TVアニメ・シリーズ『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』の第2話を見てチョッと思い出した事など。
もう20年以上も前の事ですが、「未来の航空機の翼に新提案!」みたいな形で、「NASAが究極の可変翼の可能性を示した」みたいな報道が有りました。
それはもう突拍子もないモノで、「斜め翼」と現在ではされているようですが、速度や状況に応じて翼の形状を変える、究極の可変翼だったようです。その余りにも突拍子も無いアイディアに驚き、感心して友人に話したところ文字通り《一笑に付されて》しまいましたななんだかもう悔しいやら、腹立たしいヤラで当時は懸命にその今で言う「ソース記事」を探しましたが、そういう時に限って見付からず。
二重三重に惨めな思いを、した記憶があります。
〈斜め翼〉


《アメリカ航空宇宙局 AD-1(1978年)》
これまでに実用化されたのは、両翼に後退角を付ける可変翼だが、他の形態の可変翼も考えられる。
構造を簡易化するために、斜め翼(オブリーク翼)を可変翼化した翼も研究された。実用化された可変翼機は左右対称に翼平面形を変化させるために、ピボットを2ヶ所有している。オブリーク翼ではピボットを1ヶ所にすることにより、機構を簡易化し、重量軽減を図った。この機構では、片方が後退翼のときに、もう片方が前進翼となり、左右非対称の形状となる。
アメリカ航空宇宙局で実験機NASA AD-1が作られたものの、実用化はなされていない。AD-1はバート・ルータン(無給油無着陸で世界一周飛行を成し遂げた「ボイジャー」の設計者として有名)が基本設計を担当した。この実験機は彼の設計した航空機の中でも異色の物である。
実験飛行の結果驚くべきモノで、超音速時の燃費が当時の換算で、平均1.6倍も良くなると言う結果が証明されたようです。
ただこの辛辣な形状は、余程機体設計者に嫌われたのか?音速に於ける燃費の良さと、将来の技術的可能性の余地を残して、このプランは現在のところ、陽の目を見てはいません。
さて、現在TV放映中の日本のTVアニメ・シリーズ『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』を見ていて、ふとある事に事に気が付きました。
この作品、たまたま現在進行形で実際の政治状況が微妙な問題の時に放映されて、運が良いんだか悪いんだか分かりません。それはとにかく、原作者が元自衛官でしかも陸上自体広報部を筆頭に、防衛省の全面バックアップを得ているという事で、「自衛隊がこんな武器持って、有り得ねェ~!」的なトーンが低くいように感じます。
その中でまず気になったのが、オープニング?で主人公が構えている銃です。


〈通常型〉

〈銃床折り畳み型〉
恐らくこれほど真面目に、アニメにおいて世界中で日本の自衛隊だけが持つ、特殊小銃?89式5.56ミリ(あるいは74式7.62ミリ)小銃を描いたモノも、少ないと思います。
この小銃は、完全な日本純製品で実際には使用する銃弾も、5.56ミリ普通弾と言う日本製を用いています。ただし規格は、5.56×45NATO弾と同じで、アメリカ軍の主力小銃とされるM16とも互換性があります。ただ銃にしても銃弾にしても、日本には厳重な規制があり(武器輸出三原則等)、事実上海外への輸出はもちろん単体の販売や持ち出しも禁止されています。
この為、大量生産によるコストダウンは叶うはずもなく、同種の銃器や弾薬としては、世界中で最も高価なモノとなっています。
そして良し悪しは別にして、防衛省・自衛隊「東京地本渉外広報室公式ホーム・ページ(リンク済み)」で、以下のように扱われています(2015年8月末現在)。
http://blog-imgs-78.fc2.com/a/o/n/aonow/201508210003468c0.jpg" alt="GATE自衛隊01" border="0" width="650" height="517" />">

〈以下略の無断キャプチャ画像です〉
と言う訳で、ここからは超個人的なTVアニメ・シリーズ『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』の、第2話「二つの軍隊」を見ての感想です。
今さら第2話「二つの軍隊」か!?と言われそうですが、次は第6話「戦女神の騎行」を予定しています。
http://www.amazon.co.jp/b?_encoding=UTF8&camp=247&creative=1211&linkCode=ur2&node=562020&site-redirect=&tag=blogsonetn046-22">GATE</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=blogsonetn046-22&l=ur2&o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />" target="_blank" title="<strong><span style="color:#CC0066">『</span><span style="color:#6600FF"><span style="font-size:large;"><i>GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり</i></span></span><span style="color:#CC0066">』</span>">『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』
(リンク済み)
http://www.amazon.co.jp/b?_encoding=UTF8&camp=247&creative=1211&linkCode=ur2&node=562020&site-redirect=&tag=blogsonetn046-22">GATE</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=blogsonetn046-22&l=ur2&o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />" target="_blank" title="<img src="http://blog-imgs-78.fc2.com/a/o/n/aonow/20150819020612fb9.jpg" alt="ビデオA表紙" border="0" width="450" height="638" />">

《ブログ拍手です管理者のみ閲覧コメントも可能》

〈たぶん74式戦車だと思います。砲身を戦闘状態
で、前へ向けています。通常砲身は、反対の後ろ
側を向いていて、進行方向とは逆になります。〉

〈壕を掘って周囲を土塁で囲んだ地点に、砲塔と
砲身だけ出して拠点・占有地防衛に徹する、Strv
103(下記参照)からの74式の使用方法です〉
〈Strv103(Stridsvagn103、ストリッツヴァグン103)は、スウェーデン軍が装備していた主力戦車である。
(フリー百科事典・ウイキペディアリンク済み)〉
〈Strv103(1-2)〉
〈Strv103(1-2)〉
「~排土板と水上浮航装置は、B型の生産開始以降A型にも順次追加装備されており、改修後のA型とB型の外観にはほとんど差がない。」のだそうです。
この徹底した専守防衛思想?は、日本の自衛隊にも影響を与えたらしく、真面目にこのStrv103の輸入も検討されたらしいのですが、さすがにここまで徹底されては手が出なかったようです。
ただ、その他に類を見ない様々な機能は当時の次世代戦車に、かなり積極的に取り入れた様です。そう、最新式の10式に順次転換されているとは言え、今でも国内で現用の74式戦車です!
特にStrv103では、前後にしかなかった車体を油圧で上下する機能を、何と左右にまで稼働させるという、もはや究極の専守防衛?待ち伏せ戦車!
その証拠に、同時代あるいはその後に開発された後発戦車を含めても、独特の固定砲身を持つStrv103を除けば、最も車高の低い旋回砲塔式の戦車になります。これは、Strv103と同様の待ち伏せに適した上で、当時の防弾性能を高める〈避弾経始〉技術だった低い車高と斜めや曲面を多用した、防御装甲からも伺えます。

〈よく亀に例えられましたが特に砲塔の丸っこさに可愛
気があります。え?これが、避弾経始の技術!?〉
〈74式の前後左右・上下動のデモンストレーション〉
と言う訳で、何が言いたいのかと言うと、後にも物語の中で説明されますが、戦車だけでなく装備の多くが旧式もしくは、1世代前の最新式ではない理由ですが、ここが別の世界だと言う事です。
現在では戦車も含めて、場合によっては小銃すら電子式照準装備のGPS頼み(この場合は軍事衛星でしょうが)ですし、場合によっては無線通信が使えるかどうかさえ分かりません。つまり何でもかんでも最新式よりも、充分使用に耐える中古?品で(実際74式戦車はまだまだ現役です)行ってみて、最悪なら使い捨てもありと言う事のようです。




〈事実上、現日本が保有する最強最大の戦車90式。
性能だけで言えば、アメリカのM1・エイブラムスをも
越える、重戦車です。冷戦の申し子らしく、舞台として
広い平原を必要とします。相応に値段は高い!です。〉



〈現在、74式に変わる標準装備の戦車として、またそ
の大きさと性能などから、海外からも高い評価を受けて
いるらしい10式です。現用最新鋭だけ有って、今回の
作品では再び東京でも戦場にならない限り、出番は無い
と思います。74式よりコンパクトなのに、砲塔が角張って
いる点が新世代的特徴です。もちろん、値段は高い!〉





〈と言う訳で?74式戦車と並んで、OPで翼竜
騎兵相手に奮戦する、「87式自走高射機関砲
(はちななしきじそうこうしゃきかんほう・
フリー百科事典・ウイキペディア・リンク済み)」〉
〈まさにこんなイメージですよね!?〉

《そして作品世界は?》





〈と、いう感じで始まります‥‥‥まず2話です〉

どういう経緯で、他の世界との門(ゲート)が開いたのか?そして、帝国軍は何故いきなり門の通じた「東京」に軍を派遣したのか?この辺の経緯は全く不明のまま、東京(日本人)側から事態は進展します。
領土内、それも東京の銀座のド真ん中に、別世界が展開したのです。言ってしまえば、東京湾に突然巨大な島が誕生したようなものです。これが作為的で、人工的な手段か?さもなくば自然(超自然?)現象か!?どちらにしても、突然日本国内の問題として、詳細を調査しようとするのは当然で、その文字通りの先兵が日本の場合自衛隊になる事は、必然でしょう。
これが無人島や、無人の世界ならともかく、いきなり歴史的な過去の装備とは言え、殺傷兵器や生物を使って、日本国民を犠牲にしたのです。当然、取り敢えず門の出口に自衛隊による前線基地(橋頭堡とも言う)を造り、備えてから調査となるでしょう。
ここで問題になるのは、如何に捕虜にした?相手からも文字や言葉を知ったとしても、「ここは現在日本政府の管理下にある」と宣言と、警告を出してその管理は事実上の軍隊「自衛隊にある」旨を知らしめても、それはこちらの世界の常識です。あちらの世界にあるとは、限りません。
結果帝国は、これも経緯はどうあれ支配下にあるものはもちろん、一応協定している諸国に対して「糾合して異世界の敵を駆逐せよ」という、命令を出しました。
しかし、帝国軍は(既に先鋒と、待ち伏せを含めて全軍の6割を、失ったと言っています)自らの失態と敵の情報を与える事無く、諸国連合だけに損害を出させたのです。





〈結果としてこうなる事は、目に見えていました。〉





〈何故凝りもせずに、2度目の攻撃なのか?
挙げ句に「あるいは夜襲でなら!」とは‥‥‥〉





〈74式戦車には、巨大な赤外線投光器が取り付けら
れていますが、それを利用しなかったのは必要がな
かったのか、回り込まれた為なのか?(74式を回し
て来るまでもない?)それとも、照明弾と暗視装置
付き照準等で充分と、判断された為なのでしょうか?〉









〈近代戦でも野戦は、敵味方にとって危険です。なにしろ、
昼間ほどには良く見えませんから、とにかく自分の為に
敵を殲滅する以外に、効果的な対処法はありません。〉


〈王国連合で最も有能な王が、危機を察知しますが時既に
遅く、木製の盾や薄い金属製の鎧(青銅製かも?)は、自衛
隊の5.56ミリ小銃の格好の餌食です。更にそこに、距離方
位測定が完了した、擲弾筒や砲弾が打ち込まれれば‥‥‥〉




〈そして翌朝、主人公達自衛隊員が見に来ると‥‥‥〉

〈折れた弓、切れた弦。一体何だったのか?〉

〈「一体、俺達はどんな国と戦っているんだ!?」
辛辣で真剣な自問自答に、もちろん回答はありません。〉



〈ありゃ!?ここまで、まだ半分終わっていない?
うんじゃ、その他モロモロ一気に飛ばして!〉

〈「うわーァ、山火事。大自然の驚異って奴?」という周辺の
状況偵察と、出来れば付近住民との意志疎通や、産業状況
なども調べてこいと!と、追い出されるように前線基地を出た、
主人公一隊の前に有るはずの森が盛大に燃えています!〉

〈「いえ、あれは自然災害というより怪獣映画です!」
「ありゃ、本当だ!」「首1本のキングギドラ?」ッて何悠長な
会話しているんでしょうねェ~。で、呆れた女性部下(栗林)
にどうするのかと問われて?一緒に来てくれる?と聞き返す
伊丹(いたみ)隊長は、「嫌です!」の一言で一蹴されます。〉



〈生木の森(山でも)を焼き尽くし燃やし尽くす為には、気
象条件の他にも必要な物があります。土はもちろん木の
根すら、残らず焼き尽くす火力です。そしてその火力の前
に、人間の成す術はありません。もし、あの森に住む人が
いたらどうなるか?想像の余地は、ありません。〉

〈満足気に飛び去る巨大ドラゴンを見送りながら、隊長が
呟きます。「あのドラゴン、無差別に森を焼く習性があると
思う?」それが何かという部下の声を制して、隊長は「前
の村で聞いただろう?あの森には集落があるって」の声と
同時に、隊員全員車両に乗って森に向かう用意をします〉

〈大火事の後には大雨が降るという、限定的気象現象の
法則通り大雨が降りすぐに止んで、状況確認は楽になり
ました。ですが、それでもまだ煙が燻る(くすぶる)ほどの
高温で村は焼き尽くされていました。およそ100人余りが
犠牲になったと考えられ、生存者は居ないと考えられます。〉


〈ところが唯1人、井戸の中に人が浮いていました。このドラゴ
ン災害で唯一の生き残ったのは、でも希少なハイエルフでした。〉
いやはや、この分だといつ第6話やそれ以降について、記事に出来るのか‥‥‥少なくとも、第6話は何とかしたいと思います。
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theme : GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
genre : アニメ・コミック