『44オートマグ』が好きなもので・・・!TVアニメ『Phantom ~Requiem for the Phantom~』や劇場版『機動警察パトレイバー』に登場。



以前の拙So-netブログ記事とダブりますが、今回はとても好きな拳銃『44オートマグ』に特化した内容です。
http://aonow2.blog.fc2.com/blog-entry-307.html》に、この元となったなった記事があります。

尚、急にこのような記事を書き込んだキッカケは、以下のような雑誌を久々に手にした為です。



ホビージャパン社発行GunProfessionals
2016年02月号



Gun誌16・2月B

〈Amazonリンク済み〉



久しぶりにGun誌を見ましたが、リボルバーとオートマティックの対決として、44マグナム編ではS&W(スミス・アンド・ウェッソン)社のリボルバー・M29。
映画『ダーティ・ハリー』で一躍ムーブメントを起こした、当時世界最強の拳銃。もちろん。リボルバーでした。





そして同じく映画『ダーティ・ハリー4』に登場した、異色の44マグナム・オートマッチク拳銃。
その名も、44オートマグ!ただし、映画に登場したのはオートマグの設計者が、自らダーティ・ハリーを演じるクリント・イーストウッド氏にオリジナルで製作をしたという。この世に只一丁の8.5インチの銃身に、市販品と同様のベンチレーテッド・リブという、コルトの有名な357マグナム・リボルバー拳銃と同じ、銃身の冷却とデザイン目的の穴が空いている特別製です。
その為この銃のシリアル・ナンバーは、他のモノと違って「クリント-1」と刻印されている事は、余りにも有名です。これをすっかり気に入った、イーストウッド氏が自ら監督をした『ダーティ・ハリー4』で撃ちまくります。この時の撮影用ステージ・ガンも同様に「クリント-1」の製作スッタフ達が、自ら作ったと言う事で「クリント-2」という、シリアル番号が入っているそうです。





この「クリント-2」は撮影後、巡り巡って現在はアメリカ在住の日本人(日系人?)が、所有している(2015年現在)との事です。
おかげで、日本ではすっかりモデルガンを始めサバイバル・ゲームなどで扱う、ガス・ブローバックガンなどもほとんどが、この「クリント-1」モデルです。


〈クリント-1を模した日本製44オートマグ・ホビー用エアガン〉

CLINT-1M.jpg


ただやはり、個人的な好みとしては市販製造された、6インチ銃身モデルが良いと思っています。
違いは銃身の長さですが、比べるまでもなく銃身上に伸びたベンチレーテッドに開けられた穴の数が、3個と4個とで簡単に区別できます。


6inAMG2.jpg


〈ベンチレーテッド・リブ・ホール付きで有名なコルト・パイソン
357マグナムです。通常、自動拳銃には有り得無いモノです〉

パイソン6inc





このMEDIAGUNDATABASE映画やTVドラマ、アニメ、漫画、小説、ゲームなど、さまざまなメディアに登場した銃器の紹介をおこなっています。「あの○○○に登場した△△△って何だっけ?」などの素朴な疑問から、知識欲、創作活動、コスプレなど、さまざまな用途にお役立て下さい。
との前書きに甘え、先ずは全文引用させていただきます。


44AMG.jpg


 1969年に登場した世界初の、マグナム弾を使用する自動拳銃
マグナムオートという新しいジャンルの先駆け的存在。以降のオートマグ・シリーズと区別するため、44オートマグとも呼ばれる。

 1970年、ハリー・サンフォード率いるAM社(Auto Mag Corporation)は、新技術であるステンレス材を使用することによりマグナム弾の威力に耐えうる理想の自動拳銃、オートマグを発売した。
 しかし当時は未熟であったステンレス技術と、素材特有の粘りや潤滑、通常はライフル銃に使われるような複雑な閉鎖方式などのせいで、いとも簡単にジャムを引き起こし、「オートジャム」と言う不名誉なあだ名まで付けられた。
 .44AMP(.44 Auto Mag Pistol)というリムレスのオートマグ専用弾を使用するが、当時はどの弾薬メーカーからも発売されなかった。少し後になってようやく出たメーカーの工場製弾は質が悪かったり強力過ぎたりで、結局オーナーはライフル用の308ウィンチェスター弾のケースを切り詰めて弾を自作したが、それらが更にジャムを誘発した。
 実用性という点ではサッパリだったが、その野心的な試みと、ユニークな構造に優雅なスタイル、そしてオートでマグナムという魅惑的な響きによって一躍有名となり、数多くのコアなファンを作り出した。
 倒産に追いやられたAM社がトーマスオイル社に買い取られTDEとなり、一時経営が安定した頃に発表された.357口径のオートマグは貴重なコレクターアイテムとなっている(.357AMP弾は発売されず、44AMP弾から自作するしかなかった)。

 クリント・イーストウッド主演の「ダーティハリー4」に登場し、一部の熱狂的なファンを作りだしたものの商業的には成功せず。
 生産元が二転三転した挙げ句1983年に製造中止となった。記録によると純正モデルの製造数は合計で2,000挺程度で、今でもマニアの間では高値で取引されている。
 後に同じ発想で作られたデザートイーグルが成功した事を考えると、時代が早過ぎたのかも知れない。

 余談だが、AM社は社名の変更や倒産、吸収や買戻しを繰り返しているため社名こそ頻繁に変わっているが、その実は同じ会社である。そのためオートマグにはAM、TDE、ハイスタンダード、AMT、AMCと様々な刻印が存在する。



引用者註銃弾の大きさやそれを発射する、銃身の口径を主に米英ではインチで表示します。
その為、本来は1インチ以下を示す「0.」ゼロ・コンマのコンマを上記のように表示すべきなのですが、このブログではそれを省略させていただきます。さらに、同じ口径でありながら銃弾の違いを強調す為に、いわゆる銃身内部に刻まれたライフリング=銃弾を回転させる為に刻まれた幾筋もの溝。それで出来た銃口の山と谷で測る長さを元に、有名な38口径と357マグナムが実は同じ口径で、357マグナム用回転弾層式拳銃=リボルバーは、38スペシャル弾と呼ばれる通常弾を使う事が出来ます。
これは、銃弾カートリッジ(実包)の太さが同じで、長さのみが違うからです。ですので、逆のマグナム用でない38口径リボルバーから、357マグナム弾は撃てません。また一部の例外を除いて、自動拳銃=オートマチックの場合にはその口径と弾層の大きさに制限されますので、このような事は出来ません。
なお44口径は「ヨンジュウヨン・コウケイ」、357マグナムは「サンゴウナナ・マグナム」と読まれるとします。映画のダーティ・ハリーでも「フォーティフォー・マグナム」と呼んでいますので、ヨンヨン・マグナムと言う呼び方は日本独自だと思います。面白い事に、銃の名称が年号などの4桁になると、ガバメントの通称で有名なコルト1911A1・オートは「コルト・ナイティーン・イレブン」と呼ばれています。どうやら、2桁ずつで区切るようです。


〈拳銃弾の構造〉

いわゆる9ミリ・パラベラム(ルガー)弾
現在、世界で最も普及している銃弾です。
9ミリ口径は、事実上38口径と同じです。


拳銃弾図解

実物断面

9ミリ弾の形状A

〈自動拳銃(オート)用9ミリ弾の形状〉


357vs38A.jpg

左から、44レミントン・マグナム、357マグナム、38スペシャル、
7.62×25トカレフ、45Auto、9×19パラベラム。

357マグナムと38スペシャルが同じ太さで
長さが違う
と言う事が、良く分かります》

右の3個がオート用で、雷管の底部が上の薬莢(ケース)とリムレスと呼ばれる同じ直径で、自動で排莢する為に薬莢の底が発射のガス圧力で、後退する遊底(自動拳銃の場合、スライド・カバーと一体となっている為に、単純に「スライド」と呼ばれる事も多いのですが、実際にはスライド・カバーの内側にブリーチ・ブロックやボルトと呼ばれる、雷管を叩く撃針を内蔵した機構があります。
この全体を日本では「遊底」と呼びますが、敢えてスライド・カバー部分を「遊底覆」と呼ぶ場合もあります)。この遊底部分の爪(エキストラクター)に、掛かりやすいように僅かに傾斜しています。逆に左の3個は、リボルバー用なので雷管の底部は、薬莢の胴体より一回り大きくなっています(リムド・カートリッジと呼ばれています)。

一番左が元祖?44レミントン・マグナムです。
当然、この弾を撃つ為に開発されたのが、S&W(スミス・アンド・ウエッソン)社製M29・リボルバー(回転式弾層)拳銃です。監督がドン・シーゲル氏で、主演したクリント・イーストウッド氏が、一気にスターダムに駆け上がった記念碑的映画作品『ダーティ・ハリー』で、もう1人の主役として一躍有名になったのが、このM29です。

狩猟用のサイド・アームとして、文字通り当時世界最大最強の銃弾カートリッジでしたが、余りの威力に伴う大きな反動に、「こんなに大きくて、反動の強い拳銃は扱いづらい」などと言われ、当初の売れ行きはサッパリだったようです(銃そのものですが、とにかくカートリッジの値段が高かったそうです!)。
ところが映画の大ヒットにより、M29の人気も鰻登りとなって、ついには製造が追い付かなくなった!そうです。その為、製造工程の一部見直しや一般向けにと値段を抑える(販売店を儲けさせる?)為にも、工程の簡略化や仕上げの省略が行われたようです。その結果皮肉な事に、不人気の初期モデルは大変に出来が良く。趣味人にとっては芸術品とも言えるのだそうですが、映画がヒットした後での市販品は言わばバージョン2で、残念ながらそれほどの粋には達していないと言う事です。


44レミントンマグA



そして、このように元祖44レミントン・マグナムは、もちろんリムド・カートリッジです。
ほぼ、あらゆるリボルバー拳銃用のカートリッジは、薬莢の底・雷管の周囲のリム(縁・へり)がホンの少し大きくなっている、このリムド・カートリッジになっています。
撃針が雷管を叩いて、薬莢の火薬を爆燃(爆轟でなく、飽くまでも瞬間的な燃焼により、多量のガスが発生し薬莢の蓋になっている弾頭を、弾き出すのだそうですが、火薬の燃焼速度などの加減でかなり色々変わってくるらしく、同じカートリッジでも中の火薬の種類などと、弾丸の重さなどとの兼ね合いで、弾丸に様々な威力の変化を与えるのだそうです)させた時に、間違っても薬莢が弾層の中に喰い込むなどという事が、無いようになっています。
同時にこの為、リボルバーの場合には弾丸の発射エネルギーが、そのまま反動として撃ち手に伝わります。この為、大口径で高威力のマグナムと呼ばれるようなカートリッジを使用する場合には、撃ち手にはそれなりの準備が必要となります。



〈オートマグ登場映画『ダーティ・ハリー4』の冒頭シーンです。
有名な「Go ahead,Make my day(撃って見ろ、俺を楽しま
せてくれ・映画的な意訳)」と言うセリフの前に、強盗犯が「俺達?
お前1人だろう!?」と言うと「スミスさんとウェッソンさん、それに
俺だ」と言うシーンがあります。つまり銃器メーカー「S&W」の創
業者2名の名前を持つ、S&W・M29という銃が2人分の働きを
するというジョークとも、今回のクライマックスでは出番のない
M29とS&Wに対する敬意とも取れるセリフです。
(今回のクライマックスでは44オートマグが主役です!)〉


















44オートマグ』の特徴。


ボルトの閉鎖機構には、自動小銃で用いるような「ロータリー・ボルト・ロッキング・システム」を採用。
 〈この辺の説明は、後ほど・・・出来たらいいなァ~〉

当時の新技術だったステンレス鋼を使用する事で、マグナム弾の使用に耐え、メンテナンスもしやすくなる事を目指しました。
 〈結果的には仇(アダ)になったのですが、全てが斬新でスタイリッシュである事に、拘り続けた結果が唯の失敗作から、現在に至るまでの間に伝説となり、やがては幻と化するのではないか?とさえ、思えてしまいます〉 

オートマグ専用弾である強力な新開発の、自動拳銃用のリムレス・44AMP(44オートマグ弾)の使用が前提でした。
 これは、設計上で重さ240gr(15.6g)の弾頭を使用した場合で、約1,755fps(毎秒535m)の初速を出します。
 当時、通常のリボルバー用レミントン・44マグナム弾が、同じ重さ240gr(15.6g)の弾頭の場合。
 同じ6.5インチ・バレル(銃身)で、初速が1,350~1.180)fps(毎秒360m)程度とされていたのと比べて、驚異的な数値でした。


44AMP1.jpg

〈左・44AMPvs右・44MAG通常弾〉


残念ながら44オートマグ専用の44ACPカートリッジは、遂にまともに市場には出回りませんでした。
銃器というモノは、弾丸を発射してこそ意味があるモノで、それ故に基本的にはまず「銃弾カートリッジありき!」銃器開発のイロハの〈イ〉のハズです。この銃弾を発射する為の銃と言うのが、基本中の基本です。
それでも、後のデザートイーグルを見ても分かるように、初期不良に悩まされ結局製作元とは別の会社で、試行錯誤を繰り返した結果、ようやくまともに扱えるようになりました。今では、自動拳銃弾最強最大の、50AE弾すら使用可能です。しかもこの銃は元々の設計思想に、《自動拳銃でありながらリムド(リボルバー用カートリッジ)を使用できる!》という、他の自動拳銃ではマネの出来無い機能がありました。それはこの拳銃が最初から採用した、ショート・リコイルをしないガスオペレーション機構の産物でした。
この為、既に広く市場に出回っている元祖?レミントンの、当然リボルバー用の44マグナム・カートリッジを始め、357マグナムも全て市販品のリボルバー用が使えるという、超利点がありました。
この為、一時的にはともかく新た自動拳銃用のリムレス44マグナム・カートリッジを作る必要は無くなりました。この結果、事実上現在では品質の悪い、第三国で細々と作られていたリムレス44AMPは完全に姿を消したそうです。
在庫品を使う以外では、44オートマグの所有者自身が自分で自作するか、専門の銃器店に依頼して高額のカートリッジを、ある程度まとまった量で作って貰う他無いそうです。

それでも未だに、この44オートマグの人気は衰えず?
最初の先行予約販売時の価格が、一丁200ドルという当時としても高額だったそうですが、現在では中古品しか無いにも関わらず、一丁2,500ドルは下らないのだそうです。完全に、ビンテージ品扱いです。

この驚異的な44AMPカートリッジを使用する為に、44オートマグ銃全体の強度は50,000CUPに達すると言われています。
 〈50,000CUP=(1CUP=250ミリリットルとして、4CUP=1リットル=1kgとすると)約3,125kgつまり約3.125トンって本当!?(参考:「GunProfessionals2016年02月号」)〉




〈唐突ですが日本のアニメに登場した、代表的な『44オートマグ』のシーン〉


《有名な『Phantom ~Requiem for the Phantom~
2009年9月より放映開始・第10話終幕」》





ファトム1014


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ファトム1012


ファトム1011


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ファトム1006


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ファトム1004


ファトム1002

〈これが決定的に問題の、「ジャム」動作不良です〉


ファトム1001



《1989年公開・劇場版『機動警察パトレイバー』での
香貫花・クランシーが使用》






〈出番が少ない上に、素顔を晒すシーンも少ないので・・・〉

劇パト香貫花01


劇パト香貫花02

〈成田国際空港の入国手続きで「入国理由は、観光ですか?」
と聞かれて「Combat(コンバット・戦争よ!)」と答えています〉


劇パト香貫花03


劇パト香貫花04

〈1発目を通常通りボルトを引いて、装填しています〉


劇パト香貫花05


劇パト香貫花06


劇パト香貫花07


劇パト香貫花08


劇パト香貫花09

〈この様な連続射撃が可能なら、良かったのですが・・・〉


劇パト香貫花10

〈これもこの作品では珍しい、険しい素顔で振り返ったところです〉


劇パト香貫花11

〈背後に向かって連射、44マグナムの発射炎が凄いです!〉



劇パト香貫花30

〈どうやらここで、ボルトが下がったままのオープ
ン状態になり、残弾が無い事を確認したようです〉


劇パト香貫花13

〈弾層の入っている、銃把を握る右手の親指がボルト
のロックを解除するレバーの位置にあって、動きます〉


劇パト香貫花12


劇パト香貫花15

〈何気なくボルトを閉鎖して、空弾層(マガジン)を捨てます〉


劇パト香貫花14


劇パト香貫花16


劇パト香貫花18

〈また何気なく、新しい弾層を入れます〉


劇パト香貫花19


劇パト香貫花22


劇パト香貫花23

〈以前と同じくボルトを引いて、初弾を装填しています〉



劇パト香貫花25





〈現在の主な拳銃用カートリッジ(実包)〉

拳銃銃弾比較用B

左から、オート用最大の50AE(アクション・エキスプレス)弾、
使用できるのは専用の50口径・デザートイーグル自動拳銃。




MEDIAGUNDATABASEリンク済み


IMI デザートイーグル・自動拳銃


デザートイーグル50AE

《デザートイーグル・50AE》


 アメリカのマグナムリサーチ社が設計した、世界有数の大口径自動拳銃。
80年代後半から数多くの映画などに登場し、そのわかりやすい外観と強烈なキャラクター性から、今ではかなりの人気銃となっている。その迫力から「ハンドキャノン」と呼ばれることもしばしば。

 マグナムリサーチが最初に発表した357マグナム弾モデルは「イーグル(またはイーグル357)」の名で知られ、面影こそあるもののスライド形状などが大きく異なっていた。
1982年に発表されたこのモデルは、射撃特性こそ優れていたものの動作不良が多く、最終的にはマグナムリサーチと契約したイスラエルのIMIが改修を行って信頼性を向上させた。
 本銃が大きな成功を収め始めたのは1986年からである。この年に登場した.44マグナム弾モデルによって『.44マグナム弾が使用できる、作動が安定したマグナムピストル』として人気が出始めた。1991年には大口径の50AE弾モデルが発表され、マグナムピストルとして確固たる位置を築いた。
 当初IMIで製造されていた本銃は、1995年から55年ほどアメリカのサコー・ディフェンスで製造されていたものの、同社がジェネラル・ダイナミクス社に吸収された後、現在のIWI(IMIから独立した小火器部門)によって、再びイスラエルで生産された。
2005年からはマグナムリサーチも自社生産を開始し、アメリカとイスラエルの2カ国で生産が行われていたが、2009年にIWIでの生産が終了し、以降はアメリカ国内でのみ生産されている。

 本銃は、一般的なブローニング式ショートリコイルではなく、本来自動小銃などに使われる作動方式と閉鎖方式を採用しており、バレルに設けられた穴から導かれた発射ガスによって、スライドに連動したピストンが押され、ボルトが後退する仕組み。
このためバレルはフレームに固定されており、命中精度も高い。中期のモデルからはポリゴナルライフリングやマウントレールを採用している。
 それぞれの口径には、マガジン、バレル、ボルトを交換するだけで対応が可能だが、.50AEと.44マグナム弾と.440コーボン弾は薬莢のリム径が同じ〈*1〉なので、ボルトは共用が可能になっている。
 大口径弾に合わせた大柄な作りで、そのぶんセフティレバーの操作が片手で行いにくいといった声もある。
通常の銃身長は6インチだが、10インチや14インチのロングバレルモデルも存在する。ただし14インチモデルは1999年に生産が中止されている。

 本銃の.50口径モデルで使用される.50AEの弾頭径は、同じ.50口径ハンドガンであるS&W・M500で使用される.500S&Wの弾頭径0.492インチを上回る。
また、発射時の運動エネルギーはAK-47(カラシニコフ)で使用される4.62ミリ×39弾と同等であり、レベルⅡ規格以下のボディアーマーを貫通する。レベルⅢA~Ⅳ規格のものでも胸部や肩の骨などに当たる部分に着弾した場合、貫通は防いでもその衝撃による負傷は免れず、高レベルのボディアーマーを着用している目標に対して比較的有効とされる。

〈以下略〉

〈*1:.440コーボン弾は、.50AEのケースをネックダウンし、.44マグナム弾の弾頭を組み合わせている。〉




拳銃銃弾比較用B

〈現在の主な拳銃用カートリッジ(実包)再び〉

左から50AEの次が、リボルバー用44マグナム弾。
薬莢の底、雷管の周囲が薬莢の直径より、少し大きくなったリムド・カートリッジ。次の3番目が、同じくリボルバー用357マグナム弾。
更に左から4番目が、45ACPの自動拳銃用リムレス・カートリッジ。
45ACPと言えば有名な、ガバメントことアメリカ軍の正式採用自動拳銃。コルト・1911A1・オートの銃弾として開発されました。その後、ガバメント共に100年以上の長きに渡り、未だに一般自動拳銃弾としての地位を確立しています。
その左隣にあるのは、紆余曲折の末アメリカで広まった40口径のS&W自動拳銃弾です。右隣の世界標準になっている、9ミリ・パラベラム弾と全体がほぼ同じ長さで、直径だけが1ミリ程大きい10ミリ口径となります。アメリカの警察を始め、法務執行機関では9ミリよりも威力があると言う事で、評価が高いようですが世界的には「9ミリとどこが違う?」という感じで、広まる気配は余り無いようです。
そしてその右隣が、9ミリ・パラベラム弾です。今や自動拳銃弾、特に復列式弾層(ダブルカラム・マガジン)の標準カートリッジとして、広く世界中に普及しています。皮肉な事に、この流れを作ったのが世界で最初に一般市販自動拳銃で、この9ミリ弾を使用して復列式弾層を採用した。自動銃器製作の天才ジョン・M・ブラウニング(ブローニング)が、その生涯の最期に世に送り出したとされる13連発の「FN・ブローニング・ハイパワー」でした。


〈その後の、自動拳銃の流れを決めたとも言われる、「ブロー
ニングHP」そのグリップは、現在でも最も薄いのだそうです。〉

FN-BH02_20160501043551ae8.jpg


ブラウニングの天才ぶりは、この自動拳銃弾の種類にも現れています。
大口径主義?のアメリカが主流になった、45ACP。そして、自動拳銃が圧倒的に早く広く普及したヨーロッパを中心に広まったのが9ミリ・パラベラム。そしてそれを決定的にしたのが、西欧ベルギーの銃器メーカー・FN社がブラウニングの設計を元に、完成したFNブローニングHPです。
HP(ハイパワー)という命名の由来は、今までの倍以上の銃弾が1回で装填できるという事で、決して銃弾の威力が強力だと言う意味ではありません。


《ブローニングHPの継承者達》

cz75B1_201605012202488dc.jpg

〈チェコ製の名銃として名高いCZ75〉


ベレッタM92B

〈ガバメントに変わるアメリカ軍正式採用拳銃となったベレッタM92FS〉


45ACPは銃と同じく、1911年に発表されていますが9ミリ・パラベラムの歴史は、更に古くなります。
ドイツの名銃として知られる、「ルガー・P08」用に開発された9ミリ・ルガー弾です。その誕生は、P08が示すとおり1908年と言う事になります。ちなみにこの「ルガー」とは社名ではなく、設計開発したゲオルグ・ルガーさんの名前です。


〈9ミリ・ルガー弾を初めて正式採用した自動拳銃「ルガーP08」〉

P08B_201605010435521e9.jpg


比較写真にも有る通り、アメリカでは未だに「9ミリ・ルガー弾」と呼ばれているそうです。
ちなみにNATO軍の正式名称は、「9×19ミリNATO弾」だ、そうです。
最後の一番右端も、これまた古い22口径ロング・ライフル弾で、その名の通り元々は小動物狩猟用のライフル弾でしたが、見ての通り雷管周辺の底の部分が、薬莢よりも大きい構造をしています。この為、その後も小口径拳銃弾の代表として、多くの小型拳銃用として現在まで現役です。
また、銃規制の厳しい日本でスポーツ・ライフル射撃用の銃弾として、唯一使用できる(使用規制はもちろん厳しいのですが・・・)カーリッジ式の銃弾でもあります。

さて、ここで困った事が起きています。
今回の主役である、『44オートマグ』の為の、専用弾である自動拳銃用リムレスの《44オートマグ弾(44ACP)》が、どこにも無いのです!実はこれが、当初からこの『44オートマグ』という世界初のマグナム自動拳銃が「オート・ジャム(作動不良)」という不名誉な呼び名と共に、消えていった大きな理由の1つです。


〈非常に珍しい44AMPを含むマグナム・カートリッジ〉

44AMC2.jpg

左からS&W500マグナム(リボルバー用)、50AE(オート用)、
44AMP(44オートマグ専用)、44マグナム(リボルバー用)。


歴史に「もし」は存在しませんが、最初に予定通りの「44AMP(44オートマグ用マグナム弾)」が完成し、チャンとしたメーカーで大量生産・大量販売態勢が出来ていたのなら・・・あるいは!?と、ついつい思ってしまいます。



〈日本製のモデルガンですが良くできています〉
やはり44オートマグは、「クリント-1」モデルですネ。

44AMGvs50AE.jpg

〈完全なる贔屓(ひいき)目で、やはり上の44オートマグの方が、
下のデザートイーグルよりも、見た目は圧倒的に良いと思います〉



拳銃マグナムA

〈実は、他にも現在ではマグナム・クラスとも言うべき、特にリボル
バー用の強装弾が各種出ています。左からお馴染みの357マグ
ナム、44マグナム、480ルガー(米スターム・ルガー社製のリボ
ルバー用)、454カスール、そして最大最強と言われるS&W50
0マグナム(50AEや454カスールに対抗?)が登場しています〉


これらにもそれぞれ逸話があり、面白いのですがここではとりあえず飛ばします。
さらには、44オートマグの中で欠かせないショート・リコイル式、ロータリーボルト・ロッキングシステムと言う、おそらくいわゆる拳銃というものの中で、採用したのはこれが最初で最後?では無いかという、自動装填機構を採用しています。自動小銃や大口径ライフルで使用されて、実績もありますがまさか拳銃で使用するとは・・・。これも、今は飛ばします。

ただし自動拳銃をはじめ、あらゆる自動銃器機構には欠かせないショート・リコイルには、丁寧な説明動画がありましたので取り敢えずここでは、それだけを紹介させていただきます。
他の動画も、使わせていただいて是非本物の『44オートマグ』について、記事にしたいと思います。



〈自動拳銃とショ-ト・リコイルについて〉





〈44オートマグの仕組みと実射やっぱり3発に1発は・・・〉





〈44オートマグの実射シーン、スローもあります〉





〈画質は悪いのですが、最も以前からある丁寧な動画です〉
的(マト)に対する命中率を示したのは、これぐらいですか?





確かに、大型発想はアメリカ的だけれどそれにしてはデザインや機能が、流麗端正な上に複雑でしかも当時加工すら難しい、新素材ステンレスをそれも全てに使うという、大胆を通り越した無謀と言ってもいい挑戦。
その上、ある意味で拳銃本体以上に難しい全く新しいカートリッジを、レッキとした純正製造メーカーではなく、自前で作ろうとしたのは、もはや常軌を逸しているといわれても仕方ありません。リボルバーの44マグナム・カートリッジですら、実現までには山あり谷ありで、それなりに時間が掛かっていた上に発売してもサッパリ売れない!
大手のS&Wですら、当初は苦労したのですから。そりゃまァ、発売1年で倒産もしますわなァ~。試作品と、一般市販品では異なるという常識が、なかったのでしょうか?もっとも、まだ作ってもいないのに当時の先行予約が、1丁200ドルもするのに8,000件も入ったとなれば、有頂天にもなりますか…。

しかし、このいかにもアメリカ人好みの、大型大口径自動拳銃がこれほどまでにスタイリッシュで優美なデザインで、しかも何でこれほど動作不良(ジャム)を引き起こすのかと、疑いたくなるほど簡単に分解清掃できるシンプルな構造構成。
難しかったのはそれぞれの機構内部の動作連携と、スムーズな構造簡略化だったのでしょう。ともかく大きく強く美しく、繊細で結果として数奇な運命に翻弄されて、消えていった世界初のマグナム自動拳銃は、いつしか伝説と化したのではないかと思います。

そうでなくては、今でもこれほど人気を保っているはずは無い!と、思います。








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