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TVアニメ・シリーズ『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』の第6話を見て凄いッと思った事!



この物語のTVアニメシリーズGATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり第6話戦女神の騎行を見て、正直愕然としました。
それはこの時の、帝国皇女ピニャの心情と、ほぼ同じだと思います。

人が抗(あらが)えぬ絶対的な暴力全てを叩きつぶす力誇りも名誉も全てを否定する・・・これが、女神の蔑(さげす)みなのか?人が何て無価値で矮小で無意味なのか!?


http://www.amazon.co.jp/b?_encoding=UTF8&camp=247&creative=1211&linkCode=ur2&node=562020&site-redirect=&tag=blogsonetn046-22">GATE</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=blogsonetn046-22&l=ur2&o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />" target="_blank" title="<strong><span style="color:#CC0066">『</span><span style="color:#6600FF"><span style="font-size:large;"><i>GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり</i></span></span><span style="color:#CC0066">』</span>">GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
(Amazonリンク済み)



ビデオA表紙


http://blog-imgs-78.fc2.com/a/o/n/aonow/20150819020612fb9.jpg" alt="ビデオA表紙" border="0" width="450" height="638" />">第6話戦女神の騎行

さて前回は第2話で主に陸上?戦力ばかりが目立つ内容でしたが、今回はタイトルと物語内容のノリの通り航空戦力
それも陸上自衛隊が中心ですので、基本ヘリコプター部隊にばかり結果として話題集中です。
ですがその前に、もう一度陸上自衛隊の主な装備武器を、確認しておきます。なお戦車と同じく、基本的に純日本ライセンス製品は、輸出が難しいので(2015年8月現在)輸出販売用大量生産によるコストダウンは難しく、世界中で最も高価な武器弾薬だそうです。
しかも、輸入武器・兵器の必然的なお得意さま(この場合、意味が逆じゃないところがポイントです)某兵器大国アメリカでは、自国用の純正品より性能や仕様など2~3割引の品物を、2~3割り増しで売っているという・・・ウワサのある!超大国です。

そして、おさらいとして改めて、世界中から評価の高い。
でも売れないし、その為単価は上がるのに、予算の関係もあって毎年大量に入れ替えは出来無い、《89式5.56ミリ自動小銃》が、こちら。


陸自89式小銃2

〈固定銃床の通常型〉

陸自89式5・56ミリ2

〈空挺部隊用?銃床折り畳み式〉


64vs89A.jpg

〈89式(奧)と7464式自動小銃(手前)〉


7-62vs5-56.jpg

〈5.56×45ミリ弾(向かって左)と
7.62×51ミリ弾(向かって右)
真ん中は30-30ウィンチェスター弾
(参考と言う事で全てレプリカです)〉


64-7・62ミリ弾倉A

〈74式7.62ミリ自動小銃弾層のレプリカです〉


《ここで登場する自動小銃はほとんどが、7464式のようです。
代替わりする新型の89式は取り敢えず、出番無しです》

《さていよいよ?ワグナー作曲の「ワルキューレの騎行」を外部
スピーカーから大音量で流しながら、昇る朝陽(目標が東門でし
たので・・・)を背にした陸上自衛隊航空隊が行きます!》


フリー百科事典ウイキペディア
AH-1 コブラ(AH-1 Cobra)は、ベル・ヘリコプター・テキストロン(ベル・エアクラフト)社が開発した、世界初の攻撃ヘリコプターである。
Wikipediaリンク済み



AH2A.jpg

AH1B.jpg

AH2C.jpg


〈今や攻撃ヘリコプターの代名詞です。
AH-1Sヒューイコブラ

AH-1F.jpg

〈三面図・人間1人幅ギリギリがよく分かります〉


常時2人乗り(幅99センチ!)ですが、正面被弾を極限まで押さえる為の、前後2人乗り(タンデム・コクピット)。
「このAH-1が採用したタンデム式コックピットや機首下面やスタブウィングに武装を搭載する兵装システムは、後に登場する各国の攻撃ヘリコプターのスタンダードとなった。」フリー百科事典ウイキペディアリンク済み

「次期主力多目的戦闘ヘリコプター」(になるはず)だった、AH-64D・アパッチの米本国での生産打ち切りによる、本体・部品の購入費高騰。時価資料ですが、AH-64D1機で約52億円!AH-1S1機で概ね25億円で、これも製造末期には48億円まで高騰したとか。
この為、現在(2015年8月)のところ具体的な陸上自衛隊の、次期主力(多目的)戦闘ヘリコプターをどうするのか?実は決まっていないようです。このAH-64D・アパッチは13機で、購入中止となりました。ですので、この物語に登場する事は無いでしょう。


AH64D11.jpg

〈これだけ武器を詰め込んで、燃料満タンにすればそりゃ
速度もAH-1S並に(良くぞ!)したもんだって、感じです〉


AH64D22.jpg

AH64D33.jpg



《物語上使用されただろう、航空部隊の主な火器です》

〈M200ハイドラ70ロケット弾ポッド〉
(ロケット弾19発入り×2)

M261AMG2.jpg


右端ミサイル

〈ヘルファイア対戦車ミサイル(左)1基
ハイドラ70ロケット弾(右)4本〉


奧ロケットポッド

〈AH-1Sのミサイルとロケット弾の取り付けポッド〉
註:この場合、ミサイルとロケットの区別は、自動追尾出来る
のがでミサイル、撃ちッ放しがロケット(誘導無し)だとします。

M197機関砲は、もともとアメリカ陸軍のガンシップによって運用するために開発された、電動式三砲身ガトリング砲である。





日本ではバルカン砲とガトリング砲が混同されることが多く、さらには、リヴォルヴァーカノンやチェーンガンなど、ガトリング砲ではない機関砲あるいは機関銃全般をも「バルカン砲」と称することも少なくない。
これらの用法は、本来バルカン砲が指す意味から外れる誤用である。〈一製品名としての「バルカン砲」〉「バルカン」とは、M61 ガトリング砲に付けられた製品名、つまり固有名詞であり、銃器の分類を示す一般名詞ではない。「バルカン砲」が指すのはM61シリーズのみである。


〈「バルカン砲」と「ガトリング砲」の違い〉

日本ではバルカン砲とガトリング砲が混同されることが多く、さらには、リヴォルヴァーカノンやチェーンガンなど、ガトリング砲ではない機関砲あるいは機関銃全般をも「バルカン砲」と称することも少なくない。
これらの用法は、本来バルカン砲が指す意味から外れる誤用である。




〈M61バルカンを3銃身に軽量化した
M197ガトリング砲×1(固定武装)〉

コブラ下機銃2

M197機銃A


〈20×102ミリ機銃砲弾〉

第二次世界大戦直後に、アメリカ空軍向けに開発された規格である。
ポンティアック M39リヴォルヴァーカノンで採用されたのち、M61バルカンでも踏襲された。

弾   丸 20×102ミリ
口   径 20ミリ
銃 砲 身 3連装
発射速度 730rpm



20×102

〈隣りは比較用の7464式自動小銃にも使用
されている、7.62×51ミリNATO弾です〉

註:基本的には、銃弾(口径)の直径が20ミリを越えると、砲弾扱いになります。



フリー百科事典ウイキペディア
多目的ヘリコプターUH-1航空機
Wikipediaリンク済み


UH-1J01.jpg


多用途ヘリコプターUH-1Jは主に兵員輸送に使われるが、仕様では4人までの搭乗員に11人までを輸送できるとあります。
輸送隊員は同時に全員が、64式自動小銃の射手として地上攻撃の援護(主役?)、場合によっては手榴弾も投下できます。


UH-1Jはベルとの共同開発をベースとしているが、80パーセントを国産技術としている。
UH-1Jは当初より、一部の機体が暗視ゴーグル対応コックピットで生産され、また、大半の機体は映像伝送装置か赤外線監視装置を搭載している。




UH-1JA.jpg

〈当然機乗隊員も、小銃等が発砲できます〉


UH-1J22.jpg

〈備えているのは、M2重機関銃の様です〉


車載用M2


12.7×99ミリNATO弾使用の、M2重機関銃。
この重機関銃用に開発されたのが50BMG(50口径のブラウニング・マシンガン用弾)第二次大戦中に主に戦闘機用の機銃とし
て開発されたものですが、天才ジョン・ブラウニング亡き後今日まで、その後を継ぐべき銃器が現れていません(開発計画や企画はあったようですが‥‥‥)。
なお、同様の仕組みを持つ7.62ミリ64式(小銃と同じ)車載機銃も、使用されています。


〈元祖M2重機関銃(今も現役です)〉

元祖M2


〈登場弾薬比較〉

機銃弾比較A

向かって一番右端の5.56ミリが、89式自動小銃で使用されているものと、同タイプの5.56×45ミリNATO弾です。
「308」と記されているのが、64式自動小銃でも使用されているのと、同タイプの7.62×51ミリNATO弾になります。
向かって左から2つ目が、現在の通常銃弾としてNATO規格最大の、M2重機関銃用12.7×99ミリNATO弾です。アメリカ人は親しみと誇りを込めて?50BMG弾と言うそうです。
向かって一番左端が、もはや砲弾とされる20×102ミリの、ここでは対戦車ヘリコプター搭載用機銃の、砲弾になります。


註:コメントで御指摘を受けるまで、「64式自動小銃」の「64(当然正式採用された1964年の事です)」を、74式戦車と同じく「74式」と上記部分以外は多くを誤表記していました。
改めて『7464』と、訂正させていただきましたが書き癖があるようで、他にも同様の間違いがあるかも知れません。
たぶん、「74式小銃」なるモノは存在しないと思いますが、慎んでお詫びと訂正をさせていただきます。もし他にも該当個所が有れば、《7464式》の様に、随時修正させていただきます。なお、コメントで御指摘下さった方には、心より感謝いたします。









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TVアニメシリーズ
GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
第6話戦女神の騎行






Gate Jieitai Kanochi nite, Kaku Tatakaeri... 投稿者 wuxiaspears


〈多目的ヘリコプター・UH-1 (航空機)人員輸
送が主体ですが、部隊長も機乗して『ワルキュー
レの騎行』の音楽を流しながら指示します〉


UH-1H01.jpg

UH-1J0B.jpg

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〈万全の態勢で今すぐにでも飛び立てる状態の、陸上自衛隊
航空部隊です。今まで出番が無いだけに、ノリが違います。〉

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〈ワグナーの有名な楽劇曲『ワルキューレの騎行』の
CDを大音量の外部スピーカーから高らかに流します〉


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〈先ずは戦神の使徒にして既に亜神たるローリー
対戦ヘリに勝るとも劣らない戦闘力が炸裂します〉


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〈その亜神に導かれるようにして、対戦ヘリ部隊が到
着し、まずはそのミサイルで城門上部を占拠していた、
武装盗賊集団を壁ごと破壊します。彼らが望んだ、
戦いと死とは全く無縁の形で‥‥‥〉


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〈城門付近に固まっていた盗賊集団は、完全に
分断され航空部隊はまず城門の外側にいる、
盗賊集団のみの殲滅を目的とします〉


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〈エルロイの神官には、まるでその到着と攻撃が分
かっていたような、落ち着きぶりです〉


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〈正直なところ、人間相手に対戦車ミサイルは、
かなり大人気?無いような気もしますが‥‥‥〉


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〈「敵対空兵器発見、装填前です」城壁の上に置かれ
た投石機。確かに、対空兵器ではありますが‥‥‥〉


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〈「目標を攻撃せよ」という命令と、「了解」という返事。
こういう場面で必ず聞く、フレーズでは有るんですが〉


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〈「よくやったビールを奢るぞ!」と言われても、素直に
喜べない圧倒的な戦力、火力の差による暴力‥‥‥〉


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〈そして門の中では、この世界おいては常識の範疇かも知れま
せんが、日本人自衛官からすると見かけとは無関係な、大人10
人でも持ち上がらない、斧と矛一緒にしたような武器でそれでも
元は戦士だった、盗賊団の槍や剣を薙払い。構えた盾ごと一気
に何人もを倒す。既に亜神というローリーが盗賊団を相手に
文字通り、縦横無尽に人ならざる力を一方的に発揮しています〉


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〈薙払った盗賊に背を向け、フッと一息付くエムロイの神官。
しかしその背後には、既に倒したはずの大男が‥‥‥〉


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〈その時、どうせなら撃てよという声が聞こえそうですが、気合い
と速度は申し分なく、大男に向かって銃剣が繰り出されます〉


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〈でもまだ大男は、倒れません。そりゃ、神官様の一撃で
も倒れただけ?だったんですから。ですが、これは銃剣。
もちろんこのままの状態で至近距離から、銃撃できます〉


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〈と言う訳でこの至近距離からの銃撃には、さすがに耐え切れ
なかったようですが、見かけ通り実に化け物じみた大男でした〉


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〈銃弾が無くなれば、小銃も鉄棒と同じ?相手の剣を
小銃で受け止めて、腹に向かって拳銃を撃ちますが、
どうやら余り効かないようです〉


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〈ならばと、いきなり顔面向けて撃
ち込むとは!栗チャン怖い!!〉


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〈ありゃ、2脚ポッドが壊れて外れた!
やっぱり良く壊すんだ‥‥‥〉


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〈背後で、せせっと敵退治をしている神官と、アイコンタクト!?〉

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〈直後に神官様に向かって、1発!でもこれはローリーの後ろに
居た敵に対する御挨拶。もちろん神官様も、承知の上(たぶん)〉


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〈互いに敵を仕留めつつ、見事な連係プレイが完成してます〉


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〈「まさか、あなたに背中を預けるとはね」と、声
にせずとも会話が聞こえて来そうなシーンです〉


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〈城壁の上にいた敵の指揮官が、背後からの攻撃で爆発に
吹き飛ばされ、偶然か神の御業(みわざ)かエムロイの神官
の持つ矛先に落下、串刺しになります。「これが戦いか!?
答えろエムロイの神官よ!」と血を吐きローリーの顔に垂ら
しますが、彼女は答えずにそのまま叩き伏せ止めを刺します〉


何を隠そうとも何も、城壁内側の防護柵の中で暴れ回っていたのは、死と戦いの使徒ローリーと単純直情武闘派一直線の、栗林ちゃんだけで隊長達は柵際で、射撃に徹していました。
そりゃ、織田信長の有名な「長篠の合戦」以来、火力で勝る方が格闘戦(近接戦闘)に突入する必要はなく、その為この火力の有る無しでは、戦闘は一方的になります。つまり栗林ちゃんは、生まれる時代か場所を間違えた?とも言えます。

そして場外の敵を掃討した対戦ヘリコプターから、「10カウントで城門内の敵を掃討する」という指示が来ます。
色々な場合が考えられますが、特に日本の自衛隊は燃料に神経質で、こう言っては何ですが戦闘ヘリにしても戦車にしても、戦闘モード時の燃費の悪さは「移動トレーラーで戦車を運ぶより悪い」と、言われています。それは兎も角、一刻も早く戦闘を終わらせたいのは誰しも同じで、隊長達は栗林や神官様を抱えたり担いだりして、退避します。


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GATE0656.jpg

〈20ミリ対戦機銃、生身の人間はもちろん、木製か鉄製の盾も、
余程分厚くない限り衝撃までは防ぎ切れません。仮に分厚い合
金の盾があっても、動かす事も衝撃を吸収する事出来ません。〉


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GATE0658.jpg

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GATE0674.jpg

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〈チャンと内側の味方に被害が出ないように、その横か
ら背後に回って敵だけを文字通り、掃討して行きます〉

GATE0678.jpg


GATE0661.jpg

〈「バケモノ‥‥‥」初めて見る対戦ヘリコプターとその力に、
騎馬と弓槍に剣での戦いしか知らなかった皇女達は呆然です〉


GATE0662.jpg

〈「鋼鉄の天馬‥‥‥何なのだあれは!?」という皇女の
呟きが聞こえるハズも無く、戦闘ヘリはサッサと戻ります。
2人乗りのAH-1は、余剰人員も居ませんので、用が終
われば特に必要がない限り、速やかに戻ります。燃料が!〉


GATE0663.jpg

〈戦後処理の為、医療班も含めて次々とヘリから降りてきま
す。UH-1は物資や人員輸送がある意味で本来の目的で
すので、対戦ヘリコプターと違ってこれからがお仕事です。〉


GATE0664.jpg

〈「人が抗(あらが)えぬ、絶対的な暴力。全てを、叩き潰す力。
誇りも名誉も全てを否定する‥‥これが、女神の蔑(さげす)
みなのか?人が何て無価値で、矮小で、無意味なのか!?」
絶対的な暴力には、屈するしかない事》を知った恐怖です
が、忘れたのか彼女の帝国もまたそうして来たハズです。〉


GATE0665.jpg

〈偶然か、皇女の目の前に指揮官のヘリコプターが、その正面を
向けます。その姿に、帝国の第3皇女は思わず下がっています〉

GATE0666.jpg

〈自らの知る力を超えた、圧倒的で絶対的な暴力を前
に、気位の高い皇女ですら自らの体が震えるのを、
自らの両手で抱きしめても止める事は出来ません。〉


GATE0667.jpg

〈何事もなかったかのように、悠然と編隊を揃えて戦闘ヘリが
先に帰ります。2人乗りのヘリは、戦闘がなければ用なしです。〉


GATE0668.jpg

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〈夢中になって抱えて逃げた為に、ローリーの何処を
持っているのか、隊長さん良く考えていない用ですネ。〉


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〈せっかく半神の御身自ら、合図をして挙げたのに気付かない
所か、より激しく大胆な行為に至ってしまった事に気付かない?〉


GATE0671.jpg

〈ここで画面暗転、隊長の悲鳴と肉を叩くような音が‥‥‥〉


GATE0672.jpg

〈後半開始早々、見事なKOパンチの跡を残して、事務的な
事後処理始まりましたが、隊長はほぼ意識不明のようです。〉



と言う事で、まだ物語としては半分残っていますが、一番ショックを受けた盗賊団に対する援軍。
対戦車ヘリコプターによる、圧倒的な火力と相手からは届かない、小銃による空からの一方的な攻撃。マァ、そもそも相手が「我らここに戦場を得たりッ!」と言い、「殺し殺されるのが戦いだッ!」と公言し得憚らない相手では、話し合いも何もなくて、流血の惨事は免れないところでした。
戦争や、兵士とは無関係な街を襲い、最初から略奪と殺戮を目的としているのでは、エムロイの神官でなくても、「これがあなた達が望んだ戦いの末路どう本望でしょう?」と、言う事になります(確か2話3話の以前のシーンに、「街でも襲いに行こうッ!」と夜中の焚き火で気勢を挙げていた、同様の傭兵崩れ達がたまたまローリーに行き会ったばかりに、エムロイへの捧ものとして、全滅?させられました)。

にも関わらずこのような一方的な、帝国第3皇女ピニャ姫が言っていたような、「人が抗(あらが)えぬ絶対的な暴力全てを叩きつぶす力誇りも名誉も全てを否定する~」しかし、究極の集団と集団と武力で激突した場合、その戦力兵力が拮抗していればともかく、日本で初めて織田信長が長篠の戦いで実現した。これは世界的にも、火力による圧倒的で一方的な戦いで、世界の戦史史上でも稀な戦いだったそうです。
このように、片方が遠距離からの一方的な攻撃のみに撤した場合、接近戦に持ち込めない方は一方的に負けてしまいます。言い換えれば、一方的な虐殺です。ただこの物語の場合、この時点で盗賊団はそれこそ「妥協の余地の無い一方的な略奪と破壊!そして虐殺!!」を宣告していたのですから、恨むのならば自分よりも、強い相手それも一方的に、触れる事も出来ずに殺されてしまう相手が、この世に?いる事を知らなかった。知る余地が無かった事を、恨むしかないでしょう。

死と戦いの半神として、自ら一方的な戦いに身を投じた、神官はまさに自らが一方的に勝利しながら、その残酷さを理解できない盗賊達に、勝手な言い分には耳を貸さなかったのでしょう。
皇女の感想も、確かに高潔かも知れませんが、それもそれまで自分の国が行ってきた事を省みれば、「おこがましいッ!」の一言で終わるのでしょう。結局正しい戦争など、有りはしないのです。
それを現代のと言うよりも、現在の物語として描いたこの作品は、じつに得難い作品だと思います。







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theme : GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
genre : アニメ・コミック

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comment

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御指摘に感謝します!

> 74式小銃じゃなくて64式7.62mm小銃な」 

HINAKAです。

御指摘、ありがとうございます。
急ぎ気の付いた部分は、訂正させていただきました。

ただこのように、ありがたい御指摘で有ればこそ、書き込み必須の「ハンドル・ネームを含んだお名前」と、御連絡の取れる「メール・アドレス」か何等かの「URL」は、是非頂きたかったと思います。

本当に、ありがとうございました。

74式小銃じゃなくて64式7.62mm小銃な
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プロフィール

HINAKA

Author:HINAKA
『あんのんブログPart2・HINAKAの戯れ言』です。
本来は、『あんのんブログ・HINAKAの雑記』としてSo-netブログであったものが、So-netブログから追い出されて、ここで新たに構築するモノです。

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