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ふと聞いた《レベッカ》の「フレンズ」に触発されて、以前書いた記事を再掲載します。



この記事は、元So-netブログ記事記事http://aonow2.blog.fc2.com/blog-entry-394.htmlにある「TVアニメ版ダンス・イン・ザ・ヴァンパイヤ・バンド第2話ハウリング」より、オープニングについて。」の再掲載です。



TVアニメ・シリーズ
ダンス・インザ・ヴァンパイヤ・バンド
DVD-BOX他

ヴァンパイヤ・バンドBOX2

〈Amazonリンク済み〉


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いはや、アニメ化の効果の大きさを、改めて思い知りましたネ。
元々、環望氏のマンガは、最近まで18禁のいわゆる《成年マンガ》かそれに、スレスレの《青年マンガ》が主体でしたので、余り広く知られてはいないと言う事は分かります。もっともそれ以前は、少年マンガを描いていらっしゃいましたが・・・・・・。

という訳で、決してメジャーなマンガ家さんではなく、この『ダンス・イン・ザ・ヴァンパイヤ・バンド』(メディア・ファクトリー社刊)もコミック・フラッパーというマイナーな月刊誌連載もあって、既に8巻も出ているのに余程詳しい人でなければ、本屋の店員さんも「何それ?」的な、部類でした。
実際、オンラインを始め各古本・マンガを取り扱うお店にも、逆に売れていない為に全巻揃いは少ない(好きな人は、所有しているので)種類の本でしたが、有る事はありました。

それが現在、見事に無くなっています!もちろん、新刊ではAmazon等でもセット売りされていますが、今手に入るのは新刊のみでしょう(註:これは当時の話で、現在ではむしろ新刊の入手が難しく、中古であれば簡単に全巻手に入ります。)。


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ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド 第2巻 [DVD]

  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • メディア: DVD


しかも、面白い事に相乗効果化か?他の、《18禁》マンガまで、古本屋から姿を消している(チョッと大袈裟ですが)のには、驚きました。
尤も、その辺の効果も狙ったのでしょう、今回の鮮烈な本来のオープニングは!

まさに、見事!ととしか言い様がありませんが、エンディングに決まった曲を使わずに、懐かしのそれぞれの作品内容にふさわしい、歌謡曲を使う事で効果を挙げる事を、知らしめた新房監督が今度はそれをオープニングに使う!事で、新たな効果を生み出す・・・ここまで考えれば、前回の第1話がオープニングから別番組として始まったも、仕掛けの一端に過ぎなかった事が良く分かります。

先駆者(演出技法そのものは既存の方法ですが、現在は少なくとも使う番組が無い)は、常に先を行き続けなければいけないのか?
それとも、自分がやりたいようにやる事が、自動的に先駆的なるのか?それはわかりませんが、個人的には良くもうマァ、次から次へとと呆れるしか有りません

何しろ、まさにキャッチ・コピー通り「さァ、妾(わらわ)と踊ろう!」と、ここまでなら誰も驚きませんよ!
それが、いきなりなんですか!?スッポンポンのポンですよ!?
幾ら「ヴァンパイヤ・アニメに裸マントは付き物!?」か、どうかは知りませんが、まさかここまで大胆な事をやるとは・・・と言う事で、今回はそのほぼ全裸ダンスオープニングなどに、絞ってみたいと思います。

第2話のネタバレはもちろんですが、何より内容は個人的な拘りですので、感情的な好き嫌いには一切関知致しません



TVアニメ版『ダンス・イン・ザ・ヴァンパイヤ・バンド』

第2話ハウリング



TVアニメ版『ダンス・イン・ザ・ヴァンパイヤ・バンド』

オープニング曲「フレンズ」

歌:中野愛子

原曲:レベッカ歌詞:NOKKO

作曲:土橋安騎夫編曲:藤田淳平






〈上のニコニコ映像が見聞きできない場合の
リンクですが後半がアニメ版本物です〉


ダンス・インザ・ヴァンパイヤ・バンドOP版
フレンズ」の歌詞とED用「爪痕」の歌詞です。
(「歌詞タイム」リンク済み)



何と言っても、今回の注目はミナ・ブラド嬢によるオープニング・ダンス・シーン!(全裸)なんですが実はこれ、かなりダンスとしては微妙なのです。
そもそも、彼女がフロアのようにして踊っている場所ですが、どこなのでしょう?後で、この場所の下から仰ぎ見た(煽り)画像が出て来ますが、その時初めてこの場所の位置、高さと距離がわかります!他に足場として存在するのは、最後に舞い降りる、細い通路状の部分だけです。


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だから何だと、言われてもこれがいわゆる溜め(タメ)です。
これから始まるシーンを盛り上げる為の、〈焦らしのシーン〉です。
約1分30秒のオープニングの、ここまでで既に30秒を使っています

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やっとこさ、ミナ姫がクローズアップされて、ようやく雰囲気が出て来ましたが、まだ焦らします。


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そしてここで一度区切りのカットとして、何かをイメージするのか、少し映像加工された花々が、次々と映し出されます。
この手法は、この後も一貫してオープニング・シーンに使われ、主に移動などに掛かる時間的な矛盾を、飛ばす為に使われています。


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ここでは、いつの間にかミナ姫の立ち位置が、変わっています。


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お互いを見る瞳と瞳の間に、月の表面のクローズアップが入ります。
敢えて、大きな月のロング・ショット(引いた場面)では無く、顔の一部の瞳と同じく、大きく表面の一部だけを、映し出して緊張感を高めます。 



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明らかに、ミナ姫は誘っています。
ここまで来るが良い、妾と踊ろうぞ!
もちろん、そのつもりで身構えますが、ここまでのロング・ショットとクローズ・アップの繰り返しで、実は見ている方の遠近感が、狂わされています。
つまり2人の立ち位置には、高さもありますが距離も離れています。その為……!


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「待てぬ!」と、ばかりに羽織っていたコートを、脱ぎ捨てます!
そのコートの下には、彼女は(天女の)羽衣のような、帯状の長い布を、一枚身に付けているだけです。脇の下から胸元へ、押さない少女の裸身が浮かび上がります。

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空に舞い上がったコートは、白い月に吸い込まれるように消え、

一種、画面がホワイト・アウトして、何も見えなくなります。



そしてここから、ミナ・ブラド嬢の、


華麗なワンマン・ショー!の、


始まりです!!



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既にいつの間にか柵の外に出て、まるでそこがフロアであるかのように華麗にジャンプ1番、1回転を決めると、そのまま手前にスライドし、手前で華麗に1回転すると、また奥へと戻ります。
この一連動きは、フロア・ダンスのモノではありません(そもそもフロア・ダンスには、基本的にソロはありません)。バレエの動き似ていますが、この滑るような動きと、跳躍!そして回転は、明らかにフィギュア・スケートのモノです


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一度奧に戻って、再び手前に出るとここで1回転して、まるでそれで弾みを付けたかの様に、一気に反対側奧へ1回転ジャンプで飛んで行きます。
正直早すぎて、通常の放映速度では何も分かりません!



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後ろも見ずに、背中から一度手前に戻ります。


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弾みを付けて、奧に戻りながらまた飛び上がると、回りますが1回転以上はしているのではないかと、思います。1回転にしては、跳躍距離が長すぎます

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ここから再び、バック・ステップ(と、言っても実際には歩いていないので、バック・スケーティングに近いのですが……)に、入ります。

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バック・スピンで、手間まで大きく回り込んでの、1回転です。

そしてこの直後に、跳躍をしているハズですが、

次の画面では既に通路に足が降りています。



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この足の降ろし方は、バレエそのものなのですが……。




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通路に降り立ったところで、言わば第2部の開始ですが、コートを脱ぎ捨て踊り始めたところから、ここまでの実際の経過時間は、僅かに約10秒です


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通路のようなところで、ポーズを決めた後に、また花のカットが数枚入って、今度は通路上で踊り始めます。

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僅か、10秒ほどのこれまでの奧から手前への、縦の動きではなく、横移動のダンス・シーンです。
ステップは、確かにバレエを感じさせますが、やっている事はフロア・ダンスの域を超えています。
加速を付けるように、跳躍しながら右から駆け出して、左の手前で一旦前屈をしてから、真上に飛び上がっての、連続三回転(たぶん……)!!手の動きや、空中でのバランスの取り方は、やはりフィギュア・スケートのモノだと思います。マァ、魔族の女王様の事ですから、やる事が人間離れしているのは、当然でしょうが……!


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綺麗な2回転?を決めて、いよいよフィニッシュ……でしょうか!?


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再び通路に、着地です。

ここでの注目は、《影》です。
これまでの吸血鬼には、「鏡に映らない」という特徴がありましたが、鏡に映らないのであれば、当然光が通過していると言う事ですから、《影》も出来ないと考えるのが、普通です。

まして、《陽光が最大の弱点》であれば、強い光にも弱いと言う事ですから、影が出来るような場所に現れること自体に、問題があります。
仮に、《陽光》でさえ無ければ、例えばこのような月光ならば大丈夫だとしても、クッキリと影が浮き出る事は、「鏡に映らない」事と大いに矛盾します。

結論から言えばこのお姫様は、通常でも「鏡に映る」ようです。
そして、キチンと身だしなみも整えるのですが、1番お気に入りの格好がこれでは身だしなみもへったくれもありませんが……!


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ラスト・フィニッシュです!……たぶん。

白い歯ならぬ牙が、こぼれて満面の笑顔で、

両手を広げていますから!と、思ったら!?



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ありゃりゃ何と、錆びた鉄の柵が根本からポッキリと……。
完全に、決めポーズで背後に重心を移していた(この点で、吸血鬼にも体重
がある事が分かります……
特にこのミナ姫が重いか軽いか?、極秘事項でしょう!)


ついでに、彼女の靴がいわゆるバレーの靴、トウ・シューズのように爪先でジャンプや回転がし易いように、その部分が平らになっている事も、良く分かります。
ですが、この靴であのように滑るような高速移動は、やはり人間業ではありません!

さらにこの場面で、注目すべきは真後ろに倒れながら彼女はしっかりと落ちる方向へ顔を向け確認している事です!
えッ、何をって?そりゃもちろん!

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どうでもいいんですが、こんなに高い危険なところであんな激しい飛んだり跳ねたりのダンスを、していたんでしょうか?まァ、《魔族の女王》ですから、イザとなったら飛行するんでしょうが・・・・・・。


しかも、突き出た細い通路(ミナ姫が落ちかけているところ)以外には、最初に踊れるような奥行きのある広いテラス状の場所は、どうやらこの建造物の屋上のようです。
落ちて行く、突き出た通路の奧に、それらしい柵が見えます。ですが、恐らく床は同様に鉄板でしょうから、あのような空中を滑るような舞いは、もちろん常人には不可能でしょう……。

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そしてこの高さから落下するお姫様を、しっかりとしかし優しく受け止めるのは遅れて来たパートナーです(ハイハイ、勝手にしろ)!

花びらぐらい幾らでも舞い散って下さって構いませんよ!どこに咲いていたのかは、知りませんが……。


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分かっていて、落下に任せたクセに、何ですか!?その、とろけたような表情は?
もっとも、口を突いて出るのは「遅いぞ!」みたいな言葉なのでしょうが、もうもう2人でやって下さい!!ちょうど花のカットで一瞬、間が空きますから……。

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夜明けと共に、監督の名前が表示されます。


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花は、2人の心情を表しているのでしょうか?
夜が明けたからのなのか、それとも他に何か失うべき、悲しみでもあるのか・・・魔族の女王が、愛しい男の胸で泣き続けています。男は、その体をそっと抱きしめる事しか、できないのでしょうか?


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オープニングの最後、これはミナ姫の真祖ヴァンパイヤの正当な後継者を意味する、家紋でしょうか?
ここまで、ほぼちょうど1分30秒……その間、ミナ姫が踊っていたのは僅かに20秒足らず!
いやはや、何と申しましょうか?とんでも無い、オープニングをまたよくも作ったモノです!!
呆れたとしか言い様がありませんが、それを確認する為に150枚以上も、映像を取り込む方もどうかしている……と、自覚はあります。

と言いつつ、個人的な第2話の見所をまた、御紹介です。
ホント、こうなるとサガですね。誰が、喜ぶんでしょう?当事者は、ひたすら疲労するだけなのに……。


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こう言っては何ですが、ここで唐突に何の前触れもなく、ミナ姫のトレード・マークの1つ(恐らく、日中の陽差しをさえぎる為の、日傘でしょう)傘が登場します。
で、じゃぁ傘で何かやるのかと思えば・・・・・・。この後、傘はどこかへ行ってしまいます!

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背後の巨大スクリーンに、本人の姿が映り、実際の本物はその手前にいるという、アイドルやタレントを始めとする、有名人にありがちな虚映と実像の対比、使い古された手法ですが、ここでは更に一捻り入っています。
何しろその映像の前で、本人があからさまなギャグを演じるという、虚映の2重構造になっています。
ちなみに、般若(鬼女)の面まで用意して、有名なTV時代劇「桃太郎侍」の、決め口上をアレンジして登場するという、凝り方。このヴァンパイヤのお姫様、余程の日本好きか、日本の現代文化?を研究して来たのでしょうねェ~!


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放り投げた、ショールのような薄衣(本物の?桃太郎侍は、伝統を守って女性用の打ち掛けを被って、登場します。般若は、女性の鬼ですから)にある草模様?の縁取りが印象的です。


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なお、本物の?TV時代劇・桃太郎侍の決め口上は、
「ひと~つ、人の世の生き血を啜り。ふた~つ、不埒な悪行三昧。みっ~つ、醜い浮世の鬼を……退治てくれよう、桃太郎!」
なのに対して、ミナ・ブラド嬢の口上は、
「ひとつ、人の世の生き血を啜る(そりゃそうだ!)。ふたつ、不死身の(なるほど!)宿業三昧。みっつ、乱れし常世〈とこよ〉の鬼を(要するに、魔物達でしょうね)、束ねてくれよう~」
と、行ったところで彼が、彼女の名を口にします。「ミナ・ツペッシュ!」そして返事が、「いかにも~ぅ!」
そして、彼は続けます。「マジ、かよ?」この曖昧な日本語を、見事にミナ姫は受け取ります。


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「それは、妾が吸血鬼かと聞いておるのか?それとも、本物のミナ・ツペッシュ本人かと聞いておるのか?どちらにしても答えは変わらんがのう……妾は、正真正銘の……」
と、ノリノリだと思ったら、彼の方はそのままスタスタと行ってしまいます。


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この場面の、画面左1/3を黒く潰してまで、描かれる真横からの場面……察するに、この時の2人の心理的物理的距離感を、示しているのかも知れません(今回もっともそれらしい、新房演出!だと思います。
普通は、映画のような大スクリーンでなければ、このような人物が小さくなる構図は、アニメではタブーです)。まるで、そんな距離は関係ないと言わんばかりの、彼の目の異様な輝き!でも、一切を無視するように彼はスタスタと歩き始めます。
この時のチョッとした注目点が、ミナ姫が背後にしている巨大スクリーンの映像が、物語の冒頭に出て来た蝶らしきモノが、花らしきモノに止まろうとしている?映像です。今後の、何かも伏線になるのでしょうか!?

なお、作品中では〈ミナ・ツペッシュ〉という名を常用していますが、《ツペッシュ》とは本来の名ではなく、いわゆる尊称転じて言わばアダ名です。
彼の学校の授業でも触れていましたが、現在のルーマニア南部ワラキア地方の領主貴族(ワラキア公)、ブラド3世が度々この地方を侵略するオスマン・トルコ軍を、その都度撃退して勇名を馳せました。
ただ、この時見せしめの為に敵の捕虜を生きたまま串刺しの刑にして、国境の道沿いに並べさせた事。また、地方豪族の力大きく、群雄割拠状態で統一が困難だった領地をまとめるべく、政敵も同じ刑に処したとかで、敵味方から畏怖と畏敬の念を込めて《串刺し公=ツペッシュ》と呼ばれるようになりました。

しかも、彼の父親ブラド2世は、十字軍騎士団団長として竜騎士団を率いて戦い、その勇名と竜騎士から竜公〈ドラコ〉を意味する《ドラクル(ドラゴン)》の名を受け、以来〈ブラド・ドラクル〉を名乗るようになります。
ブラド3世はその息子ですので、ドラクルの息子=ドラクレアとなります。この英語読みがかの有名な「ドラキュラ」となり、後に吸血鬼の代名詞となるのですが、本人の存命中はそのような意味はなく、むしろブラド3世は好んでこの「ドラクレア」つまり「ドラキュラ」と、署名しているそうです。
不運?は、本来は勇猛果敢さを称えられた尊称であった、竜騎士「ドラコ」の竜=ドラゴンの異名でもあり、西洋特にキリスト教社会では、ドラゴンは悪魔それも悪魔王的な扱いを受けていました(東洋の龍とは、異なります)。結果、後の政変などを経て、ブラド3世を陥れる側がこの点を強調し、〈悪魔王(ドラクレア)&串刺し公(ツペッシュ)〉の名を広めた事から、後にイギリスの作家ブラム・ストーカーにより「吸血鬼・ヴァンパイヤ」のモデルとされ、現在至るとされています(今少し歴史的に、様相は複雑ですが……)。

ですので、この作品のヴァンパイヤの女王にして、魔族の王たる《ブラド・ツペッシュの直系》を名乗っている以上、正式には〈ミナ・ブラド〉が正式名称と考えられます。
ただ、特に創作世界では〈ブラド・ツペッシュ〉が、ドラキュラの直系を示す名ですので、そちらを強調するならば〈ミナ・ツペッシュ〉で良いのかな?とも思います。

基本的にこちらでは、書きやすいので〈ミナ・ブラド〉もしくは〈ミナ姫〉を、常用させていただきます。


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エーッ、ミナ姫殿下の百面相ではなくて、格好良く決めたつもりが相手に無視された、ミナ姫様。
慌てて、後追うハメになります。


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華麗に飛び降りたはずが、スカートの裾を踏んで見事に尻餅!
それでも、知らんフリをして歩き続ける彼ですが、彼女の「あッ、痛たた・・・・・・」という声に、ようやく振り向きます。どこまでも、ヴァンパイヤの女王にも魔族の王にも、興味は無いようです。


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痛みを堪えるミナ姫、その閉じられた瞼に涙を見たのは、彼の記憶でしょうか?それとも、現実でしょうか?
どちらにしても、彼の脳裏にはハッキリと、幼い時のイメージが蘇ります。花畑の中で、泣いていた女の子の・・・。

という訳で、成り行きで助け起こしたお姫様を、何といきなり戦闘ヘリが対地ミサイルと機銃で、攻撃して来ます!
慌てて、ミナ姫を抱えて逃げる彼に、何故か姫はうっとりと抱きしめられています。何とか、安全そうな場所に逃げ込んだ2人ですが、今度はお姫様の〈遮光ジェル〉の効果が切れると言います。
しかも、すぐに塗らなければ太陽の光を浴びて、灰になってしまうと!オマケに、彼女の着ている服は自分では脱げない……つまり、人の手を借りなければ着る事も脱ぐ事も適わない、まさにお姫様仕様!のお服!!


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「脱がせ」と言われ、「何で俺がそんなことを?」と切り返しますが「妾の裸を見て、理性を保つ自信が無いのか?」と挑発されて、易々と乗って仕舞うところが、単純というか正直というか……。
確かに脱がせた彼女の裸身は、見事な子供(ガキ)体型でしたが、何故か彼には息を飲ませる魅力があったようです(ロリコンか!?)。


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しかも更に塗れと言われて、まァ背中には手が回らないから仕方が無いのですが、伸ばす両手の指の動きが嫌らしく見えるのは、単なる錯覚でしょうか?


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しかも何で前まで、塗る!?説明がありません、一応パンツの上からですが、考えてみれば本来服を着ていれば、その部分は安全……ですよネ?


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再び襲って来たのは、今度は警官に化けのか?それとも警官の中に、ミナ姫側への対抗勢力がいたのか?
生身の、人間でした。何故かとっさに、相手を敵だと認識した彼の警告で、これまでのミナ姫とは思えない、俊敏な動きで相手の攻撃をかわします。

この時、婦警がスカートの下の太股に、隠し持っていた飛び出すナイフは、「スペツナズ・ナイフ」と呼ばれた、旧ソ連のKGBが良く使用したモノと似ています。
強力なバネの力で、発射するため音もせず、また今回のように太股に仕込んで屈んだ力でスイッチを押せば、相手が警戒する前に命中させる事もできます。
仕込む場所は、スイッチさえそうと気付かずに押す事が出来る場所なら、体の至る所に仕掛けておけます。多いのは両脇で、相手に「両手を挙げろ」と言われて、言われた通りにすると相手めがけて、飛んで行くというモノです。もちろん、安全装置がありますので、普通に動く時には発射はされません。
対人用には兇悪ですが、対ヴァンパイヤそれもその女王に対しては、役不足だったようです。

ここでミナ姫は、自分が《人間の生き血を吸って生き続ける、吸血鬼だと言う事》を、その大きく開いた口から剥き出しになる鋭い上下2本ずつの犬歯(牙)!
そして実際に、婦警の首筋に噛みつき血を滴らし、飲んで見せます。
見るが良い、これが妾じゃ!ヴァンパイヤの女王の姿じゃ!!

これはチョッと、この作品からは逸れますが、この描写はまさに吸血鬼伝説そのものです。ですが、これではほとんど血は吸えない!と言うのが、通説です。
もし吸うとするならば、犬歯で空けた2つ傷穴から、チュウチュウと吸い上げるという、誠に効率の悪い方法です。実際、南米に生息するという、吸血コウモリの仲間はこのようにして、他の動物の血を吸うそうですが・・・。より、効率的なのは上顎2本及び上下4本の牙の中が、注射器の針の様に空洞になっていて、文字通り注射器で反対に採血する要領で、吸い上げる事です。
ところが、伝承の吸血鬼の開ける穴は、首筋に必ず2ヶ所!上下4本の、このミナ姫のような鋭い犬歯ではこういう穴は、開きません。にも関わらず、ここでも首筋の穴は、綺麗に2ヶ所。あの可憐な下顎の2本の牙は、どうしたのでしょうか?

さて大怪我をさせずに、首筋に2つの穴という伝奇物語にある通りだとすると、これが一番効率的なのですが、そうなると牙の奧に、ポンプの役割をする器官が必要になり、簡単に言えば人間とは異なる生物・・・・・・と言う事になります。
まァ、魔物や化け物が人間では無い!というのであれば、それもまた良しですが(宇宙人や、地球外生物という設定のSFは、数多くあります)問題は眷属、つまり一度血を吸われた人間は同じ吸血鬼になる・・・・・・と言う点が、問題になります。
魔物に殺された人間は、魔物になると言う伝承で行けば、この無理も通るのですが、さすがに魔物の王と言われ、伝統を誇る吸血鬼。やはり普段は、人間と見分けが付かない・・・・・・牙も、実は使用しない時は引っ込んでいるという説も、広く知られています。となると、吸血牙説もかなり難ありと、言わざるを得ません。
この辺の、妙に人間に似せようとする部分が、吸血鬼伝説の魅力の1つかな?とも思えます。


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お話方は怒濤の急展開で、またしてもミナ姫が狙われ(本日3度目!)、今度は男の方も痛め付けられその結果、失っていた記憶を全て取り戻し、狼男(人狼)として覚醒!
幼き日に出会った、ミナ姫との素朴で純粋で、指切りで誓った固い約束を、思い出しました。そして、お姫様の窮地を救い、雄叫びを挙げます。
その姿に、抱き抱えられたミナ姫は、喜びを隠せません!


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狼の遠吠えのような、不吉な声が聞こえた気がして、振り返る彼女。
報われない、彼に対する思慕の念は、これからどうなって行くのでしょう?不幸にだけは、なって欲しくは無いのですが・・・。


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ああぁ~ッ、もう勝手にして下さい!良かったですネ!!と言う以外、この時点で何が言えます?特に、ミナ姫には!?
例えこの先、2人の前に何が待っていようとも・・・・・・と、言うところでしょうか?

さて、以上で第2話の本編は、お仕舞いです。
皆さん、お待ちかね?ヴァンパイヤ・メイドのコーナーですが・・・・・・さすが、今回は吹きました!


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プリンセス・ジェイソンがお持ちの、チェーンソー(電動鋸)の名前が「霊震具刃屠(レイジングハート)!
言わずと知れた、『魔法少女リリカルなのは』の主人公・高町なのはの持つ魔法の杖(デバイス)が、その名も「レイジングハート!」
そう、知る人ぞ知る新房昭之監督はこの作品を不動のものとして、〈魔法少女バトル系〉と呼ばれる、熱血魔法少女・バトル・アクションの地平を切り開いたのです!
その最初のシリーズ、いわゆる〈無印〉と呼ばれるTVシリーズ作品をこそ、監督したのが他ならぬ新房昭之氏です!

そして確かに気が付いてみれば、そのヒロインとミナ姫、見かけの年格好から、ツインテールをリボンで結ぶトレード・マークまで、実はそっくり!どちらかが、どちらかのマネをしたと言われても、仕方の無いほど共通点!
その上で、演出・監督が同じなら!出て当然!!でも、笑える……!

このネタ、これからも使えますネ。


TVアニメ版『ダンス・イン・ザ・ヴァンパイヤ・バンド』


オープニング曲「フレンズ」
エンディング曲「爪痕」

作詞:中野愛子作・編曲:藤田淳平

歌:hibiku







という訳で、今回はこれでお仕舞い・・・・・・次回があるかどうかは、分かりません!
でも最後に、この2枚は絶対に出しておかないと!!


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HINAKA

Author:HINAKA
『あんのんブログPart2・HINAKAの戯れ言』です。
本来は、『あんのんブログ・HINAKAの雑記』としてSo-netブログであったものが、So-netブログから追い出されて、ここで新たに構築するモノです。

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