毎度お馴染み森薫氏著の『乙嫁語り』目当ての「ハルタ・32号・2016年3月号」ですが・・・やはり「乞うご期待!」は、誇大広告?
前号で欄外に、「乞う御期待!?」と、書き込まれていましたが、このマンガ誌の恒例通りとなった感じです。
まァ、欄外執筆者は編集の方ですので、仕方が無いと言えば言えるのですが。予想通り?ある意味で期待外れでした。
内容はともかく、全16頁では幾ら何でもチョッと、何も言えません。読み切りとか週刊誌ならばともかく。
副題は「語らい(前編)」だ、そうです。これには2つの意味が、掛けられています。
1つはご両家の父親同士の語らいで、もう1つはもちろん今編の主人公、パリヤちゃんとウマル君の語らい?です。
家父長制で完全男性社会という土地柄、何はともあれ父親同士が娘と息子の縁談について話し合うというのは、大きな前進です。ちなみに今回の見物、イヤ読み物は「どう贔屓(ひいき)目に見ても、娘自慢をしているとは思えない、パリヤパパの御言葉!」の、数々でしょう。
曰く「常々思っていたんですが、パリヤを選んで下さったのは、一体どういう理由で・・・・・・」
そして「何しろ、あのパリヤですから・・・・・・いや、近所の評判も最悪で・・・・・・」
挙げ句に「親から見てみても、何かと至らぬ・・・・・・いやいや」
って、お父さん!幾ら本当の事とはいえ、本気で娘を嫁に出す気が有るのかい?と、聞きたくなります。
いくら「いやいや」言ってもねェ~。しかもこの時、肝心のパリヤちゃんは例によって、勝手に妄想街道驀(ばく)進中です。今回のテーマは、「何とか2人だけで、お話ししてみたい!」と言う事で、ウマル君が水車が好きだと聞いて、何とか水車小屋に案内できないモノかと、頭の中で様々に画策するのですがどれもこれも、失敗が見えてしまいます。
そうこうしている内に、母親から半日は掛かるお使いを、頼まれます(事実上、命じられます)。
もちろんせっかくの機会を、見逃す気のないパリヤさんですから、色々と口実を作ろうとするのですが、もちろん娘のそんな我が儘に付き合うお母さんではありません。渋々出掛けるパリヤさんですが、その話を聞いて先回りをしたウマル君が、空の荷車に馬を付けて待っています。
呆気に取られるパリヤちゃんですが、まさに好機到来!しかしここで、彼女の別の問題が見えて来ます。極度の緊張と先走る妄想で、果たして水車小屋の話は出るのか!?それとも、毎度のトンでも発言が飛び出すのか?
それとも、未だその才能?の一部しか見せていないウマル君が、うまくパリヤちゃんをリードできるのか!?
緊迫の、次号です。
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