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なんと復活!?『44オートマグ』と言う訳で、懲りずに「だって44オートマグが好きなんだもの!」第2弾!!




「現代に蘇った新生44オートマグ」



〈44オートマグを現在に蘇らせる為だけに設立
された新会社Auto Mag LTDの2018年のPV〉


新たに蘇る44オートマグ記事目当ての
《Gun Professionals2018年09月号》

復活44オート2018


〈Amazonリンク済み〉



1982年に、最後のAuto Magが組み立てられました。しかし、オートマグの話は今日も続いています。

2015年に、この伝説を市場に戻すために新会社Auto Mag LTDが設立されました。Auto Mag LTD、Co.は現在、Auto Magの心と魂を保つためにAuto Magを作り直す過程にありますが、Auto Maggの真の愛好家が解決したかった多くの問題にも対処しています。


何度か復活・再現などの噂が流れた、44オートマグですが上記文とPV動画を見る限り、今回はどうやらこの1971年に登場した原型のオートマグのデザインや機構を維持しつつ、問題点の洗い出しと修正を行い。
更に、最新の技術と同じステンレスでもより適正に優れたモノ(そもそも元のオートマグ製造時には、選べるほどステンレスの種類も無かったでしょう)を選び、更には広く原型オートマグ・ユーザーの声を聞き、その問題点や不備・不調の指摘を求めると。単純に受け入れるだけでは無く、実際に原型モデルで試射をしてそれらの点を一つ一つ確認しては、この新生オートマグに各部品の改良や調整を、2020年現在も日々努めているそうです。

また2017年には、実射可能な試作完成品として銃身長8.5インチ・タイプを、この計画の当初から協力してくれている人達に提供したのだそうです。
そこからもまた、多くの具体的問題点や実射の感想などを惜しみなく知らせてもらい、これまた一々確認と改良・調整を行い、量産型完成品への参考としているようです。原型オートマグが、発売を急ぐ余りその実に斬新で画期的な材質や構造、特に当時としては無謀な挑戦といって差し支えの無い、オール・ステンレス・フレーム。加工が困難であった為、やむなく設計上必要とされた多くの部位が、省略や形状変更の憂き目に合った事は、既によく知られています。
そして、致命的だったのが当時は存在しなかった44AMP(44オートマグピストル)と名付けられた、世界初となる自動拳銃用の44リムレス・マグナム・カートリッジの生産です。本来銃とは銃弾を発射する為の、道具に過ぎません。実際原型オートマグも、44AMPの開発から始まっています。

ただ44AMPは、諸事情からの工場生産の遅れと共に質の悪さ(本来ファクトリー製と呼ばれる、メーカー純正品はそのカートリッジの質にバラツキが有ってはなりません。特に自動拳銃用のカートリッジには、それを使用する自動拳銃の動力源でも有るのですから、威力が高くても低くても問題です)、そして流通の遅滞。
原型オートマグは、その発売と同時に純正44AMPの供給不足という、深刻な問題を抱えていました。

これら、原型オートマグの諸問題をよく知る新生オートマグの技術者達は、驚くほど慎重でした。
まずそもそも、「デザート・イーグル」という、ある意味完成されたマグナム・オートが存在する今現在に、果たして懐古趣味以前にマグナム・オート市場で商品として成立するのか?と言う深刻な問題があります。ただこれは、一重に44オートマグという拳銃が世界初の、一般市場用のマグナム自動拳銃というだけではなく、1971年という今日から半世紀近くも前のレトロな拳銃だという現実がありました。

しかし市場調査機関の、慎重なリサーチの結果は「原型オートマグは現在でも十分市場価値がある」という答えと、「但し《新生オートマグ》として、単なる復刻版として原型オートマグと同じモノを世に出しても、新規顧客はそれほど増えない」と結論。
単なる懐古趣味的なオリジナルの復刻では無く、「現代のマグナム・オートとしての完成度と実用性を持って、新生オートマグとして原型のデザインや機構が、決して間違っていなかった事を証明出来る製品であれば、充分市場ニーズは存在する」として、それほど原型オートマグの当時としては斬新なオール・ステンレス・フレームと、そのまさに既に完成されたデザート・イーグルの重厚で無骨なデザインとは真反対の、今日ですらとても強力な44マグナム弾を発射する銃とは思えない、優美なデザイン。それを支える特異な機構などが、現在に至るも単なるガンマニア以外からも、大きな支持がある事を証明しました。




shot0026.jpg


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〈完成試作品の調子は上々のようです〉

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〈オマケ「ダーティ・ハリー 4」からオートマグ試射〉






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新生オートマグ46

〈上記の発射シーンに使用された試作完成品
8.5インチ長銃身タイプの新生オートマグ〉


新生オートマグ47

〈6.5インチ銃身タイプの試作新生オートマグ〉


元祖オートマグ04

〈原型44オートマグ・当時は6.5インチ銃身と
ステンレス製シルバー・モデルしかなかった〉


現在のところ、細かい修正と材質やデザインの変更が行われ、試作完成品はあれども量産体制には至っていない?と言うのが、実情のようです。
しかし問題点を解明し、その解決を図る為に時間を掛けるという姿勢は、基本的な原型のデザインや機構を維持するという点で、多いに評価されると思います。その中で外見上特に変わって、新旧モデルの違いが外から見て一目瞭然というのが、バレル(銃身)の着け根。この銃のまさしく特長であるロータリーボルト・ロッキングシステムを包む、通常の自動拳銃であればスライド・カバーもしくは単にスライドと呼ばれる部分。アッパーレシバーと言う、内部に発射準備のできた銃弾を装填する薬室をが有り、空薬莢を排出する、エジェクション・ポートという窓を備えた部品。

原型オートマグの大きな特徴に、このアッパーレシバーとバレルが一体成形されている事があります。
その代わり?と言うのも変ですが、同じく特徴的なバレルの上にある銃身冷却用のベンチレーテッドリブは、バレルに溶接されていたとの事です(知らなかった!)。逆に今回の新生オートマグは、バレルとリブが一体成形となっていながら、そのリブ付きのバレルとレシーバ部分が分かれるようになっています。
下の写真の上部が、原型のレシーバ部です。非常に珍しい、357AMP用の為かバレルの上にベンチレーテッド・リブがありません。ここからも、原型のリブ部分が溶接されたもだと分かります。
そして下部が、新生オートマグで試作中のバレル部分。着け根が、ネジのようになっています。



新旧の違い01



新旧の違い04


この為か、新生オートマグではバレルの着け根が原型と違って、太くなっています。
これが今のところ、外見から分かる新生オートマグの特徴です。



オートマグP01


後にも先にも自動拳銃として、唯一この44オートマグだけが採用した〈ショートリコイル式ロータリーロッキング・ボルト〉です。
この上に先に出てきた、アッパーレシバー部を組み合わせれば今や伝説となった、「大口径自動拳銃の貴婦人」と称された、優美で華麗な姿が誕生します。しかし一旦引き金が引かれれば、その姿形からは想像も出来ない、強力で凶悪な44口径マグナム弾が火を噴くのです。


予定では、現在流通している自動拳銃用リムレスの44マグナム・カートリッジではなく、新生オートマグ専用の文字通り〈44AMP(44オートマグ・ピストル)〉そのものも、開発し生産・流通させる計画のようです。
もともと、原型オートマグもそこから出発し紆余曲折の末、結果的には失敗作と言われもしましたが、今回の新生オートマグがそれを払拭するように願って止みせん。


マグナム弾の種類01


(5)番の「44オート・マグ」が現在市販されている、マグナム自動拳銃用のリムレス・カートリッジのようです。使用できる銃器が限られるので、リボルバー用のリムド(薬莢底縁付き)・カートリッジ(2)番と比べて流通量が少なく高価なのは現在も同じようです。



《Gun Professionals2018年09月号》
(読者用You Tube動画です)


最初と最後は個人所有の原型オートマグですが、中程の8.5インチ長銃身タイプが、試作完成品の新生オートマグだそうです。






《Gun Professionals 2016年10月号》
(読者用You Tube動画です・オートマグはもちろん原型)




それも期せずして、新旧マグナム・オートの撃ち比べとなりました。
贔屓目ですがこの女性が言う通り、色々言われていますがデザインからその機構に至るまで、やはり「オートマグの方がカッコイイ!」に、全面的に同意します。


〈デザート・イーグル Mark19〉

デザート・イーグル50AE02





現在自動拳銃弾で最強と言われる、50口径Action Express(通称・50AE弾)」をも使用できる、現行(2020年)最も完成されたとされる、マグナム・オート拳銃についてはまたの機会に。

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もう1つのオートマグ記事です。
「『44オートマグ』が好きなもので・・・!TVアニメ『Phantom ~Requiem for the Phantom~』や劇場版『機動警察パトレイバー』に登場。
https://aonow.blog.fc2.com/blog-entry-859.html




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