『響け!ユーフォニアム・2』はこの先どうなっても、第05話「奇跡のハーモニー」で伝説となった・・・。



いやもう、既に第06話も放映されているので、今更感は拭えませんがとにかく、《凄かった!》のが、『響け!ユーフォニアム第05話奇跡のハーモニーです。
この後、どんなに理不尽な展開が待っていようと、理解不能なストーリーだろうと、作画崩壊しようと、この第05話だけで充分に、この作品は「伝説」になったと言っても、過言では有りません。



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カラオケはほぼ「アニソン」オンリーな上に、中学教師に「今時リズム感が無い何て・・・」と言われ、高校教師に「音痴っているのねェ~」と評された手前。
音楽に関して技術的な良し悪しなど、言える立場ではありません。ただこの時、ラストのクライマックス「全日本吹奏楽コンクール(高校の部)関西大会」のでの演奏シーンは文字通りの、〈圧巻〉でした。何が凄いかにが凄いって、後半開始から約5分後の呼び出しアナウンスから、エンディングまでの約10分間セリフ一切無し》の、演奏のみで場面は過ぎて行きます!

この演奏と、後は微かな周囲の息を飲む音や、譜面をめくる乾いた音だけ。
まさに自由曲演奏時間の約10分間を、リアルに同時体験できます。もちろん画面上では、それぞれの登場人物達が、様々な思いを抱いてここまで来て、この僅か12分間(課題曲を含む規定演奏時間で超えると失格)にある意味では己が全存在を賭けて、大胆にかつ細心に演奏をする姿が描かれています。
ですがこの場面、〈目を閉じて〉音楽だけを聞いていても、充分にその思いと細心にして大胆な、音の表現が伝わって来るように感じます。このTVアニメ・シリーズを、1期から見続けて来た人はもちろん。初めて2期から見始めた人にも充分に伝わる、素晴らしい演奏表現です!
まるで、かつてアナログ・ラジオで良くあった、ラジオ・ドラマの名演奏シーンを聞くかのような、錯覚すら覚えます。

当然難しい、今まではアニメーションでは表現不可能!とさえ思われていた、各楽器の演奏表現。
特に管楽器は、空気の吹き込み方や指の抑え方。更には指の滑らせ方から、管のスライドのさせ方。同じ楽器でも、性別・体格・個性によって、全く同じやり方は2つと無い。同じに見えて同じで無い、微妙なズレまでも見事に表現して見せた、デジタル(CG)とアナログ(手書き)の見事な合成!
文字通り不可能を可能にした、TVアニメ・シリーズにおける一つの快挙でしょう!!


面白いのは時代を反映してか、共学校ですので男女生徒がいますが、かつての「打楽器は男性」のイメージを払拭し、シンバルまでも女子生徒が叩きます。
更に、そのシンバルでさえ同じ叩き方は二つと無いと言う、「楽器としての技術性」をさり気無く、しかし大胆に描いた事は重要でしょう。特に、チューバなどの低音の管楽器は、肺活量はもちろんその楽器の重量支えつつ、繊細な指の動きを要求されるという鋭敏な感性のみならず、体力までも要求されるという厳しさ!
そーいえば、1期の初めの頃に運動部の様に、グラウンドを走らされていましたっけ・・・。「競技かるた(『ちはやふる』)」といい、今は体育系文化部が王道のスポーツ・アニメと並んで、旬なのですかねェ~。









響け!ユーフォニアム

第05話奇跡のハーモニー





〈リンク切れ御容赦!〉


これぞまさしく、「視聴されたら問答無用!」な作品だと思います。
敢えて気になるのは、後半(通常のBパート)が終わって、エンディング画面になって。普通なら終わりか、CMタイム。以前は、通常だった「次回予告」は最近ではあってもCMの後ですので、ここに所謂(いわゆる)「アバン映像」以前であれば「エピローグ」が入るのが、最近ではオープニングの前の「アバン映像」と共に、かなり重要なシーンが来る様になりました。
つまりABCで分けると、Dパートになります・・・!?この風潮自体は、どうかなァ~?と思わないではないのですが、この作品のこの回に関してだけは、お見事と!と、しか思えません。
なお、通常この物語ではエンディングの後のアバン映像は有りませんでした!それだけに、この場面の驚きは大きかったと言えます。

演奏が終わり、指揮者教師が台を降りて一礼し、静寂に包まれた会場が拍手が起こります。
演奏終了後、肩で激しく息をしながらも、緊張感が抜けきらない生徒奏者達の顔にも、ようやく安堵の表情が浮かぶところで、いつものちょっとホンワカしたエンディングへ。見ているこちら側もホッと一息入れて、さてこの後はと・・・などと思っていたら、エンディング終了と共に、画面が暗転し画面は再び会場へ!しかも、何と審査結果発表場面!?
ええッとなるのは、こういう展開に慣れていないからか、世代の違いなのか?しかもこの場面が、長いッ!!

まず、金・銀・銅賞の発表。
この金銀銅賞についてはやや分かり難いのですが、要するに審査員の一定の評価に達すれば、演奏順に何個金賞が出ても不思議では無い、というグループ表彰制です。表現芸術の評価としては公平なような、でもでは本当に良かったのはどこ?という、評価になっているようです。
そこで注目されるのが、この場合ですと「関西大会」は地方大会で、同時に「全国大会出場校(小・中・高校の場合、一般・社会人の部はチーム)」選抜大会の場でもありますので、その「金賞」の中から3校が代表校として選ばれます。各地方大会で、代表校が何校選ばれるのかは、各地方大会によって、異なるようです〈フリー百科事典ウイキペディアWikipedia全国吹奏楽コンクールリンク済み〉。

そして、「目指せ全国!」をテーマに掲げた(掲げてしまった?)この物語の主人公ヒロイン達にとって、金賞を取る事は当然(!?)でこの「全国大会出場権」を取る事が、まさに目標でありここまでのテーマだったのです。
つまり第05話にして、主人公達は当面の目標を達成!して、しまったのです。ではこの後の目標は?必然的に、「全国大会で金賞!」と言う事になります。これより上位の大会はありませんから、いかにグループ制の順位でも所謂(いわゆる)代表権の無い、通称「ダメ金」は、存在しません。

しかしこの第05話に関して言えば、そんな事はどーでもいいのだと思います。
今まで何の為に頑張って来たのか?なぜこの半年という短期間で、オーディションでコンクール出場メンバーに落ちた、特に上級生たちの悔しさはもちろん。選ばれた、メンバーに対する辛辣で激しい要求から、当然のごとく辛く激しい練習。何の為に夏休を潰し、その上で「流した汗と涙に見合う成果が得られたのか?」と、自問自答してしまわざる得ない、主人公を含む生徒達。
その汗と涙の葛藤の答えが、大会演奏直前の最終の音合わせで、敢えて発言を求めた副部長の「この関西大会に出られて良かった・・・で、終わりにしたくない!」という言葉に、凝縮されています。コンクールという、理不尽にも他者に評価された結果によってのみ、勝敗が判断される場。

それはハッキリと、数字で勝敗の別れる競技とは、まったく異なる絶対値と相対値の違い
しかもその相対値の判断基準は、個々の審査員の感性に委ねられるという理不尽。それらを乗り越えて、否(いな)!ねじ伏せる程の演奏を聞かせてこその、圧倒的な到達感。それこそが、求められる絶体の価値観
ですが、それを高校生風情に求める方が、どうかしています。その矛盾と葛藤も、この物語の大きなテーマになっています。何しろ、集団表現です。個人の力量でどうこう成るのは、指導者の資質だけです。そしてそれを生徒達は、選ぶ事が出来ません
ある意味、運不運の問題です。それを物語では、前年の新入生と3年生の衝突という事件で、描いて見せています。そしてその影響は、当然の様に現役の2年生と3年生に影を落とし、新入生にも見えない形で波及します。

ラストの全国大会代表選考結果の、発表シーンとその後の主人公達の発言と行動が、全てを物語ります。
主人公は「コンクールが嫌いだ!」と言った2年生の先輩に、もう一度聞きます「先輩、やっぱりコンクールは嫌いですか?」するとその先輩の答えは、「たった今、好きになった!」これをお調子者だと片付ける事は、この1話だけでも出来ません。それほど見事にこの1話は、これまでの問題を回収し「全国大会で金を取る!」と言う事に、切り換える事に成功しています。
まさに、見事な1話と言う事が出来ます。今後の展開も楽しみですが、この第05話まででも充分な出来と言えると思います。



〈リンク切れ予備・・・に、なるのかなァ~?〉



全画面にするると、変な帯びCMは消えます!








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本来は、『あんのんブログ・HINAKAの雑記』としてSo-netブログであったものが、So-netブログから追い出されて、ここで新たに構築するモノです。

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