に出るわ、とそれだけでも凄い!さらには、数知れぬ艦載機を発進させるわ、海には潜るわと文字通り「万能」ぶりを発揮します。

面白い事に、この万能戦艦という発想は、SF先進国?のアメリカにはありません。
そもそも、艦自体が主人公的な役割を果たすのは、この分野の先駆的作品、邦題「宇宙大作戦」原題「スター・トレック」のエンタープライズ号ぐらいなものです。逆の見方をすると、その主人公的な艦の敗北もしくは破壊は、そのまま主人公側の敗北であり壊滅を意味するというのが、日本映像シーンの特徴です。
ですが、今回はその精神的文化的、あるいは民族的な背景などは一切無視して、その万能戦艦Super Battleshipの発進シーンにだけ注目したいと思います。

その為、この話題には欠かせない東宝特撮映画の傑作と言われる1963年公開の映画海底軍艦に登場する、まさしく地に潜り、海中を進み、空を飛ぶ轟天号に関しては、後に触れます。

それよりも今回取り上げるのは、1968年から放映されその後の万能戦艦Super Battleshipの、水中発進シーンに圧倒的な影響を与えた、TV特撮シリーズマイティ・ジャック及びその続編の、戦え!マイティ・ジャックに登場する、まさしくその名の通り主人公と言ってもいい万能戦艦マイティ号MJ(エム・ジェイ)号の、余りにも有名な水中発進シーンです。


「マイティジャック&戦え!マイティジャック」
DVD・Amazonリンク済み


マイティジャック Vol.3 [DVD]

MJ01Vol3



DVD 戦え!マイティジャック Vol.1

戦え01Vol1



そしてその後の有名な、言わば歴代の
万能戦艦の水中発進シーンです









1968年4月から放映された
マイティ・ジャック
オープニング+α










少し違うバージョン?マイティジャックの
メンバーはどこからで集まれます!?



当初は、1時間枠の本格的SFアクション・ドラマとして、大人向きにスタートしました。
以下は、その第6話のクライマックスの一部です。隊長を、先日他界された二谷英明氏が演じていますが、彼が主演した為にゴタゴタが増え、後に13話で放映打ち切りになる要因になったと言われています。
この作品に賭ける、円谷英二氏の熱意が並々ではなかっただけに、人間的なトラブルを嫌う円谷氏にはとっては、痛恨事だったと言われています。





1968年6月に、1時間枠の『マイティ・ジャック』は終了し、代わって30分枠で子供向けにアレンジを変えて、『戦え!マイティジャック』として、同年7月より放映されます。
隊長を始め、隊員のキャストも一部入れ替わり、設定もや小物メカもかなり変更されましたが、マイティ号そのものはまったく同じ状態で健在でした。また、『マイティ・ジャック』ではマイティ号の事を、正式名称が「マイティ・ジャック号」なので通常は、略称の「MJ(エム・ジェイ)号」と呼んでいました。この『戦え!マイティ・ジャック』からは、通称「マイティ号」で統一?されたようです。




詞:清瀬かずほ曲:冨田勲
歌:フールサンズ合唱団



現在のように情報過多ではなく、むしろ情報過疎で何でタイトルが代わったのか?時間枠が代わったのか?訳が分からないまま、視聴者の特に子供達には「マイティ号」と「MJ号」の2隻が有ると、広く思われていました。
実際に、オープニングにも出て来る発進シーンのドック内には、マイティ号の艦橋によく似た設備が見られ、それが建造中(これには諸説流布しましたが、円谷英二氏は「夢は壊したくない」として、設定やセットの公開を極力避け、今で言う公称ガイド的な出版物もなく、出版社が独自に調査?して、雑誌などに特集を組んでいました)。

しかし、この子供向けのTVシリーズも視聴率が振るわず、その為当時は特集出版物も殆どでないまま、全26話(当初は、実際に元の1時間枠の作品を半分ずつ前後編にして、30分枠で放映したと、言われています。なお後半は、純粋な30分作品となっています)で、放映を終了しました。
次の映像は、その前後編作品中でも、傑作との評価の高い12話と13話「マイティ号を取り返せ!」前後編の中で、後編クライマックスです。この物語の中で、マイティ号は実質1人でも運行できるように設計され(敵は事実上2人で、具体的には女性が1人で操作しています)、どんな攻撃にも傷1つ付かない無敵の合金(超合金Zより以前のお話しです)で作られた、無敵の戦艦である事が説明されます。


戦え!マイティジャック

第12話マイティ号を取り返せ前編









そして何とも衝撃的だったのが、当時の日本の工業科学技術の集大成とも言うべき、日本最初の超高層「霞ヶ関ビル」その霞ヶ関ビルへ、マイティ号が突っ込むという衝撃的なシーンで、前編が終了します。
そして後半の冒頭で、文字通り霞ヶ関ビルを上下真二つに砕いて、無傷で飛び出して来るという、現在では様々な理由で実現不可能な描写があった事です。
そんな破壊不可能といわれた、マイティ号の合金を破壊できる唯一の爆弾を積んだミサイルで、撃ち落とす事になるのですが‥‥‥。
「ウルトラセブン」の森次浩司(現・晃嗣)氏が、助っ人としてゲスト出演し、わずか2人で取り返すという、爽快な物語になっています。この映像も、何とか拾い集めた前編の後半ですが、残念ながら、いつリンク切れになるか、分かりません。






ここで、「全編終了、続く」という録画機もない時代(まだ白黒ブラウン管TVで見ていました)、《後編》が放映されるのを今か今かと待ち焦がれたものです。

「マイティ・ジャック」の語源が、トランプ・ゲームから派生している事は、何かに付けて小道具にトランプのカードが使われる事からも、明らかです。
〈マイティ〉は、オール・マイティ=何でも可能。〈ジャック〉はトランプのJ=11で、そのまま主役メンバー11人を意味している事は、改めて確認の必要も無いでしょう。

そして同じく、円谷英二氏が作り上げた元祖?万能戦艦轟天号







轟天号が登場する映画海底軍艦予告編です!
ただ、この時の轟天号の発進シークエンス(過程)は、マイティ号のようなモノではなかったと、思います。
ですが、「万能戦艦」の原点は間違いなく、この轟天号でしょう!ただ、発進シーンからそのデザイン、各種搭載小型機など、やはり後の後への影響を考えると、マイティ号の方が洗練されていたと思います。

そして、次なる「万能戦艦」の発進シーンは?


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劇場版アニメ
さらば宇宙戦艦ヤマトより
ヤマトの発進シーン







ヤマト発進01

ヤマト発進02

ヤマト発進03

ヤマト発進04

ヤマト発進05

ヤマト発進06

ヤマト発進07

ヤマト発進08

ヤマト発進09

ヤマト発進10

ヤマト発進11

ヤマト発進12

ヤマト発進13

ヤマト発進14

ヤマト発進15

ヤマト発進16

ヤマト発進17

ヤマト発進18

ヤマト発進19

ヤマト発進21

ヤマト発進21

ヤマト発進22

ヤマト発進23

ヤマト発進24

ヤマト発進25


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ガンダムSEED DESTINY第14話

アークエンジェル発進シーン
(14:30頃から)









〈一応リンク切れ予備です〉


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ここまで似ていると、もう何も言えません。
しかし1960年代のCGも無い、モーション・コントロール・カメラも無い、無い無いづくしの中、手作りの職人技的技術で、実写特撮をここまで成功させたと言うのが奇跡としか思えません。世界に誇れる?アニメになっても、結局その表現を踏襲する事しかできない……むしろ踏襲する事が、過去の偉大な作品への敬意と、言えるのでしょうか?

今回は、これだけです。2010年時点では
↑だったんですが!

まァ、関係者が同じと言う事で、仕方が無いと言えば言えるのですが‥‥‥。


TVアニメシリーズクロスアンジュ
天使と竜の輪舞
ロンド
第13話武器工廠(アルゼナル)、炎上


〈これは次元戦艦?アウローラ
水中発進シーンです!〉

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先人に学べ!」とは、あらゆる事に共通する(失敗も含め、反面教師としても‥‥‥)鉄則ですが、こうまで見事に皆同じだといささか呆れるというか、他に方法はないのか!?と、言いたくもなります。
そもそも、最初のマイティ号の発進シーンは、いわゆる注水ドックで船が完成したり修理が完了したときの、進水方式の応用です。乾式ドック(陸の上で船を造る)の場合、宮崎駿氏初監督作品にして、唯一の連続TVアニメ・NHKが自ら製作した、初めての連続TVアニメ・シリーズでもありますが、『未来少年コナン』全26話の最終回で、その極端に豪快な進水式が描かれています。
ミリタリー・ファンでなくても、最近その沈没している状態が、初めて発見されたという、有名な大和型二番艦・戦艦「武蔵」は、御存じだと思います。武蔵は乾式ドックから滑り降りる型式の進水をしたのですが、計算以上の高波が立って、近隣の浜辺に高波が押し寄せ、一部家屋が浸水したそうです。当時の日本帝国海軍が、今で言うダミー会社から賠償金を支払った話しが知られています。

当然ですが、完全に水中から出入りする船舶など、基本的には「マイティ・ジャック」の放映時には、存在しません。
その為、あの発進シーンの半分以上は、ほぼ創作だと考えて良いと思います。

1.最初の搭乗員(クルー)の乗り込み方式は、後に大型空港で大型機に採用されておなじみの、ボーデング・ブリッジ
この蛇腹式の、搭乗橋が伸びて乗り込むというのは、既に海外の空港にはあったのかも知れませんが、そんな事は知らない人達をワクワクさせました。後の万能戦艦は、基本的に基地に戻るつもりが無かったのか、このような搭乗装置は描かれませんでした。

2.なぜか必ず?二ヶ所から、注水を開始。
上下にしろ、並行にしろ注水口は二ヶ所。あるいはそれ以上有るのかも知れませんが、このポイントはまず初めの注水口から、チョロチョロドバッーと水が流れ込み、次に二番目の注水口からも同様にもったいぶって水が流れ込みます。この様子が、そのドックと中に鎮座する船の大きさを、そしてこれから始まる冒険の始まりをいやが上にも高めてくれます。

3.最初は注水量を表示していましたが、後にはドックと船とを簡略に表示した画面でのみ、大体パーセントで説明します。
この時「何故か?」満水し、発進準備が完了した事を、「フルゲージ!」と呼ぶのは、マイティ号以来の伝統です(「満水」でも「注水完了」でも何でもいいはずですが‥‥‥まァ、「さらばヤマト」では確かにそう言っていますが、違いとしては今一つな感じです)。

この後、本来ならマイティ号も船の固定具を外す作業があるハズなのですが、円谷作品伝統?なのか、ここは「ヨッコラショ」と浮き上がってから前進を始めます。
註:ウルトラホークを始め、マイティ号内の小型機なども、カタパルトのような射出機から発進するのではなく、一度浮き上がってから、改めて自己推進機の力で飛んで行くという、「謎の(特撮故のと言うのは無しで)」伝統があります。

この後の水路進行方法や、浮上時の手順などほとんどが、マイティジャックで作られたものが、利用(踏襲とも言えますが)されています。
それというのも、毎回(毎週?)のように海中から海面へ出て、更に大空に飛び立つというのは、後にも先にもこの「マイティ号」だけだからです。如何に宇宙戦艦ヤマトが、ガンダムSEEDアークエンジェルが宇宙に飛び出そうとも、毎回のように海に潜り海面で戦い、大空を疾駆するのはまさにこの「マイティ号」の、独壇場です。








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本来は、『あんのんブログ・HINAKAの雑記』としてSo-netブログであったものが、So-netブログから追い出されて、ここで新たに構築するモノです。

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