TVアニメ・シリーズ『ボールルームへようこそ』第15話「じゃじゃ馬ならし」を見て、名香智子著の名作マンガ『パートナー』を思い出しました。



えーっと、実際スポーツの中で嫌いでは無い!むしろ好きなのですが、「競技」のルール自体が非常に複雑で、しかも大会の競技時間が長い!何の話かと言えば、《競技ダンス》の事です。
ところが、同じようなスポーツの美術的・技術的採点競技である「体操」や「フィギュア・スケート」は、細かいところを抜かせば日本人も活躍していますし、ルールや採点基準も比較的わかりやすくなっています。ただ、特にフィギュア・スケートのペアやアイス・ダンスが他の男女シングルに比べて、あまりにも低調。
だからこそ、マーヴィン・トラン選手と組んだ2012年の世界選手権総合3位。日本スケート連盟所属ペアとしてシニア世界選手権初のメダルを獲得した。高橋 成美(たかはし・なるみ)選手が、偉大だという事になります。結果的に何でこんなに、男女ペアの種目が弱いのか?
以前からそう思っていたら意外と簡単に、その理由に行き当たりました。

「デピュタント」という言葉は知らなくても、主にヨーロッパ映画などで若い(18~20歳)の女子が華やかなドレスに身を包んで、大きなホールにずらりと並び、同様に似合わない?燕尾服に身を包んだ、同世代の男の子達と向かい合い、一斉に踊る場面を見た事がある人も多いでしょう。




〈ウィーンのオペラ座で開かれたデピュタントの一部、
これは特別で参加者はオーディションに合格する必
要があります。またデピュタントを皮切りに、本格的
な大人の舞踏会(夜通し続くようです)も始まります〉


これが欧米上流(富裕)階級での、いわば成人式。
所謂(いわゆる)、社交界デビューです。まァこのような慣習に代表される、欧米の格差や制度としては無くなっても、厳然と存在する身分(貴族)制などの社会問題は、ちょっと置いておきます。
現在では主に18歳からですが、貴族制華やかなりし頃は主に女子は16歳くらいから、この言わば〈集団お見合い〉に参加したそうです。ちなみにこの時既に多くの親や保護者は、子供の相手を決めていたと言われています。この「デピュタント」は日本でも一般的な?パートナー・チェンジ有りの、〈社交ダンスSocial Dance〉となります。
逆に新興貴族や新興富裕層などは、古参階級から嫌われ社交界デビューを果たしても、ワザと相手にされない為に所謂(いわゆる)女性は「壁の花」。男性に至っては、「壁のシミ」となります。この人達の中には、所謂(いわゆる)成り上がりの者の子弟も少なくなく、現在まで続く見えざる壁だそうです。

ただこのソシアル・ダンスという言葉が、日本と欧米では少し違う使われ方をしているので、ややこしくなります。
欧米では日本で「パーティ・ダンス」と呼ばれた、「パートナー・チェンジ有りの、服装も自由で踊り方も人に迷惑を掛けなければ、正確で無くても構わない」的なまさに、社交と遊興に(ディスコや飲食が出るダンス・ホールを含む)耽る場合も含めて、社交(ソシアル)ダンスと総称された為に風営法で18歳未満立ち入り禁止
つまり、パチスロ店競輪・競馬場と同じ「風俗業」とされた訳です。

驚いた事にこれは、「ダンス」と名付けられた全てに当てはまり、常識的な「ダンス・スクール」や健全な飲食を提供する「ダンス・ホール」にまで、広く指定されていました。
兎に角、何が何でも未成年の男女が密着すると、いかがわしい事が発生すると司法は判断していました。この為、最近まで競技ダンサーを育成する健全なダンス教室さえ、繁華街の真ん中にありました。これでは、幼い頃から夢中になるフィギュア・スケートや体操の競技で育った人々と、基礎となるダンスを18歳まで習う事が許されない競技者では、差が付いて当然です。
この事は以下に、簡単に引用しておきます。


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 戦前においては銀座のダンスホールの教師と、顧客である上流階級の御婦人方のと間に、今で言うゲス不倫問題が巻き起こり、ダンスホールやダンス教室が官憲の手によって封鎖に追い込まれる事件がありました。
 敗戦後、今度は進駐軍目当てのダンスホールが乱立。ダンスホールが売買春の温床となり、当時はまだ売春禁止法がなかったことで、1948(昭和23)年に後の風営法の前身となる風俗営業取締法が制定され、ダンスホールやダンス教室がその対象となったのです。

 その後、2015年に至る実に67年もの間、社交ダンスは、その社交性の強さから「男女間の享楽的な雰囲気を過度に醸成する恐れのある営業」として、風営法の規制対象であり続けました。
未成年(18歳未満)者はダンス教室への立ち入りすら、禁じられてきたのです。


-----------------


 1984(昭和59)10月、NHK教育テレビで、ダンスレッスン番組「レッツ・ダンス」の放送が篠田学講師によりスタート。
 2年間にわたり放映され、全国に爆発的なダンスブームが起きました。2001(平成13)年現在、日本のダンス人口は15万~16万人といわれています。
 1992(平成04年)年03月24日、文部省(現文部科学省)の認可を受け、日本のアマ・プロを統括する公益法人として財団法人日本ボールルームダンス連盟(JBDF。旧日本競技ダンス連盟)が誕生しました。
 また、1998(平成10)年11月01日、ダンススクールはそれまで風俗営業とされていたが、法律(風俗営業等取締法)が改正され、JBDFまたは社団法人全日本ダンス協会連合会(ANAD。1985年創立)が、認定する資格を所持している者が教えているスクールは除外されることとなりました。このように、90年代に入って以降、社交ダンスは生涯スポーツとしてのニーズの高まりが見られます。
 1998年07月、国際オリンピック委員会は、ダンススポーツをオリンピックの正式種目として受け入れることを決定しました。
 また、2001年08月、秋田県で行われたワールドゲームズ(オリンピック競技以外で行われる4年に一度の国際スポーツ大会)でダンススポーツが開催競技となるなど、ダンススポーツは国際的総合競技大会にも参加しています。
 日本では、競技ダンスは問題はまだまだあっても「18歳にならないと事実上出来ない」状態からひとまず脱して、ジュニア・クラスを設けて幼い頃からダンスに馴染ませる環境が、整いつつあります。何しろ愛好者の人口が16万人を超えるという、世界的なダンス大国なのですから・・・問題はそのほとんどが、シニア・クラスと大学のクラブ活動が中心で、世界のトップには手が届かないという現状です。


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さてダンス・ホールの問題は、「10ルックス超」と「酒類提供無し」です。

この2つの条件をクリアしていれば、今後は風営法の規制を受けることなく、飲食店として午前0時以降も堂々と営業が出来ます。もちろん風営法の許可も必要ありません。
ところでこの「10ルックス超」という部分ですが少々解説が必要です。クラブと言えば様々な光の演出で、フロアは暗いのか明るいのか区別がつかない状態です。これを10ルックス=概ね映画館で予告映画を見ている時の明るさで、営業しなさいと条件が付きました。少し離れていても人の顔を識別できる程です。

では、もう一つの条件である「酒類」について提供する場合はどうでしょうか?
その場合今回新たに設けられた「特定遊興飲食店営業」と分類され、「許可制」となります。この特定遊興飲食店業の構造要件というものがあり、これが結構曲者です。

①客室の床面積は、1室の床面積を33平方メートル以上とすること。

②客室の内部に見通しを妨げる設備を設けないこと

③善良の風俗若しくは清浄な風俗環境を害し、又は少年の健全な育成に障害を及ぼすおそれのある写真、広告物、装飾その他の設備を設けないこと。

④客室の出入口に施錠の設備を設けないこと。ただし、営業所外に直接通じる客室の出入口については、この限りではない。

⑤営業所内の照度が10ルックス以下とならないように維持されるために必要な構造又は設備を有すること。

⑥騒音又は振動の数値が条例で定める数値に満たないように維持されるため必要な構造又は設備を有すること。


①と②は明らかにVIPルームや、パーティションで仕切られたボックス席を、ターゲットにしています。
額面通りなら大部屋スタイルの、クラブしか認められないこととなります。⑤の10ルックスを測定する場所も決まっています。この構造要件をすべて満たしたうえで、ダンスフロアではなく客席つまり飲食スペースでの測定だと指定しています。


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と言う訳で、日本での大まかな認識は、

社交ダンス>パーティ・ダンス(廃れました)>競技ダンス

競技ダンスは、社交ダンスの一部が突出したもの。
競技ダンスのプロが、ダンス界の最高峰。と言うイメージのようですが・・・。

欧米ではまず、競技ダンスは社交ダンスの一部と、捉えられています。

社交ダンス
それなりのルールやマナー、ドレスコードが必要な社交の教養。

≧競技ダンス
1つの競技会で、パートナーは固定。ステップ一つにも決まりがあり、ペアとしての決まった振り付けがあります。女性のドレスや髪型は基本自由ですから、演技に失敗しない限りドレスと認められれば構いません。ただ品性も採点対象なので、冒険は大変です。
男性は髪型から燕尾服の尻尾までガチガチの、ドレスコードが決まっています。)
〈引用註:ダンスは音楽で、大きくラテンとモダン(スタンダードとも言う)に分かれます〉

≠パーティ・ダンス
内輪の舞踏会・仲間との夕食会などで行われるもの何(ジャズダンスやブレイクダンス)でも可。

どうやら世界的には、競技ダンスでプロとアマの差は、ほぼ年齢のようです。
男女ともプロにならなければ、25歳までにはアマの競技者から引退するという、暗黙の了解があるそうです。
それと言うのも、幼い頃から競技ダンスも込みで、練習を積み重ねているのです。アマのトップは、当然プロにも引けをとりません。それを別の土俵で競わせていては、アマはいつまでも同じペアが勝ち続ける事になりかねません。
そこで、改めてプロとして競って貰おうという事のようです。




競技ダンス(きょうぎダンス)は、社交を目的とする社交ダンスとは異なり、演技における技術や芸術要素を競うもので、競技会(コンペ)において競われる。
スポーツ性能が要求されるため、近年はダンススポーツ(英: dance sport)とも呼ばれる。映画Shall we ダンス?やウリナリ芸能人社交ダンス部の活動のTV放映などを通じて幅広く認知されるようになった。オリンピック競技としての採用も目指している。
IOC後援のワールドゲームズでは第5回大会のワールドゲームズ1997年から正式競技。
アジア競技大会でも2010年から正式種目となることが決定している。障害者のために車椅子ダンスや視覚障害者のためのブラインドダンスの競技会も開催されている。

《ルール》

〈種目〉

スタンダード(モダン) 5種目
ワルツ、タンゴ、ヴェニーズワルツ、
スローフォックストロット、クイックステップ

ラテンアメリカン 5種目
チャチャチャ、サンバ、ルンバ、
パソ・ドブレ、ジャイブ

競技会によって種目は異なる。
1種目の順位で競う単科戦と複数種目の合計順位で競う総合戦がある。 スタンダード・ラテン・10ダンス(スタンダード5種+ラテン5種)等の競技区分がある。

〈年齢区分〉

年齢区分のある試合がある。

ジュニアⅠ (年内に12歳13歳の誕生日を迎える者。男女の片方が11歳以下可)

ジュニアⅡ (年内に14歳15歳の誕生日を迎える者。男女の片方が13歳以下可)

ユース(年内に16歳17歳18歳の誕生日を迎える者。男女の片方が15歳以下可)

シニアⅠ(年内に35歳以上と30歳以上の誕生日を迎える者)

シニアⅡ(年内に45歳以上と40歳以上の誕生日を迎える者)

シニアⅢ(年内に55歳以上と55歳以上の誕生日を迎える者)

シニアⅣ(年内に65歳以上と60歳以上、又は男女共60歳以上、又は合計年齢120歳以上)


〈競技会の進め方〉

競技ダンスの予選はひとつのフロアで複数のカップル(組・男女ペア)が同時に踊る。
審査員の数は7人以上の奇数にするのが一般的であるが、小さな競技会では3人程度の場合もある。

競技会は一次予選から始まる。競技者は各予選にて、12カップル程度(フロアの大きさに依存)に分けられたヒート表を確認し、そのヒート表に基づきフロアに入場する。
各ヒートにおいて、すべてのカップルが入場したのを確認したのち、1分15秒から2分間程度の音楽がかけられ、その音楽に合わせてダンスをする。複数の競技種目がある場合は、これを繰り返す。

予選及び準決勝においては、チェック方式にて審査が行われる。
審査員はフロア上の各競技者(引用註リーダー=男性)の背番号を確認し、次の予選に進むカップル数分のチェックを各カップルに割り当てる。
このとき、同一種目の同一カップルに複数のチェックを割り当てることはできない。次の予選には審査員からより多くのチェックをもらった順に次の予選規定カップル数分選抜され、選抜されたカップルは次のラウンド(予選)に進む事ができる。

予選全体で各審査員、各種目のチェック総数は決められ、この総数を超えなければ審査員はヒート毎にチェックを増減させることができる。
そのため、各ヒートで実力差がある場合は実力差に応じてチェックの数を増減することで調節できる。さらに、ヒート間の公平性を確保するため、ヒート表を作成する段階でコンピュータでランダム化するヒートシャッフルが行われることもある。

ラウンドごとに、半数以上のカップルを残すことが決められているので、参加組数によって予選の回数は異なる。
何度も予選を行い、上位選手を絞り準決勝には約12カップル、決勝には6カップル(または7カップル)が進むことができる。

決勝戦では、スケーティングシステムという、審査方法を採用している。
予選とは違い、審査員は各カップルに順位を付ける。過半数の審査員が付けた順位で、判定するという審査方式である。順位決定は11の規則にしたがって行われる。
また決勝ではソロダンスや、規定の演技を行う競技会もある。

複数の組が同時に踊り、チェック法やスケーティングシステムによる審査では、各組の演技の一部分しか審査できず、
審査員による評価項目・評価基準にばらつきがあるといった問題があった。近年、評価の客観性を追求するため、世界ダンススポーツ連盟(WDSF)及び、日本ダンススポーツ連盟(JDSF)主催の主要競技会にてソロダンス(1組のみで踊る)の導入及び、新採点法が導入されている。
新採点法では下記項目を10点満点の絶対評価で採点し、総合点(40点満点)を競う。決勝にて実施されることが多かったが、2015年の世界選手権において予選、準決勝にも導入された。

TQ テクニカルクオリティ
MM 音楽に対するムーブメント
PS パートナリングスキル
CP コレオグラフィとプレゼンテーション

また、ステップミス、ふらつき、転倒、中断などは別途減点となる。
演技の映像はすべて記録され、審査員は結果に対する説明責任を負う。
順位が決まった後、上位入賞者によって踊られるダンスはオナーダンスと呼ばれる。審査基準、審査員資格、予選毎の最小時間間隔、服装規定等、細かい規則は各競技団体によって異なる。

〈後略〉





TVアニメ・シリーズ・DVD
『ボールルームへようこそ』


ボールルーム02


〈Amazonリンク済み〉






名香智子著 『パートナー』
1981年05月25日刊行

(フラワーコミックス版・全17巻)



パートナー01

〈Amazonリンク済み〉





竹内友著 『ボールルームへようこそ』
既刊9巻(2017年10月現在)


引用註:事実上のデビュー連載・女性ダンス経験者
(名香智子氏は取材のみ)


マンガ・ボールルーム05 マンガ・ボールルーム06


〈Amazonリンク済み〉









TVアニメ・シリーズ『ボールルームへようこそ』
第15話「じゃじゃ馬ならし」





〈リンク切れご容赦〉



ボールルーム15001


ボールルーム15002


ボールルーム15003


マリサ先生のお言葉「~実際の競技会では、審査員は皆リーダーを見てカップルに点を入れているのよ。予選序盤では、パートナーの上手下手関係なく、まずリーダーが下手なカップルから落とされていくわ。」



ボールルーム15004


ボールルーム15005


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「カップル登録用紙を見て気付かなかった?男性・リーダーは選手登録の欄パートナーである女性はカップル登録の欄背番号は、選手であるリーダーのみに与えられる



ボールルーム15008


驚愕する多々良君(今更という気もしますが・・・)
「そんな、女性が選手では無いみたいな言い方!」



ボールルーム15009


マリサ先生「上位のラウンドに上がれば、キチンとカップル全体が総合評価される。パートナーを予選で埋もれさせるか名選手にするかは、全てリーダー次第て事よ。多々良君は変わっていないわね、そういうパートナー本意の踊りをする癖。それが可愛くてあなたを好きになたのだけど・・・」




ボールルーム15010

「もう女の子の後ろに隠れていちゃダメよ、これか
らは多々良君自身の踊りを、見せてちょうだい」



ボールルーム15011

マリサ先生の言葉に、愕然として声もでない多々良君・・・。






兎に角、この場面を初めて読んだ時のショックは、忘れられません!


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「17歳はダンスをしちゃいけないんだ!」
ヒロインではありませんが、そんな馬鹿な!と呆然としました。


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まさしく、他に言葉はありません。


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この「誰がそんな事を決めたの?」と言う疑問は実に
尤も(もっとも)です。ですがその答えを聞いて、
予想の斜め上を行き過ぎたのも本当です

ですので、このいかにも女の子的な少女マンガらしい表現の、

「(クスッ)冗談でしょ!?

まさに絶品でこれこそ事実!!です。


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「国際人たる政治家が、社交ダンスをせずにゴルフをするからかな?」

明治の外交官や外務大臣は、欧米では社交ダンスが必須で有る事を知っていて、既婚者は夫人同伴で赴任したそうです。
もっともその夫人とのダンスが絶品で、欧州の新聞に取り上げられた事が日本に知れると、当時の軍部重鎮に「国辱!」と罵られた挙げ句呼び戻されたとか?されなかったとか・・・。


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社交ダンスは、現在でも欧米では上流階級・セレブ達の、最も重要な社交術であり、生きた芸術文化だそうです。
この感覚はさすがに、日本人には分かりかねます。そしてその集大成が、《競技ダンス》といえる訳です。ですから、特にその最高峰を自ら任じる英国人の《競技ダンス》に対する自意識は、かなり過剰です。
南米生まれの、〈ラテン・ダンス〉はともかく、スタンダードとも呼ばれる〈モダン・ダンス〉には、絶対の拘りがある様です。


英国ダンス協会は「社交ダンスを“Ballroom Dance”と表記し、スタイルは競技会を目的とした踊り方を “competition style dancing”、親睦を深める事を目的とした踊り方を “social style dancing”、と独自に定めた固有名詞を用いている。」そうです。




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そもそも法律で「18歳未満は商業ダンス場立ち入り禁止」と決まっていたのですから、お嬢様高校ともなればいくら料金の発生しない、個人レッスン場でも、「ダンスをしている!」事実だけで、退学も有り得たでしょう。
18歳未満にダンスを禁じた問題は、既に詳しく触れていますので、ここでは禁じられた中で競技ダンスを続ける、若いダンサー達の苦労という点を強調したいと思います。


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ここいら辺はラテン・ダンスの難しさと、それを得意とするヒロインの、本人が自覚していない才能の説明です。



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パートナーは選手では無い!」まさに、衝撃の事実でした
そして当然のように、それは今も変わっていません。多分、今度のオリンピックで正式種目になれば、女性にもメダルは掛けられると思いますが・・・
ちなみにこの点も、この作品のタイトルが『パートナー』である、所以(ゆえん)の一つなのだそうです。



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ヒロイン・ペアが得意とする、ラテン・ダンスのアクロバティックな、振り付けです。
フィギュア・スケートの、ペア演技はここにルーツがあるという事を、彷彿とさせる描写です。



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2016年06月から施行された風営法から、ダンス教室やダンス・ホールなどが完全に解放されました。
この作品は1980年11月から1987年06月までの連載ですから、この改正では無く恐らくは、「社交ダンス」という言葉が消えた1999年の大幅改正施行よりも前。1985年改正施行の事を指しているのだと、思われます。この時はまだダンス教室もダンス・ホールも、曖昧な風営法の影響下にありました。



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何よりも大切な事は、『ボールルームへようこそ』のような、〈中学生から始めた事を悔いる〉事が出来る環境が、完全に整ったのはわずか1年前に過ぎないのだという事実です!
そして2015年にダンスが、完全風俗営業法からはずれるまでの長い間、日本の競技ダンス文化を地道に守り続けた人々が居て、初めて今日があるという事実です。

それらの意味も含めて、この名香智子氏 の『パートナー』いう作品の、偉大さがあると思います。
現在の円熟した筆致に比べると、いささか絵柄が・・・と言う点は、まァ仕方が無いでしょう。何しろ37年前の〈野心的な〉作品です。それよりも御自身が今なお『マダム・ジョーカー』シリーズを、描き続ける現役作家である事に感激します。




〈リンク切れ予備〉









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本来は、『あんのんブログ・HINAKAの雑記』としてSo-netブログであったものが、So-netブログから追い出されて、ここで新たに構築するモノです。

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